世界一のお祭りに行ってみた。後編【ARTICLE】
2016/12/14
日本維新の会は現在の国会で、「社会保障改革」と「政治改革」という二つの大きな課題に取り組んでいます。どちらも国民の生活に直結する重要なテーマですが、実現には多くの障壁が立ちはだかっています。3月15日放送の「選挙ドットコムちゃんねる」に出演した日本維新の会政務調査会長・青柳仁士衆院議員は、その困難さと意義について詳しく解説しました。
日本維新の会は、衆院選で少数与党となった自民党・公明党に対し、新年度予算案への賛成の条件として「高校授業料の無償化」と「社会保険料の引き下げ」を要求しました。その結果、来年度以降の高校授業料無償化は実現したものの、社会保険料の引き下げについては「協議体の設置」にとどまりました。
維新は、医療費総額を年間4兆円削減し、現役世代1人当たりの社会保険料負担を年間6万円引き下げる改革を提案しています。青柳氏は、「現役世代の手取りを増やすには、所得税の削減よりも社会保険料の引き下げのほうが効果的」と指摘。減税政策が注目を集めやすい時期ですが、「長期的に見れば、社会保険料を下げることで手取りが増え、国民が幸せになれる」と述べ、社会保険制度の抜本的な見直しの必要性を強調しました。
この改革を実現するためのカギとなるのが、以下の施策です。
しかし、これらの改革には既得権益層の強い反発があります。特に、医師会や医療関連団体は保険適用範囲の縮小に慎重な姿勢を崩しておらず、社会保障改革の実現には高いハードルがあるのが現状です。
もう一つの大きな課題が「政治改革」です。今国会では、企業団体献金のあり方が議論されており、その存続をめぐって各党の意見が分かれています。
日本維新の会は、政治資金の透明性を向上させるため、企業団体献金の全面禁止を主張。自民党が業界団体からの献金を受け取っているために社会保障改革が進まないとし、「企業団体献金は社会保険料が下がらない根本的な要因になっている」と厳しく指摘しています。
3月11日には、維新が単独でまとめた法案を提出しました。そこでは、
といった内容が盛り込まれています。青柳氏は、憲法に規定されている政治活動の自由を侵害しない範囲で、「最も厳しい案」と説明。
しかし、この改革は企業団体献金を受け続ける政党にとって大きな痛みを伴うもので、反発は必至です。加えて、国民の関心が低いため、改革の優先度を上げること自体が難しいという課題もあります。それでも青柳氏は「改革の志を持って国民のためによりよい日本を作ろうと思ってやろうとしていたことが阻まれていることが1番の問題。だから、そこを正そうとしている」と訴え、野党でまとまって改革を進めようと呼びかけています。
日本維新の会は、今夏の参議院選挙に向けて、与党の過半数割れを目指し、野党共闘や政策連携の可能性を探っています。維新を含む改革勢力が今後どのように政治の流れを変えていくのか、その動向に注目が集まります。
選挙ドットコムちゃんねるは毎週火曜日から日曜日に公開!
ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします