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自民党・塩崎彰久衆院議員に聞く自民党改革の障壁とは?厚生労働省って大変?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

2023/10/12

選挙ドットコム編集部

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2023年10月11日に公開された動画ではゲストに自民党衆院議員の塩崎彰久氏をお招きし、党改革実行本部の成果と厚労省での仕事について語っていただきました。

党改革に障壁はあった?

【このトピックのポイント】
・党役員の多選禁止決定で二階俊博氏はぶちぎれた?
・党改革で自民党は初のガバナンスコードを制定。10年後はまったく違う政党に
・厚生労働省政務官はやってみたかった仕事

塩崎氏のプロフィールは以下の通りです。

弁護士として19年間活動してきた塩崎氏。2017年には自動車リコールの案件などを担当したことが評価されコンプライアンス部門のアジア年間最優秀弁護士を受賞しています。

2021年の衆院選で愛媛1区から出馬し初当選。今年9月の内閣改造で1期目にして厚生労働大臣政務官に就任しました。

MC乙武洋匡とは旧知の中で「あきくん」「おとちゃん」と呼び合っているようです。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして塩崎氏に回答していただきました。

党改革実行本部メンバーに聞く「党改革!障壁はあった?」

2021年の衆院選で初当選し、1期生とは思えない活躍を見せている塩崎氏。その活躍の1つが党改革で、塩崎氏は自民党党改革実行本部事務局長を務めました。

改革の成果として、塩崎氏は3つのポイントに言及します。

1つは党役員の多選禁止です。これは岸田総理が総裁選の公約として掲げていたもので、党役員の任期を連続3期までということを党の最高規範である党則で定めました。

MC乙武「マジで二階さんぶちぎれました?」

塩崎氏「私は怒りを直接受ける立場にはなかったので」

2つ目はガバナンスコードの導入です。統治指針とも呼ばれ、民間では上場企業のほとんどで規定されています。組織のあるべき姿を示すもので、政党としては初めての取り組みです。

ただ示すだけではなく、外部有識者を入れて遵守状況を年に1回検証することになっており、塩崎氏は政治のプロセスをルールで縛るという点が画期的だと説明。「党の力学が変わるような仕掛けが埋め込まれている」とコメントしました。

ガバナンスコードを制定するにあたって温度差や反対の声はなかったのでしょうか。

塩崎氏は、反対する考えもあったかもしれないとしつつ「最終的には当たり前のことが書かれたものとしてご納得いただいたのでは」とコメントしました。

塩崎氏「毎年毎年このプロセスを回しPDCを回していく仕組みが入ったことで、10年経ったら全然違う政党になったねと言ってもらえるものになったんじゃないかと思います」

3つ目のポイントは女性議員増の数値目標を設定したことです。具体的にはこの10年で女性国会議員の割合を11%から30%まで引き上げることを決定しました。これは先ほどのガバナンスコードで女性議員の登用に言及したことで実現したものです。

MC乙武が実際に増やすための方策について問うと、「難しいんですよね」と塩崎氏。女性議員を増やすにはまず女性候補者を集めること、家族に納得してもらうこと、当選してもらうという3つのハードルがあります。

塩崎氏は支援金やベビーシッター代の補助などに言及しつつ1つ1つのハードルにアプローチしていくことが重要だと語りました。

MC乙武が障がい者やLGBTなど、「女性以外のマイノリティの議員を増やすことを視野に入れてほしい」と提起すると、塩崎氏は「100%賛同です」と返答。

「障がいを抱えている方、色んな価値観の方が政治に入ることでより彩りの濃い政策議論ができるのではないかとおもいます」とコメントしました。

厚生労働大臣政務官に聞く「厚生労働省は大変ってホント?」

9月に厚生労働大臣政務官に就任した塩崎氏。「いつか政務官を務めるならここ」という希望や予想があったのか問うと「厚生労働省はいつか絶対やってみたかった」とのことです。

その背景には弁護士時代に経験した新型コロナ対応の検証作業があり、塩崎氏は「感染症危機管理にかなり強い問題意識があった」と語りました。

検証報告書のなかには、自見英子氏が厚労省政務官としてダイヤモンドプリンセス号の初期対応にあたったことが書かれており、塩崎氏は自分が同じ立場になってその責任の重さを実感したそうです。

塩崎氏「自分が報告書の受け手に数年後になるとはまったく予想してませんでしたけど、これも運命かなっていう感じがしますね」

ここでMC乙武は塩崎氏の父親で厚労大臣を務めた塩崎恭久氏に言及。敵を作ることを恐れずに決断する人柄に対して省内にファンとアンチがはっきりと分かれているとのことで「やりづらくないですか?」と質問します。

それに対し塩崎氏は「父の評価はそれはそれとして、私は自分の役割を果たしていくしかない」と答えました。

父親とは正反対の対話を重ねるスタイルの塩崎氏ですが「人に好かれたいという気持ちはエネルギーにも弱点にもなる」とコメント。「決断していくプロセスを学んでいきたい」と締めくくりました。

動画本編はこちら!

1期目で党改革!何が変わったの?どう変わるの?

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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