小池知事、自民党、自民党東京都連、それぞれの思惑と戦略~衆院東京10区補選で自民は若狭氏を公認か
2016/09/15
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。
2024年8月17日に公開された動画のテーマは「誰が自民新総裁ならキツい?」
選挙に向けた新しい顔として代表を選ぶのなら……「未知」という言葉を使った立憲民主党・西村智奈美代表代行です。新しい顔よりも、「今こそ政治を変える、本質的な議論」を訴える西村氏の「○○な議員」もご期待ください!
【このトピックのポイント】
西村智奈美氏は、1967年新潟県生まれ。学生時代に男女雇用機会均等法が施行され、先輩たちが一流企業の「総合職」に就職し始めた変化を間近で見た時代です。
先輩がたと同じように就職するだろうと思っていた大学時代に、ゼミ旅行で訪れた東南アジア。初めての海外滞在で、「自身の成長度合いが追いついていない」と衝撃を受け、即座に1年間の休学を決断。「タイ語もタの字もわからないままに(笑)」タイへ1年間語学留学のために渡ったそうです。
その後、大学院時代では交換留学でイギリスに留学した経験をお持ちの西村氏。経済成長前のタイとイギリス、異なる2か国で学んだ経験が「固定的でなく、比較対象がいろいろできたのはその時代にしかできなかった貴重な経験」と振り返ります。
その後、研究生活と新潟県議会議員を経て、2003年に衆議院議員に初当選。以降6回の当選を重ねています。民主党政権では外務大臣政務官、厚生労働副大臣を、現在は代表代行を務めていらっしゃいます。
2012年には落選を経験。2年間の浪人時代は地元を歩き、ミニ集会を開催した日々を「貴重な日々」だったと振り返ります。
西村智奈美氏「落選して地元に帰って、一種の永田町病に冒されていたことに気付きました。永田町の錆とかが身体についていたような気がします」
議員たるもの、人たるものこうでなければいけないという思いにがんじがらめになっていた。初心に帰ることができた機会だったと振り返ります。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして西村氏に回答していただきました。
恒例のゆるふわテーマ、「○○な議員3人」シリーズ。西村氏は「3人はなかなかなあ……(笑)」と悩みます。
ひとつめは、鋭い質問をする国会議員の方は。
西村氏「鋭い質問といえば、やはり共産党さん?鋭いですよねえ……」
と、なかなか個別のお名前が出てきづらい様子です。というのは……
西村氏「私たちは政党政治家なので、うちの党の議員の質問をすごく応援するし、『今のはいい質問だったよね』と言い合うことは多々ある。ほかの党の質問だと……正直言うと、そこまで身が入らないんですよ」
民主党政権時に、外務大臣政務官や厚生労働副大臣を務め、国会答弁にも出ていらした西村氏。政府の仕事をしていて厳しいなあと思ったのも、やはり共産党議員の質問だったと振り返ります。
思い起こしながら、名前が上がったのは2人の女性議員。
西村氏「阿部知子さん(衆院議員)の質問は結構ぐさっと来ますね」
共産党議員からの質問は、厚生労働副大臣の時に何回か答弁に立ったとのお話ですが、委員会に入っていた「高橋千鶴子衆院議員(共産党)の質問はなかなか鋭いな」と感じたと振り返ります。
「鋭い」と表現する裏側には、どのような思いがあるのでしょうか。
西村氏は「質問だから事実に即しているし、加えて、こうすべきではないか?という意味が入ってくる」と語り始めます。
西村氏「『こうすべきではないか』と言われる時に、心の奥底では自分もそうしたいよなと思っていても、いろいろなことでそれができない時、答弁には実は困るんですよ(笑)」
いっそ、反論できるような質問なら答弁しやすいのに、自分の心の中でも「『言ってること、すごくよくわかります……』という時の答弁がつらい」と西村氏は苦笑します。
MC伊藤由佳莉「ほんとはそうしたいんですよ、って言いたいですよね」
西村氏が副大臣を経験したのは、まさに東日本大震災の直後の時期でした。西村氏は、震災直後の政治の現場で直面した苦悩を、次のように振り返ります。
西村氏「どの党からということではなく、その時政府ができていないこと、そのあと災害などが起きると、私たちもこうするべきだと言いますけれど……」
西村氏「みんな一生懸命やっているのはわかっている。わかっているのをあと押ししようと思って質問するんだけど、東日本大震災のあとにそうした質問を受けると、どの党からということではないですけれども、すごく答弁に詰まるところがありました」
続いては「選挙が強い国会議員」は?
