選挙ドットコム

さよなら「VR蓮舫」。ニコニコ超会議から政党ブースが消えた!?

2018/4/27

ポールパンナ

ポールパンナ

間もなくゴールデン・ウイーク! 毎年、この時期になると政治関係者の中で何かと話題になる(?)のが「ニコニコ超会議」の政党ブースです。

「ニコニコ超会議」は、「ネット発! みんなで作る日本最大級の文化祭」のフレーズで知られ、今年で7年目を迎えるイベントです。昨年の参加者はなんと15万人!そして、ニコニコ超会議にブースを出展する政党も多数。選挙ドットコムでは昨年もその盛り上がりをお伝えしてきました。

記憶に新しい「VR蓮舫」というパワーワードを生み出したのもこのニコニコ超会議ですが、今年行われる「ニコニコ超会議2018」にはどの政党もブースの出展を予定していないそうです。

2013年から5年に渡って出展されてきた政党ブース。もしかしたら昨年で最後になってしまうかもしれません。そこで今回は、過去の政党ブースを振り返ってみましょう。
関連:【動画有り!】ニコ超の民進党ブースで「VR蓮舫」を体験してきた&無料ラーメン情報【ニコニコ超会議2017】  >>

2013年ネット選挙解禁に向け、各党がネットユーザーにアピール

はじめての政党ブース出展となった2013年はネット選挙解禁の3ヶ月前。自民党・民主党・共産党・日本維新の会がブースを出展しました。

各党ともはじめての出展ながら力を入れていたようで、自民党からは安倍総裁・民主党からは海江田万里代表(当時)・共産党からは志位和夫委員長・維新の会からは橋下徹共同代表(当時。本人ではなく等身大パネル)が登場していました。

このほか、自民党の「総裁の部屋」を再現したコーナーが人気を博していました。

初回の気合と比較すると、真面目路線だった?2014年

2014年も下記の通り、多くの政党が出展していました。自民党、民主党(当時)、公明、日本維新の会(当時)、みんなの党(当時)、共産党、結いの党(当時)。

自民党は前年に続き街宣車で演説体験ができるコーナー、あべぴょんの黒ひげ危機一発、と、親しみあるコンテンツで大盛況。

民主、公明、維新、共産、結いは議員のトークを中心とした真面目系コンテンツを展開していたようです。みんなの党は異色のコーヒーが飲めるカフェブースでした。

初回の2013年が、政党が超会議に登場する目新しさや、参加者体験型の内容で話題を呼んだことに味を占めたからなのか、自民以外は各党、油断してしまった?! ニコニコ超会議でやるべき必然性(=ネット文脈で盛り上がりそうなエンタメ要素)は薄い印象でした。

統一地方選中でも、民主は注力。2015年

2015年は4月25、26日に行われた超会議。2日目の26日は統一地方選の投開票日と丸かぶりしていました。そんな選挙戦真っ只中に開催されたため、各党軒並み参加を見合わせる中、民主党だけはしっかり出展。

民主党のメインコンテンツは『ニコニコ動画』の「歌ってみた」でブレイクした歌手のぽこたさん、人気コスプレイヤーのしらほしなつみさんと、枝野氏と蓮舫氏が出演するトークイベントでした。

ニコニコユーザーである来場者に確実にウケる路線に走った民主党、狙い通り、注目が集まった模様です。

各党こなれてきた!? SNSにアップしたくなる企画満載、2016年

7月に参院選が予定されていた2016年のニコニコ超会議、出展したのは、自民党、民進党、公明党、共産党、生活の党と山本太郎となかまたち(当時)でした。
関連:【ニコニコ超会議政党ブースレポート!(初日-2)】公明党、共産党、生活の党の各政党ブースは盛り上がっているのか?  >>

(共産党ブース)

(共産党ブース)

選挙ドットコムでも、編集部が現場をレポート。
自民の目玉は痛車選挙カーとアベノミクスの3本の矢に掛けた流鏑馬体験を展開していました。

公明党は党のゆるキャラ・コメ助押し、共産党は、選挙カーの展示。
生活の党は、小沢一郎氏か、山本太郎氏と1分間話せるイベントを開催していました。こんなにダイレクトに議員と接することができる企画は、大胆。

