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【衆院選2021】日本維新の会 政見放送 全文文字起こし

2021/10/30

選挙ドットコム編集部

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10月31日に投開票が行われる第49回衆議院議員総選挙(以下、衆院選)の比例ブロックに候補者を擁立している党のうち、政党要件を満たす(政党助成法において政党交付金の交付対象となる)9党の衆院選の政見放送の全文文字起こしと、その内容をテキストマイニングツール(UserLocalテキストマイニング)で分析して生成したワードクラウドを掲載します。

他の政党の政見放送文字起こしはこちら>>

日本維新の会の政見放送をUserLocal テキストマイニングで分析

松井一郎氏(以下、松井氏):日本維新の会代表の松井一郎です。

吉村洋文氏(以下、吉村氏):副代表の吉村洋文です。いよいよこの非常に大事な選挙となってます。松井代表、日本維新の会っていうのどういう政党なのか、まずそこを教えてもらえますでしょうか。

松井氏:日本維新の会、結党から9年が経過をしました。その前に、我々は大阪において大阪維新の会というローカルパーティーを結成いたしました。我々がこの政党を結党し、今活動しているのは、この日本で納税者の皆さんが納得できるような形で税金の使い方を見直していく。

そのためにはありとあらゆる形で改革を実行しなくてはなりません。改革を実行するのが政治家の役割、ただその改革には痛みも伴います。痛みを伴う改革をやるのであれば、まずは政治家、まあ僕もそうです、吉村さんもそうですけども、我々が納税者の皆さんから見てあまりにも優遇、厚遇をされすぎている、かけ離れた身分保障であれば、やはり改革と唱えても国民の皆さんには響きません。

我々はまず自らの身分にこだわることなく、日本を持続可能な国にするために集まった集団であると、こういう風に僕は捉えております。

吉村氏:知事・市長の退職金も4000万近くありますが我々もゼロにして、そして報酬も3割削減、市長は4割削減というのをしています。日本維新の会の国会議員も報酬は2割削減をして被災地に寄付をするというようなことをやっています。一方で他の政党は一切こういったことをやりません。

ぬるま湯につかっている今の国会の仕組みを本当に変えていきたいと思います。驚きますけども、国会議員、今回冬のボーナス、日割りでもらっているとのことです。まあ、今のこの体たらくな状態を何とか打破して、そしてぜひ改革を進めていきたいと思います。

それから代表、特に今の日本の現状に僕自身も不安なところはあります。多くの若い世代特に不安に思っているところ多いと思います。自民党の現状維持型の政治では本当に未来が暗いなと僕は正直思ってます。今日本の現状をどういう風に分析されてますでしょうか。

松井氏:これまでの政治は日本が、人口が増えていく、そして高齢者もそれほど多くない、そういう前提のもとで日本の政治・行政は動いてきました。昭和の時代の政治・行政の動かし方、構造であります。

でも、もう今はまさに日本は少子化時代に突入をして、平均寿命も伸びましたから、超高齢化社会に突入をしております。昭和の時代、たとえば1970年、あの万博が大阪で行われた頃は、高齢化社会、高齢化率は7%、8%、一桁だった。今や大都市においては高齢化率は3割近くに迫っている。そして、人口も減っていっているんです。そういう時代の中で、昭和の時代の行政運営、構造でこの国が成り立つ訳はありません。

ですから、この国を持続可能な形に変えていく、我々の次の世代、子供や孫に大きな負担とならないように、やはり税金の使い方を抜本的に見直していく、社会の制度そのものを見直さなければ、この国が将来持続可能な形で子供や孫に引き継いでいくことが非常に難しいんではないかと、こう思います。

吉村氏:やはり日本に生まれた子供たち、次の世代がこの国に生まれてよかったね、と上を向いて、前を向いていけるような社会と、次世代のための政治というのをぜひやっていきたいと思います。

それから、特に今回この経済成長という部分で僕は残念だな、と思うのは岸田新総理。改革という言葉は使わない、と。自民党から改革という言葉がなくなりました。分配はもちろん大事。改革と分配の好循環を誰も否定しません。でもこの成長するために何が必要か、と。

僕らは改革、ここが自民党との明確な対立軸だと思っていますが。代表はこのあたり自民党との違い、成長、このあたりどのように考えてらっしゃいますでしょうか。

松井氏:これは選挙に向けて分配を強化する、誰しもが拒否をする、否定する人はいないと思います。しかし一番重要なのは、分配するためには財源を確保しなければなりません。

日本はこの30年間、成長していない。特に一人当たりのGDPはいよいよ韓国にも抜かれたような状況です。30年成長しないから1人1人の報酬も給料も上がらない。成長させるためには何が必要か、規制改革・規制緩和これが重要だったんです。

自民党、安倍政権においてはアベノミクスというものが提唱されました。我々はこの間国会においてずっと言い続けてきた。アベノミクスにおいて一番重要な規制緩和の部分、ここがやはりどうしても自民党では出来ない。これがやっぱり自民党の政治の中では、それぞれの既得権、団体からの支持というものが非常に大きな自民党の支援をしているわけですから、やはり我々は次の世代、この日本が30年止まっていた成長、これを実現させるために新たに改革をここで進めていかなければならないと思います。

吉村氏:我々は明確に「改革による成長」、「規制改革・構造改革による成長」、「減税による成長」民間ができることは民間に、民間が活躍できる場をどんどん増やしていくことをやってパイを増やして、そして分配を増やしていきたいと思います。

そのためには既得権と戦う政治が必要で、自民党にはできない政治を我々としてはしっかりやっていきたいと思います。それから最後に新型コロナの対策ですけれどもこの辺りはどうでしょうか。

松井氏:コロナの対策は、大阪においては吉村知事が司令塔となってやってこられました。新型コロナの対策で一番重要なのは、コロナにゼロコロナはありません。コロナに罹患したときにいかに府民の皆さん、国民の皆さんの命を守るための医療ケアの設備、医療ケア体制が整えられているかということだと思います。

ですから、これは病床確保だとか、治療薬の確保だとか、これは国でこれまで進めてこられました。我々はそれをしっかりと住民の皆さんに届けていく、使いやすい形を作っていく、これが重要だと思います。

そして、コロナで非常に生活が厳しい状況に追い込まれた方々、これは国が一律に全てケアするのではなく、全国の市町村が、一番住民に近いところでどういう形でどなたがコロナにおいて非常に厳しい状況におかれているかを市長村長がすごく近いところでわかっているわけですから、国の方では国民1人当たりに財源を確保して、あとはその市町村にその地域にあった形でのコロナの被害を受けられた方の支援をしていくことが一番重要だと思います。

霞が関永田町ではわからないことがたくさんあるんです。したがって、そういう形で市長村長にしっかりと働かせる、これが重要ではないかと思います。

吉村氏:権限、財源しっかりと地方にも渡して、僕らもそうですが改革を、そしてコロナ対策を徹底的にやっていきたいと思います。最後に代表から全国の皆さんに、戦っている仲間もいます。応援のメッセージをお願いします。

松井氏:全国の皆さん、維新の会大勢の仲間が戦っております。比例は維新、維新の候補をよろしくお願い致します。

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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