
10月12日に告示された玉野市長選挙には、元職の黒田晋(くろだ・すすむ)氏(62)、立憲民主党・国民民主党が推薦する現職の柴田義朗(しばた・よしろう)氏(64)、新人の福本崇(ふくもと・たかし)氏(43)の無所属3名が立候補しました。投開票は10月19日に行われます。
今回は柴田市政の是非、小中学校の再編の是非、子育て支援策、地域振興策などが争点と考えられます。
黒田氏は玉野市出身、専修大学法学部卒業。衆議院議員・加藤六月氏事務所を経て、1995年から玉野市議会議員を3期10年間務めました。2005年の玉野市長選挙で初当選、以降4期連続当選。今回は8年振りの立候補となります。
黒田氏は以下の政策を掲げました。
「メイド・イン・たまの」
その1 「ひとづくり」
◎まちづくりの原点はひとづくりです
玉野の子供は玉野市で責任を持って育てるその第一弾として、小学校・中学校の給食費を無償化します。(財源は玉野競輪からの繰入金で対応)学校の統廃合については市内に様々な意見があります。私自身は学校(特に小学校)は学びの場だけでなく地域の文化等をつくる中心的な拠点であり、保護者や地域の皆さんとしっかり議論をし合意のもと進める必要があると思います。一方で一定数での学習環境を望まれる保護者の声にスピード感を持って対応するためどこに通学するかは保護者の選択制として無条件で学校を選べる制度を確立します。
将来的には玉野市内に公立高校を必ず残す必要があります、統合を議論する中で高校も含めた検討が必要です。(例えば中高一貫校、ゆるやかな附属中学校、小中高の学園化、新しい義務教育学校等を進めます。)
◎全世代・全員活躍型・生涯活躍のまちづくり
誰もが安心して暮らせる地域コミュニティと日常生活サービスを維持するため、年金暮らしの方や、障がい者の方々等も、好きな時間・場所で仕事ができて所得が得られて生活が安定するような、雇用・生きがいづくりの場を創出します。その2 「安心・安全、エネルギー・環境」
◎「停電」のない新たな防災まちづくり
近年、激甚化する豪雨災害や南海トラフ地震等に備え、市内企業と連携し、「メイド・イン・たまの」の地産地消エネルギー・蓄電池等を活用した「停電」のないまちづくりをすすめ玉野モデルを全国に発信します。◎廃棄物等を地域資源として活用する地域循環経済への移行
市内から出る廃棄物等を地域資源として活用した付加価値創出と、高齢者・障がい者等の新たな雇用創出を両立させた、「メイド・イン・たまの」の地域循環経済を創出します。(具体的には最近注目されている都市鉱山と言われている パソコン 携帯電話 小型家電等のリサイクルにより金・銀・銅・レアメタルの回収を市内で行うことで、雇用の場・付加価値の創出を実現する仕組みづくり)「たまの」版ゴールドラッシュ!!
