
12月23日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では朝日新聞の今野忍記者と選挙芸人の山本期日前氏が気になる政局ニュースを解説!高市早苗総理の「兄貴分」ともいわれる自民党の古屋圭司・選対委員長が解散総選挙に言及!その発言の意図をひもときながら時期を予想します!また、高市政権の内閣広報官に、安倍晋三元総理の秘書官を務めた佐伯耕三氏を起用した狙いとは?
※編集部より12月26日訂正:今野記者の発言中にある今井尚哉氏の発言は「安倍さんの造物」ではなく、正しくは「安倍さんの臓物」です。深くお詫びし、訂正いたします。
朝日新聞・今野忍記者(以下、今野記者):週末の政治家の発言って僕、結構大事だと思っていて。ニュースにするところとしないところがあるんですけど、(自民党の)古屋(圭司)選挙対策委員長が週末、高市首相は仕事師だ。通常国会で成果を上げ、国民から評価され、最も良いタイミングで衆議院解散に打って出るだろう、と。

古屋さんといえば、高市さんの「兄貴分」ですよね。非常に近い人で、首相動静に出なかったとしても、2人でも電話とかで話してると思います。こういう発言を古屋さんがする時に、当然、高市さんに断らずに勝手に言うことはない。解散は総理の専権事項だからね。ということは、これ来年の冒頭(解散)はないってことだよね
「通常国会で成果を上げて」と言うと、来年の国会が1月23日召集って言われてるんですよ。そうすると、1月23日に開会して予算を通す。国民民主党さんも予算には賛成すると言ってるから、3月に終わる。で、4月からおそらく「高市・維新銘柄」の法案、定数削減は僕は無理だと思うけど、他のはやると思うんですよ。スパイ防止法とか国家情報局とか、いわゆる経済安全保障系、「強い日本を作る」ための保守系の法案ですね。参政党も巻き込んで。そうなると、そういうのを4月・5月にやって、6月ぐらい。通常国会は150日間だから、6月末か7月前半に閉じるでしょ。そうなると、ワンチャンあり得ますよね
山本期日前氏(以下、期日前氏):ありますね、夏。松田馨さんも「予算の後」という風に言われていました

今野記者:でも、自民党の中には「やらないだろう」という人もいる。高市さんは解散全く考えてないから
期日前氏:高市さんは本当に選挙興味ないというか
今野記者:うん、政策をやりたい人だから
期日前氏:古屋さんが「高市総理は仕事師だ」と言った瞬間、一度テンション下がったんですけど(笑)、最終的には「最も良いタイミングで解散に打って出るだろう」というのを自民党の選対委員長が言ったというのは、まあ僕ら(選挙業界)にとっては「朗報」かなと
今野記者:朗報(笑)。選挙で飯食ってるもんね
期日前氏:あんまりはっきり言語化されるとイメージが……(笑)
今野記者:いやいや、悪くないですよ。選挙は大事です
期日前氏:なるべく国民に民意を問うた方がいい。ただ、高市さんは基本(解散を)言わないけれど、おそらく周りの人が風を吹かせて牽制させたり、仕掛けてくると
今野記者:やっぱり1回選挙をやらないと。参院選のあとに総理総裁も連立の枠組みも変わっていますからね。前回の衆院選は石破(茂)さんでやっているわけです。高市さんは支持率が75%もありますが、まだ(総選挙での)民意を得ていない。1回勝てばより強くもなれるし。でも、支持率75あって、そんな簡単には落ちなそうな雰囲気もあるけど本当わかんないですよ。この世界。岸田さんがそうだったでしょ
期日前氏:あの”ゼレンスキーサミット”(2023年5月のG7広島サミット。ウクライナのゼレンスキー大統領が参加したことが話題に)のタイミングで解散してれば間違いなく勝ってましたよね。
今野記者:あの時、支持率60くらいあったもんね
期日前氏:一応、岸田さんは負けていないんですよね
今野記者:そう、選挙には負けてない。サミット後にやらなかったかと言うと、次の年の総裁選までなるべく解散を引っ張って、民意を得た「総理総裁」として総裁選やりたかったから。そしたら誰も文句言えないだろうと。でもその前に(党派閥による政治資金の)問題が出ちゃって
期日前氏:あの時は公明党との関係や、2023年の統一地方選の疲れも考慮してて難しかった
今野記者:結論を言うと、高市さんも支持率が高いから「いつでもいい」と思うかもしれないけれど、あまり総裁選にくっつけるよりは、やれる時にやっちゃった方がいいのかもしんないよね。本来は4年の任期があるんだから、僕は解散を1〜2年でやる必要はないけれど、今回は連立枠組みも変わったし、定数削減とかやるなら1回選挙をしないと厳しいかなと
期日前氏:歴代の総理って、選挙が近くなったら「大盤振る舞い」をするイメージがありますけど、高市さんは今の時点から結構「大判振る舞い」というか

