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2024年12月4日に公開された動画のテーマは「河村たかし流『減税政策』」
日本保守党の河村たかし共同代表が、名古屋市での減税政策の結果を踏まえながら、国政での減税政策のあり方を熱く語りました。日本に金がないという前提でいるからダメ?減税の効果は仁徳天皇の治世からも明らか?ぜひご一読ください。
【このトピックのポイント】
国政でも減税に関する話題が始まっています。今国会でいうと「103万円の壁」の問題については「いいじゃないですか」とコメントする河村氏。
河村たかし氏「税率下げてもらったほうが。消費税を下げるのが、もっとはっきりしているけれどね」
河村氏は、日本に金がないという前提でいるからいけない、と語り始めます。
河村氏は、「バランスシート不況」の言葉を生み出し『「追われる国」の経済学』を著したリチャード・クー氏が、日銀の当座に500兆円あると指摘していることを紹介。
ただし、このお金は、財政法4条のもと、公共事業でしか使えないというルールになっています。
河村氏「政治をやるとわかるけれど、かえって使えないほうがうれしいんですわ。カネがないといったほうが」
河村氏は、議員に頼みごとをするのは、役所に無理を言ってほしい時だと指摘。政治家にとっても財政が豊かでないほうが都合がいいのだと説明します。
河村氏「カネがようけあるからどうぞというと、議員がなくなるの。財政危機でお金がないと、だけどワシが骨を折るからというわけですよ」
河村氏は、お金がないと言いたくなるのは「国の言うことに従っておけば楽な人生が待っているから」と喝破します。
河村氏「国が(103万円の壁対策で)7兆、8兆かかるのでこんなことできないといった時に、うちもそうだと呼応しておく。全体にお金がないからわしらを大事にしろ、頭を下げろ、大事にしろと言いやすい」
税収減を補うために恒久財源を求める声もありますが、河村氏は、民間の500兆円を使い、特例債を発行すれば、財政法4条の枠も外すことができると提案します。
河村氏は、国政で取り組むべき減税は、消費に直接効果がある消費税がわかりやすいとし、消費税減税を目指し、国会で活動すると語ります。
河村氏「財政危機はウソなんだ。実はお金があって、投資に使われない金がある。それを使っていくという議論」
借金をすることで発生する利息については、利息を支払う努力が資本主義社会を発展させてきたと説明。それ以上に、借り換えについてはこうした一言も。
河村氏「役所は借金なんて返したことがないですよ、正直言うと。借り換え借り換えで。民間だって、いつも借り換えさしてくれればそう苦労はいらんて。いつか儲かる日が来ますんで。だけど銀行は冷たいだろう?」
国会の中では給付を提案する会派もありますが、河村氏は減税を推します。その理由は。
河村氏「減税は構造が変わりますからね。経済学の基本で、減税より公共投資は乗数効果が高いといいますけれど、減税のほうが構造改革が起きるんですわ」
河村氏は、仁徳天皇の治世を語る「民のかまど」のエピソードを紹介します。
仁徳天皇がある日高台に登ってみると、人家の「かまど」から煙が立ち上っていないことに気づきます。そこで租税を免除し、自身は民の生活が豊かになるまで食事も着るものも倹約し、さらに、宮殿の屋根の茅さえ葺き替えなかったというエピソードです。
この時代の租税には、労役も含まれていました。河村氏は、仁徳天皇は最初は3年、様子を見てもう3年減税を行ったと紹介。
河村氏「辛抱したところで、民衆が集まってきて天皇の家を直してくださいといって、初めて家を直した」
仁徳天皇のエピソードでは、減税効果が生まれるまで6年かかっていましたが、河村氏は、名古屋市では4年目に税収が戻ったと紹介します。
河村氏「名古屋市の減税。100億円ずつの減税でも4年目に税収が戻る。人口が2割多い大阪(グラフ中の黄色)を一度抜いたこともある」
※グラフの中段、各都市が一斉に右肩上がりになったところは、平成30年度以降の府県民税からの税源移譲分です
河村氏「国はもっと早く戻る。影響が大きいもん。3年ぐらいでいっぺんに幸せになる」
減税を国会で実現するには、他会派の合意形成が必要になりますが、「それより総理になるほうが早い」と語る河村氏。
河村氏「みんなで話をしながら、一杯飲みながら広げてくだわ。飲むのはヒャーボール(ハイボール)だね」
歴史でも明らか?河村氏が名古屋市での実績をもとに減税政策を説く!
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