その3 「交通、デジタル技術」
◎地域公共交通の再構築
全国モデルとして注目されたシーバス・シータクも地域のニーズに対応出来なくなっています。大胆な見直しを行い、自動運転と既存の公共交通を融合させた形で、市民の皆さんが安心して移動できる交通網を確立し、「メイド・イン・たまの」の地域公共交通を再び全国に発信します。◎ドローンや自動配送ロボットを活用した物流網の維持
気象条件に恵まれた玉野市でドローンやロボットの実装実験を行いたいとの声が多く寄せられています。このチャンスを活用し遠隔監視・操作が可能なドローンや自動配送ロボットの社会実装を進め、「メイド・イン・たまの」のデジタル技術✕地域課題の解決を玉野から発信します。
実装実験のまち「たまの」
◎農業・水産業、商工業へのスマート技術の活用
民間事業者と連携してAIなどスマート技術を活用し生産性向上、担い手確保等の課題解決を進めるとともに事業者の相談窓口を強化し「メイド・イン・たまの」の新たな地方経済の形を発信します。国が計画している国立造船所を玉野市に誘致する活動を強くアピールし、全力で取り組みます。
その4 「行財政改革・市役所改革」
◎新庁舎におけるスマートオフィス改革
市民の皆さんの希望に沿った窓口対応となるようフロントヤード(直接対応する窓口)改革を進めるとともに、市役所職員の能力を最大限発揮できるよう、スマートオフィス改革を推進し、市民の役に立つ所を確立します。◎「攻め」と「守り」を両立した行財政改革
表面的な行財政改革ではなく、玉野市が将来的に持続可能な形で運営していくためにも、「攻め」と「守り」のメリハリを利かせた中身のある行財政改革を推進します。新たな特産品の開発による「ふるさと納税」増加、移住・定住の促進、インバウンドの取り込み等「稼ぐ地方都市」を実現します。スピード感を持って事業仕分けを行い将来必要な事業と不要な事業を明確にします。
行財政改革を進めるため市長等の特別職の給与カットを進めるとともに市長退職金の大幅カットを提案します。
柴田氏は玉野市生まれ、中央大学法学部法律学科卒業。岡山県に入庁し、観光物産課総括副参事、総務学事課総括参事、中山間・地域振興課長、子ども未来課長、保健福祉部福祉政策企画監、保健福祉部次長、公立大学法人岡山県立大学副理事長 兼 事務局長を歴任しました。2021年の玉野市長選挙で初当選、今回は2期連続当選を目指しての立候補となります。
柴田氏は以下の政策を掲げました。
1 安心して子育てや教育ができるまち
○妊娠、出産、子育てへの切れ目のない支援や環境整備
○子どもや親同士が交流できる遊び場づくり
○子育て、教育にかかる費用負担の軽減
○子ども食堂など子どもの居場所づくりへの支援
○学力向上とグローバル教育の推進
○すべての子どもが安心して教育を受けられる環境確保2 いつまでも元気で安心して暮らせる健康長寿のまち
○健康づくりや認知症予防、歯科健診の促進による健康寿命の延伸
○障がい者への理解と社会参加の促進
○シーバス、シータクなど地域の公共交通の充実
○災害情報の迅速・確実な伝達と避難所の環境向上
○イノシシなど有害鳥獣対策の強化
○防犯カメラの設置など防犯対策の強化
○空き家対策の推進3 未来を築く活力あふれるまち
○企業誘致とスタートアップ支援
○地元企業の魅力発信、UIJターン就職の促進
○瀬戸内の島々へのゲートウェイとなる「新生宇野港」に向けた取り組み
○産業とアートを組み合わせた「瀬戸内産業芸術祭」の開催
○農林水産業の振興と特産品のブランド化推進
○自転車イベントやサイクリング環境の整備による自転車のまちづくり
○市の公式キャラクター「ののちゃん」によるPR強化4 自分らしい生活や豊かさを感じる“ウェルビーイング”のまち
○文化の拠点施設(新市民会館など)の整備
○市民が気軽にスポーツや文化活動ができる環境整備
○貴重な歴史遺産の保存や伝統文化の継承活動の支援
○若者や女性をはじめ、多世代がつながり、交流・活躍できる協働のまちづくり
○環境や美しい景観に配慮したまちづくり5 市民に信頼され、持続可能なまち
○道路整備やインフラの老朽化対策
○デジタル化による市役所の窓口業務などの改革
○移住定住促進のための情報発信ときめ細かな相談・支援
○市民との対話、市政に関する情報発信
○市民センターの機能の見直しと整備
福本氏は玉野市生まれ、玉野市立玉野商工高等学校卒業。船舶部品メーカーの社員等を経て、2023年の玉野市議会議員選挙で初当選しました。
福本氏は以下の政策を掲げました。
①みんなに見える税金の使い道
お金の流れを徹底的に「みんなに見える化」する。②みんなで考える
公開した情報を並べ、課題をSNSで積極的に配信し、あるべき形を考える。ライブ配信討論会、AIによる分析によって「政治は面白い」と感じる市民参加型の街にする。③すぐに実行する
年功序列ではなく問題解決実績を評価し、職員が一丸になれる玉野市役所をつくり、優良企業にも負けない達成型の組織にする
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