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2023年6月22日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の吉田晴美氏をお招きし、山本太郎氏の懲罰見送りや杉並区の女性議員増加について語っていただきました。
杉並区はなぜ変化した?他の地域でも実現するために必要なものとは?
【このトピックのポイント】
・山本太郎氏の懲罰動議は見送りが決定。吉田氏はその行動に理解を示す
・大きな変化を見せる杉並区。ここからが行動と結果が求められる「正念場」
・改革の波を起こすには政治家が有権者を巻き込んでフラットな関係を作ることが重要
吉田氏のプロフィールは以下の通りです。
MBAを取得し投資・証券会社に勤めるなどバリバリのビジネスパーソンだった吉田氏。母親が脳梗塞を患った時に高額医療費制度を利用したことが政治の道に進むきっかけだったとのことです。
衝撃的な勝利を果たした2021年の衆院選では、雨にもかかわらず投票所に長蛇の列ができ、これまでの選挙との違いを感じたそうです。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして吉田氏に回答していただきました。
入管法改正の採決の際に議員らにケガをさせたとして、れいわ新選組の山本太郎代表に対して懲罰動議が提出されていましたが、見送られることになりました。
吉田氏は「私個人としては、とても良かったと思っています」とコメント。「立憲民主党として(懲罰動議を)出したのでしょうけど、個人的には出すべきではなかったという立場であるので」と続けました。
また、吉田氏は入管法改正案について「日本が国として外国の方とどう共生していくのか、人権に対してどう向き合っていくのかが問われる法案だと思っている」とコメント。
名古屋出入国在留管理局の施設でスリランカ人女性が死亡した事件や、難民審査参与員が1人で年間で1200件以上担当していたことなどを挙げ、まだまだ問題をはらむ法案であることを指摘しました。
その上で、山本氏の行動については「本気で向き合っている議員ほどその行動は、わかる」と理解を示しました。
2021年の衆院選東京8区で吉田氏は石原伸晃氏に勝利。翌2022年の杉並区長選挙では岸本聡子氏が現職に187票の僅差で勝利しました。さらに2023年の杉並区議選挙では女性議員が過半数を超えるなど、杉並区は大きな変化を見せています。
杉並区長選挙には吉田氏も応援に入り、開票当日は阿佐ヶ谷の商店街に設置した選挙事務所で結果を待っていたそう。一度は敗戦の弁を用意する空気にもなったものの、187票差で当選が決まったときには騒然としたとのことです。
吉田氏「うっそー!みたいな感じでどよめきました」
選挙戦の最初と最後で風が変わったのを感じたという吉田氏。一方で、杉並区は区長選挙の短い期間で変化したのではなく、もともと住民自治の思いが長年にわたって根付いており、選挙をきっかけにそれが噴出したことで変わったのではないかとの見方を示しました。
その後の区議会議員選挙では女性議員が過半数に。吉田氏はこの結果を歓迎する一方で、「ここからが正念場」とコメント。今後は区民の期待に行動と結果で応えることが求められる点に言及しました。
MC鈴木邦和「期待の中身って言うのはどういうものを感じるんですか?」
MC鈴木の質問に対し、吉田氏は2021年の衆院選前のことに言及。1人で街頭を回っていると介護や非正規、病気に悩む多くの女性から声をかけられることが増え、その中で政治による解決を女性政治家に託しているのではないかと感じたとのことです。
杉並区のような改革の波が他の地域で広がるために重要なポイントについて問われると、吉田氏は「有権者に政治を動かす力があると思ってもらえるように、候補者や政治家が皆さまを巻き込むこと」とコメント。
政治家と有権者がフラットな関係を構築することの必要性に言及しました。
杉並大改革!なぜ変わった?きっかけは?
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