今野記者:積極財政だからね
期日前氏:そう。だから、解散前になにかやったとしても「選挙対策だ」って思われないような、新しい総理像ができてるんじゃないかなと思ってます
今野記者:内閣広報官が人事が決まったね、佐伯さん
期日前氏:注目すべきポイントとしてどういったところがありますか?
今野記者:もう完全にこれ安倍さんの最側近だった今井尚哉・筆頭総理秘書官の流れですよね。安倍政権で「安倍さんの臓物」と言われた人。豊臣秀吉に例えるなら、石田三成が今井さん、軍師の(黒田)官兵衛が菅(義偉)官房長官。あっちは大名だから、菅さんも国会議員で一国一城の主だし。本当に最側近で総理の執務室のすぐ横にいて「俺は安倍さんの臓物だ」と言ったのが今井さん。その今井さんの「秘蔵っ子」が、佐伯(耕三)さんなんですよ。
佐伯さんは、安倍政権で42歳という最年少で総理秘書官になった人です。今50歳になられて。今井さんが内閣官房参与で、高市さんのアドバイザーとしているから、「安倍官邸を模した」みたいな
期日前氏:(高市内閣が)できたタイミングで言われていましたけど、よりそれが強化されたなと
今野記者:そうだね、安倍官邸に近い人が今の官邸に入っている中で、今回また佐伯さんも加入したんだなと。やっぱりシンボリックな安倍官邸を支えた1人なんでね。簡単に言っちゃうと、安倍総理のスピーチライターだった人ですよ。高市さんは割と自分で(原稿を)作るタイプだけど、「安倍さん的なスピーチ」が高市さんにも出てくるのかなと。
期日前氏:あの「ジューシー」も佐伯さんが言わせてたってことですか?
今野記者:ん?
期日前氏:安倍さんの安倍さんが何かを食べたとき、絶対に「ジューシー」って言うじゃないですか

今野記者:ああ、「ジューシー」ね(笑)。あれは安倍さんのなんじゃないの?そんなに言ってたっけ?でも確かに色々なもの食べてた記憶はあるかな
期日前氏:これがもし戦略でやってたとしたら
今野記者:高市さんも今後「ジューシー」って言い出すのかな(中略)この内閣広報官は事務次官級ポストです。50歳にして局長も経験していないのに局長を飛ばして、2~3階級特進くらいの出世ですよね。同期の中でも圧倒的じゃない。これから、記者会見の演説、あとSNSなんかも佐伯さんが担当するのかな
期日前氏:発信の部分を
今野記者:面白いですよ。だってこの人、予算委員会かなんかで野党をヤジってめちゃくちゃ怒られたことがあるから
期日前氏:え、スピーチライターが自分が前面に出て批判したんですか?
今野記者:前面ではないんだけど、総理の横でいろいろ紙を出したりしている時に、野党にヤジられたのか、言い返したりして
期日前氏:すごいですね。結構、武闘派ですね
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