自民党総裁選出馬へ!自民党・青山繁晴氏が語る総理総裁への思いとは?実現に向けた戦略とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
2024/02/13
(マック赤坂氏のTwitterより引用)
組織などの支援が無く、報道などでも基本的には話題に上らない、いわゆるマイナーな候補は「泡沫候補」と呼ばれる事が一般的ですが、「泡沫」という表現が侮蔑的な感じを与えるため、「インディーズ候補」と呼ばれる事もあります。
今回はマイナーながらも地道に政治活動を展開していた人が、先日行われた2017年7月の東京都議会選挙で現職議員などの支援を受けた事例を紹介します
高橋尚吾氏は2016年の東京都知事選挙が選挙初挑戦の人物で、この時の様子は「カネもなければスタッフもなし 高橋尚吾候補の孤独な戦いに迫る」で紹介されています。高橋氏はこの都知事選において、16,664票を獲得し、初挑戦ながら21人中9位と大健闘を示しました。
その後、様々な政治活動をしていた高橋氏ですが、今回の東京都議会選では杉並区選挙区から立候補しました。高橋氏の地元は荒川区ですが、以前の都知事選において、杉並区で1,000票以上獲得し、他の自治体と比べて明らかに多い票数を獲得したことが影響していると思われます。
高橋氏は前回の都知事選と同様に独力あるいはごく少数の人たちで選挙を戦うと予想されていましたが、都知事選での選挙活動やその後の政治活動が評価されたのか、今回はかなりの支援があったことが確認されています。その中でも特筆すべきなのは、神奈川県の大和市議会議員の石田裕氏や埼玉県の秩父市議会議員の清野和彦氏といった、現職の地方議員が応援演説に来ていたことが挙げられます。
ぜひお会いしたいと想っていた、
高橋しょうごさんにお会いすることができました。私と同じ学年の生まれ。
同じく政治に関わる者として、その想いが一人でも多くの方に伝わることをお祈りしております。#高橋しょうご#東京都議会議員選挙 pic.twitter.com/BlXTY42JkJ— 清野 和彦 (@Kazuhiko_Kiyono) 2017年6月26日
「孤独な戦い」であった都知事選と異なり、現職議員を始めとした多数の人の支援を受けた今回は4,446票も獲得し、供託金が返還されるという大健闘を示しました。
(マック赤坂氏 HPより)
マック赤坂氏は2007年の港区議会選で初めて選挙に立候補して以来、衆議院選や参議院選の国政選挙や東京都知事選や大阪府知事選など、10回以上選挙に立候補した人物です。マック赤坂氏は仮装をして政見放送に出るなどの特徴的な選挙活動を行い、現在活動中の「インディーズ候補」では最も知名度が高いと思われる人物です。
そして、マック赤坂氏は今回、東京都議会選に初めて立候補しました。しかし、拠点としている港区からではなく、世田谷区から立候補したのです。マック赤坂氏はこれまでの知名度を生かし、様々な選挙活動を展開しましたが、今回は以前の選挙とは大きく異なる点がありました。それは公職にある政治家からの支援があったことです。
特筆すべきはこの支援した政治家です。前述した高橋氏は選挙区外の議員が支援に回りました。しかし、マック赤坂氏は選挙区内の政治家、それも何と世田谷区長である保坂展人氏だったのです。保坂区長は選挙中に応援しただけではなく、告示日前日にマック赤坂の公式YouTubeチャンネルにアップされた講演会の動画にも保坂区長が応援をしている姿が確認されています。
「マック赤坂と下北沢で語り合う会」
6月27日(火)20時~22時
場所:下北沢駅・北口駅前の路上にて
都議候補のマック赤坂とざっくばらんに世田谷について語り合いましょう!
当日、現地にお越しください。
※北口を出て徒歩3分以内の駅近く詳しい場所は当日、ツイッターでお知らせします pic.twitter.com/9dPzraVwN7— マック赤坂 (@macakasaka) 2017年6月25日
このように驚くべき支援者がいたマック赤坂氏の得票数は9,021票と落選したものの、18人中13位と大健闘し、供託金返還ラインの4,696票を余裕で超える結果となりました。
「インディーズ候補」が既存の大きな政治勢力に支援されるという例は、非常に珍しいものの、過去にないわけではありません。例えば、羽柴誠三秀吉や羽柴秀吉の名義で様々な選挙に立候補した三上誠三氏は、2007年の夕張市長選などにおいて、既存組織の大きな支援を受けて当選一歩手前まで来たことがあります。また、過去には徳田虎雄氏が代表を務めていた自由連合という政党が、前述した三上氏を含めた様々な「インディーズ候補」に公認を出して支援したこともあります(ただし、これは政党要件を満たす得票数を得るために、多数の候補者を擁立したいという事情があったとも言われています)。
今回、高橋、マック赤坂の両氏は現職として活動している政治家から支援を得ました。これは日々の政治活動が評価されていたということと思われます。昔と異なり、現在はインターネットによって、「インディーズ候補」の主張や選挙以外の政治活動は人々の目につきやすい状態になっています。「インディーズ候補」が現職として活動しているような政治家の目に留まり支援されることが増えるのか、また支援された場合にそれが継続されていくのか、今後も注意深く見守っていきたいところです。
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