6月8日告示、6月25日投開票の静岡県知事選に3選を目指す現職の川勝平太氏(68)が立候補しました。なお静岡県知事選にはバルセロナオリンピックの柔道女子銀メダリストで新人の溝口紀子氏(45)も立候補しており、現職と新人の一騎打ちとなりました。
川勝氏は1948年8月16日大阪府生まれ・京都市育ちで現在68歳です。京都市立衣笠小学校、京都市立衣笠中学校、京都市立洛星高等学校、早稲田大学第一政治経済学部を卒業後、早大院経済学研究科修士課程・博士課程を修了しました。その後は渡英しオックスフォード大学で博士号を取得しています。1990年から早稲田大学政治経済学部教授を、1998年から国際日本文化研究センター教授を、2007年から学校法人静岡文化芸術大学学長を務めました。
現在は公益財団法人世界緑茶協会理事長、国際日本文化研究センター客員教授、麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授、静岡文化芸術大学名誉教授などの肩書も背負いながら県知事を務めてきました。
今年4月25日の定例会見では「誰かが静岡県政を担わなければならず、自分が出るべきだ」と述べていました。年齢が70歳近いことで出馬を決意するのに少し時間がかかったとしていますが、3選を目指して出馬することとなりました。今回は「命を守る危機管理、社会福祉の充実、暮らしの豊かさ実現」を公約に掲げています。
川勝氏は自身の知事として実績として、2013年6月に富士山が世界文化遺産に登録されたことに触れています。その後、茶草場農法の世界農業遺産、南アルプスのユネスコエコパーク、韮山反射炉の世界文化遺産などが世界遺産となり、静岡県の地域資源や人材などから43件が世界クラスとして登録されたことにも触れ、「ポスト東京時代」の理想郷として発展した静岡県こそが「ジャパニーズ・ドリーム」の先頭に立つ、と考えています。
静岡県の知事室のホームページでは、現行の「後期アクションプラン」である総合計画の8つの重点施策である「大規模地震への備え」「健康寿命日本一の延伸」などに取り組みつつ、昨年から引き続き「スポーツ王国の復活」「地域外交の展開」「農林水産業の競争力の強化」の3つの戦略を推進していることをアピール。また「国土の象徴である富士山があり、豊かな自然や文化に恵まれているという特長を活かし、これからは『ふじのくに』づくりの総仕上げをしたい」と記されています。
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