西村氏「……前原誠司さん」(3回つぶやく)
西村氏は、前原氏から直々に選挙活動について指南を受けた経験をお持ちなのだそう。
西村氏「具体的には、朝の駅頭活動。毎週月曜の朝、駅前で国政報告をやってます、って言ったわけですよ。そしたら『何分やってるの?』って」
チラシを配ることが多い首都圏の議員と違い、西村氏は30分間しゃべり続けていたのだそう。でも、
西村氏「30分ですと言ったら『うん、それは短すぎる。最低でも一時間』と。誰それさんはチラシ配りを2時間やっていると。2時間やらなきゃといいたいところだけど、しゃべっているんだったら1時間(と言われて)。それから1時間やっています」
それまで、朝8時から8時30分までだったのを、7時45分から8時45分までに伸ばしたのだそうです。
時間を延ばす意義を、西村氏は「根性ですかね……?」と首をひねりますが、時間を増やしたことで、地元の方に「西村氏の場所」という認知が広まったと語ります。
西村氏「1時間同じ場所に立っているので、地元のかたが『あそこの場所は、西村の場所』って言っていただけるようになりました。ほかの人が立っているのを見かけた人が連絡をくれたり(笑)」
ほかに「選挙が強い」で思い浮かぶ方は。
西村氏は、自身が敗れてしまった政権交代の逆風の選挙を振り返り、「あの時勝った人はほんと強いと思いますよね」と悔しそうに語ります。
西村氏は、選挙には候補者の能力や努力だけではない、「言ってみれば運」のようなものがあると力説します。
「構図がどうなるかでも、勝敗がずいぶん変わる」というのも運のようなものだと説明します。とはいえ……
西村氏「ただ、運は候補者の能力とか努力の上に乗っかってくるもの。運だけで勝っている人はいない。そういう意味でいうと、勝っている人はみんな強いと思います」
「他党ですよね……」と悩む西村氏は、しばらくして国民民主党の浅野哲衆院議員の名前を挙げました。
西村氏「いろいろ個人的な思いはあるのかもしれないけれど、大きな流れとして、政治を変えていこうという思いでは、共有していただいていると思っていて……」
「食事もしたことあるんですけど、なんていうか、面白い人ですよね」と紹介します。
MC伊藤由佳莉「大局を見据えて動けるかたが若い世代にいると、次世代につながるということですか?」
「つながるんじゃないかなと思います」と即答する西村氏。
一時期、合流を試みた立憲民主党と国民民主党。全体の合流には至りませんでしたが、西村氏は「私たちはまだできるんじゃないかと思っていて」と期待を抱きます。
西村氏「その時に浅野さんのような若手がいてくださるということは、私たちのモチベーションを維持する上で非常に大事な存在かなと思います」
ところで、与党の議員には、やはり厳しい目線を向けるのでしょうか。
西村氏は、法案審議の現場で、趣旨を同じくする与党議員がいながら、最後には質問のトーンが下がってしまうことを惜しみます。
西村氏「政府与党って一体になっている以上、(質問が)くるっと丸まってきちゃうので……せっかくそこまで質問をしているのだったらもうひとことくらい言ってほしいよな、と思うことが割と多いので……なかなかねえ、鋭い!というふうにはちょっと言えないですね」
政党という仲間ならではの問題なのでしょうか。
「キツいってどういう意味ですか?」と首を傾げる西村氏。
立憲民主党の代表選と同時期に戦いが行われる、自民党総裁選。次期衆院選を見据えた「顔」を選ぶ戦いになりますが、その時の相手として厳しいのは……?
「新しい顔」は自民党の選挙にとって弾みがつきそうですか?
「選挙の顔を変えるという意味でいうと、期待感の高まりで選ぶんじゃないかなと思うんです」と語り始めた西村氏。
「では、この中で誰が期待を集められそうかというと、私は正直言って『いない』ですが(笑)」とお茶目なコメントをしつつ、期待感を集められる人、という真意を明らかにします。
西村氏「すべてが明らかになっているというよりは、『未知の人』のほうが、選挙をやる上で、自民党の人たちが期待を寄せる可能性があるかなと思います」
代表選、総裁選から次の衆院選に流れていくことが予想されますが、どうなれば国民の信を問う選挙になるでしょうか。
西村氏「その場限りの争点ではなくて、少し長いスパンで日本の政治を振り返って、今回の選挙の争点設定をする形にしたいなあと思っています」
西村氏は、「今の日本の人口減少や経済の停滞は昨日今日始まった話ではなく、30年以上かけて進んできたものですよね」と語りかけます。
西村氏「本当にこの国、政治を変えないと、本当にまずいことになると思う。なぜこうなったのかということをよくよく考えて、その上で変えていこうという争点設定が、私たちができるかということじゃないかなと思います」
今だからこそ、本質的な議論を?
西村氏「本当は、やらなければいけなかったんですよ。できてこなかったし、私たちの政党も一回増えてまた減ってということがあったので、もう一回、本腰を据えて争点を作っていく。そういったことが必要だと思います」
自民の新総裁、期待感が高まるのは「未知の人」?いったい誰?立憲代表代行に聞きました!
選挙ドットコムちゃんねるは毎週火曜日から日曜日に公開!
ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします