自由民主党の総裁選が9月27日に投開票され、石破茂氏が選出されました。衆議院議員の任期が残り1年を切る中で、新総裁の下で早期の解散総選挙が取り沙汰されています。選挙ドットコム編集部は現時点での衆院選の日程候補をまとめました。
現在、政治関係者や報道などで挙がっているのが以下の3日程です。
現時点で決定している今後の政治日程は、10月1日の臨時国会召集で、この日に「首相指名選挙」を行って新たな首相を選出(首班指名)する予定です。新首相による所信表明演説や各党からの代表質問などの日程・会期は9月30日の理事会で協議される見通しです。
標準的なスケジュール感でいうと、最速の候補1(10月15日公示、10月27日投開票)の場合は所信表明演説や各党からの代表質問を行わず、候補2(10月29日公示、11月10日投開票)であれば所信表明とそれに対する代表質問を行う見通しです。
臨時国会の焦点の1つである補正予算をめぐっては野党側から解散よりも先に審議すべきとの意見も上がっていますが、候補1,2ともに本格的な編成は選挙後になると考えられています。
また、11月の投開票のアメリカ大統領選後との案もありますが、11月には首相の外交日程、12月は来年度の予算案審議などに着手する必要があるなどの日程が盛りだくさんのため、その前の解散総選挙の可能性が高いとみられています。
総裁選の論戦の中で、新総裁の石破氏は解散日程については明言していないものの「なるべく早期に信を問うのも当然」との発言をしていました。
なお、前回の2021年衆院選の日程は「候補2」の形でした。2021年の総裁選で選出された岸田文雄氏は10月4日に召集された臨時国会での首相指名・組閣を受け、同日夜に10月14日の解散を表明し、11~13日の代表質問後の14日に解散。2021年10月19日公示、31日投開票となりました。
解散後はどのような流れで選挙が行われるのでしょうか。
衆議院の解散が行われると、すべての衆議院議員が議員としての資格を失います。公職選挙法第31条3項では「解散から40日以内に総選挙を行うこと」が定められ、同条4項では「総選挙の期日は、少なくとも12日前には公示しなければならない」と定められています。
政党トップが変わったのは自民党だけではありません。
9月23日には立憲民主党代表選で野田佳彦氏が新代表に、9月28日に公明党でも代表が交代して石井啓一氏が就任します。
与党と野党第一党の3政党のリーダーが変わる中で、今後1年間には衆院選、参院選、東京都議会議員選挙などの大型選挙が控えています。また、直近では兵庫県知事選も11月までに予定されています。
新総裁となった石破茂氏は地方からの支持が厚いことで定評がありますが、就任早々にその手腕が問われることとなりそうです。
裏金問題などの逆風の中で体制を一新する自民党に対して、野党勢力がどのように対抗していくのかも勝負を左右するカギとなります。
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10月15日公示 10月27日投開票の第50回衆議院議員選挙!
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