各党工夫を凝らす中、同年、特に企画が光っていたのは民進党でしょう。
注目は、民進党の前身となる民主党でSNSを中心に人気だった、ゆるキャラ・民主くんによる、「民主くんの星に願いを」。参加者が会場で願いを星型の紙に書き、Twitterで「#民主くん」を付けて投稿すると、人気ラーメン店 せたがやのラーメンを無料でもらえるというイベントが開かれていました。民主党から民進党へと進化したことで、民主くんは役目を終えた背景があり、超会議2日目には民主くんは「星」になってしまうという切ないエンディングも…。

脳波キャッチャー

ほかにも、脳波でクレーンが動くUFOキャッチャー「脳波キャッチャー」で枝野幸男幹事長(当時)の抱きまくらがもらえるという展開があったりと、かなり充実していました。

枝野幸男幹事長(当時)の抱きまくら

さらに極めつけは、枝野氏が、アイドルグループ仮面女子と枝野幹事長のコラボ(?)ライブ。最近でも乃木坂46、欅坂46を ファンたちによる通称“坂道”と呼ぶなど、アイドルフリークが露呈している枝野氏。当時からアイドル好きは健在で、貴重な共演を果たしたことで、話題性は抜群でした。

アイドルグループ仮面女子と枝野幹事長のコラボ(?)ライブ

話題爆発のVR蓮舫が生まれた2017年

超会議が開催された4月29日、30日時点では国政選挙開催の予定もなかった2017年、ブースを出す党はすっかり減ってしまっていました。
与党の自民党、公明党以外には、野党からは民進党のみの出展。

公明党は前年に続き、ゆるキャラのコメ助押し。キャラものは超会議と相性が良かったのでしょう。コメ助パークと題し、アーチェリー、ダーツなど参加型ゲームと、オリジナルグッズとお菓子の販売をしていました。

公明党

公明党

第一党・自民党のテーマは「ピリ辛宣言 私は辛党! 甘党では日本を守れない。
テーマの“ピリ辛”に掛けた、辛口カレーの配布や、訪問者によるピリ辛な公約の宣言などを実施。人気の小泉進次郎氏の登場や、VRで自民党本部を体験できるスペースもありました。
関連:歴代総理も癖になる!ニコ超の自民党ブースがピリ辛でアツい!  >>

ピリ辛宣言 私は辛党! 甘党では日本を守れない。

この年、話題を掻っさらった政党ブースの目玉といえば、何と言っても民進党!
その理由は、SNS、ネットニュース、マスコミ……あらゆるメディアを賑わせたコンテンツ「VR蓮舫」のインパクトの存在によるものです。

VR蓮舫

VRゴーグルとヘッドフォンを付けると、国会内の一室のような空間が映り、参加者が蓮舫氏から “追及”という名のゲキ詰めを味わえます。 体験後には、心拍数の動きによって、 “追及”への耐性結果判定が出る仕組みで、自身の総理大臣への向き不向きがわかる内容。
歯切れよく鋭い“追及”が支持される蓮舫氏と、当時最先端の技術として注目されていたVRの組み合わせは、強烈でした。

各党出展なしの2018年

冒頭でも触れた通り、今年2018年は政党ブースの出展はないそうです。年々、各党ネット文脈にハマる企画にブラッシュアップされ、盛り上がりが大きくなっていった印象があっただけに、「今年こそは行きたい!」と思っていた筆者にとっては残念なお知らせでした。
また何かの機会で、各党のキャッチーで話題にしたくなるイベント等に参加できることを期待しています。

この記事をシェアする

ポールパンナ

ポールパンナ

政治を身近に感じてもらい選挙・投票に行きたくなるようなコンテンツを発信。政党ゆるキャラには過敏に反応。

選挙ドットコムの最新記事をお届けします

採用情報

記事ランキング

ホーム記事・コラムさよなら「VR蓮舫」。ニコニコ超会議から政党ブースが消えた!?

icon_arrow_b_whiteicon_arrow_r_whiteicon_arrow_t_whiteicon_calender_grayicon_email_blueicon_fbicon_fb_whiteicon_googleicon_google_whiteicon_homeicon_homepageicon_lineicon_loginicon_login2icon_password_blueicon_posticon_rankingicon_searchicon_searchicon_searchicon_searchicon_staricon_twitter_whiteicon_youtubeicon_postcode