6月17日に告示された加古川市長選には、現職の岡田康裕氏(42)、新人の岸本勝氏(71)の無所属2名が立候補しました。投開票はあす6月24日に行われます。
岡田氏、岸本氏はともに前回(2014年)の同市長選にも立候補、5名の選挙戦を岡田氏が制しました。今回は人口減少対策、公共交通機関の充実、教育環境整備などが争点と考えられています。
岡田氏は神戸市出身、東京大学工学部卒業、ハーバード大学院修士課程修了。2009年の衆院選には、民主党公認候補として立候補し初当選しましたが、2012年の同選挙では落選。
2014年の加古川市長選に無所属で立候補し、初当選を果たしました。今回は再選への挑戦となります。また、これまでに経営コンサルティング会社員、人材派遣会社顧問などを歴任しました。
岡田氏は「市民が幸せを実感できることを目指し、満足度の向上にこだわりたい。税や保険料の収入が減少する中、いかに公共サービスの質を高めるかが課題だ」と述べ、最重要課題として市域の移動手段、特に北部のバス整備を挙げています。
岸本氏は加古川市出身、福岡工業大学卒業。高砂市内の金属加工会社で40年間働き、労働組合の書記長も務めました。現在は政治団体「明るい加古川市をつくる市民の会」の顧問としても活動しています。2014年の市長選では共産党の推薦を得て立候補するも落選しています。今回は政党の支援は受けず、無所属での立候補となりました。告示日2日前に立候補を表明し「無投票を阻止して市民に選択権を与えたい」と語っています。
岸本氏は現市政について「市民の声を聞かず、停滞している」と批判し、「大型ハコものの優先を改め、市民が求めていることを実現でき、さらに高齢者にも優しい市政を目指したい」と意気込みを見せています。
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