10月31日に投開票が行われる第49回衆議院議員総選挙(以下、衆院選)の比例ブロックに候補者を擁立している党のうち、政党要件を満たす(政党助成法において政党交付金の交付対象となる)9党の衆院選の政見放送の全文文字起こしと、その内容をテキストマイニングツール(UserLocalテキストマイニング)で分析して生成したワードクラウドを掲載します。
蓮舫氏&田名部匡代氏(以下、田名部氏):こんにちは。
蓮舫氏:立憲民主党、参議院議員の蓮舫です。
田名部氏:参議院議員の田名部匡代です。昨年9月、私たちは新しい立憲民主党を結党しました。どんな思いで新党をつくったのか、何を目指しているのか、国民の皆さんにお伝えしたいと思います。蓮舫さんからお願いします。
蓮舫氏:はい。国民の皆さんが、理念や政策で政権を選択できる政治にしたい。その志を共有する154名の議員が集まってできたのが、立憲民主党です。今の政治を変えたいという国民の思いを受け止め、「もう一つの選択肢」が、私たち立憲民主党です。
田名部氏:自公政権とは異なる政治を目指している、ということですね。コロナ禍で入院できないまま自宅に放置され、救えるはずの命が救えない事態が起こっています。緊急事態が解除されてもなお、多くの方々が生活や事業に行き詰まっています。
蓮舫氏:感染の波が落ち着いた今こそ、検査体制の拡充と、病床確保を急ピッチで進めます。やむを得ず自粛をお願いするときには、明快なロードマップを示します。補償と支援をセットで実施し、内容を充実させることで、誰もが納得し、安心して協力できる体制を進めます。
田名部氏:コロナ禍は多くの学生にも深刻な影響を与えました。生活費に充てていたアルバイトの仕事を失い、学業を続けられなくなった学生もいます。
蓮舫氏:これこそ、自己責任ではどうにもなりません。私たちは、若い人たちが学び続けられるよう、国公立大学の授業料を半額まで引き下げます。私立大学生や専門学校生への給付型奨学金を大幅に拡充します。
田名部氏:コロナ禍は、非正規社員の方が雇い止めに遭うなど、立場の弱い働き方をする人たちを直撃しました。
蓮舫氏:はい。私たちは、家計が苦しい世帯への所得税減免、低所得者への現金給付を行います。また、派遣法などを見直して、希望すれば正規雇用で働ける社会にしていきます。
田名部氏:コロナ禍にある日本社会ですが、中長期的には深刻な問題として、少子化・人口減少があります。このままでは地域や文化の消滅、経済の縮小が心配されます。
蓮舫氏:私たちは、子ども・子育て予算を倍増します。出産・育児一時金を引き上げ、出産に会する費用を無償化します。児童手当の所得制限を撤廃し、対象を高校卒業年次にまで拡大します。必要なことは、すべて実行します。
田名部氏:東電・福島第一原発事故で大変な被害を受けました、エネルギー政策についてお伝えをします。
蓮舫氏:私たちが政権につけば、原子力発電所の新設・増設は認めません。原子力発電から、自然・エネルギーへの転換を進め、原子力に依存しないで「脱炭素社会」を実現します。
田名部氏:外交・安全保障政策の基本的な考え方も、お伝えをしたいと思います。
蓮舫氏:「平和主義・専守防衛」を旨としつつ、日米同盟を基軸とした現実的な外交・安全保障政策を推進します。SDGs、気候変動など、地球規模問題に積極的に取り組みます。
田名部氏:立憲民主党の目指す日本社会の姿が明らかになってきました。国民の皆さんは、立憲民主党がそれを実現できる能力があるのかを、見ていると思います。
蓮舫氏:私たち立憲民主党には、60数人が政府の中で、大臣・副大臣・政務官の経験をもった議員がいます。私たちが政権についても、すぐに対応できる人材が揃っています。
田名部氏:政治を変える最大のチャンスが、今行われている衆議院選挙です。
蓮舫氏:有権者は約1億人いますが、前回の総選挙で与党は約4分の1しか得票していません。有権者が投票で意思を示せば、政治を変えることができます。ぜひ、投票に行っていただきたいと、お願いします。
蓮舫氏&田名部氏:立憲民主党を、よろしくお願いいたします。
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立憲民主党代表の枝野幸男です。
コロナ禍で、私たちの日常が一変して、まもなく2年。
競争ばかりを煽り、自己責任を強調しすぎたこれまでの政治。
適切な治療を受けられないまま命を失った皆さんや、十分な補償がなく廃業に追い込まれた皆さん。
住む所にも、明日の食べ物にも困り果てた皆さん。
今も多くの皆さんから、当たり前の日常を奪い続けています。
今こそ、当たり前の日常を取り戻す。
誰も取り残されない社会をつくる。
そのためには「今だけ・金だけ・自分だけ」「改ざん・隠ぺい・説明しない」時代遅れになった政治を変えなければなりません。
これまでの政治を否定することなく、その反省もなく、表紙を変えただけでは、何も変わりません。
夏の市長選挙で横浜市民の皆さんは、カジノ推進派の現職ではなく、反対派の新市長を選びました。
さっそく新市長はカジノ誘致を撤回しました。
政治は、有権者の1票で大きく変わります。
これは国政でも同じです。
これまで野党がバラバラで、国民に選択肢がありませんでした。
しかし昨年9月、自民党に対抗できるもう一つの選択肢「新しい立憲民主党」が誕生しました。
立憲民主党には私を含め、2009年の非自民政権に関わった同僚議員が60人以上います。
私たちには、国民の皆さんの期待に応えきれなかったという苦い経験があります。
しかし、その経験は同じ失敗を繰り返さないための、私たちの大きな財産です。
あのときの経験が教訓になっているからこそ、立憲民主党は今の政権よりも適切な危機管理ができます。
今の政治を大胆に転換するための具体的で現実的な政策を準備しています。
新しい政府を円滑に回していけるよう、教訓を生かして、準備万端、整っています。
政治を決めるのは、国民の皆さんです。
私自身の、東日本大震災と原発事故の危機管理を担った経験と教訓を、コロナ禍を乗り切るために使わせてください。
私たちは変わりました。
変わらない、変われない、今の政権ではなく、私たちが政権を担えば、初閣議で「日本学術会議で任命拒否された6人の任命」「赤木ファイル関連文書の開示」「森友・加計 桜を見る会問題に関する真相解明チームの設置」など、すぐに変わります。
嘘とごまかしのない、真っ当な政治へ。
命と暮らしを、最優先する政治へ。
いざというときに、頼りになる政治へ。
そして、分かち合い、支え合う社会へ。
当たり前を、当たり前に。
国民の皆さん、共に変えよう。変えようではありませんか。
真っ当な政治を取り戻すべく、立憲民主党が先頭に立ちます。
そして変えるために、立憲民主党の候補者に、立憲民主党に、あなたの1票を託してください。
私には、あなたの力が必要です。
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