6月8日告示・6月25日投開票の静岡県知事選にバルセロナ五輪の女子柔道銀メダリストで静岡文化芸術大教授の溝口紀子氏(45)が出馬すると表明しました。なお静岡県知事選には、現職の川勝平太氏(68)、自民党県連幹事長・宮沢正美氏(67)も出馬を表明しています。
溝口氏は1971年7月23日生まれ、静岡県磐田市出身の45歳です。
静岡県福田町立福田小学校、福田町立福田中学校、静岡県立浜松西高等学校を卒業し、埼玉大学教育学部、埼玉大学大学院修士課程、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻 相関社会科学分野博士後期課程を修了しています。大学院では教育学修士、学術博士の学位を取得しています。
溝口氏は小学校4年生から柔道を始め、1986年には中学2年生で出場した全日本体重別選手権にて56kg級で3位入賞を果たしています。
山口香氏(1988年ソウル五輪銅メダリスト)に憧れていたことから階級を56㎏から52㎏に変更するも、翌年の52kg級決勝で山口氏に敗れました。この敗北が寝技を磨くきっかけとなり、後に「まむしの溝口」との異名で呼ばれるようになりました。
1992年のバルセロナオリンピックでは52kg級で銀メダルを獲得。1996年のアトランタオリンピックでは56㎏級に出場しましたが、結果を残せず引退しました。世界選手権7位入賞(1989年)、福岡国際柔道3連覇(1990~1992年)、幕張世界選手権日本代表(1995年)などの実績も残しています。
引退後は静岡県立大学短期大学部社会福祉学科では助手、静岡文化芸術大学では教授を務めてきました。あわせて、柔道の経験を活かして磐田市スポーツアドバイザー、全日本柔道連盟評議員など、またフランスでスポーツ省・柔道連盟のナショナルコーチを務めるなど、海外での指導者経験もあります。
さらに、中学校・高等学校の教諭一種免許、教諭専修免許、日本体育協会柔道コーチなどを取得。大学ではスポーツ活動やスポーツ科学、国際文化演習などの授業を担当しています。
溝口氏が立候補を決めたのは「地元に恩返ししたいという気持ちのため」としています。政策は「原発、防災、教育」を挙げ、さらに「2020年の東京五輪が近づきつつある中、スポーツの力を発揮できるのは自分だ」と述べました。5月1日付で大学を辞職、テレビ番組は降板を申し入れ、選挙の準備を進めています。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします