
任期満了に伴う秋田市長選挙が4月2日に告示されました。立候補したのはいずれも無所属で現職の穂積志(ほづみ・もとむ)氏(60)、元県議で新人の丸の内くるみ氏(72)の2名です。投開票は4月9日に実施されます。
今回の選挙では3選を目指す穂積氏への評価、市内施設の整備や観光誘致等によるまちづくり政策が争点となりそうです。
穂積氏はこれまでの2期8年を「逃げ出したくなることもあった」としながらも、待機児童の解消や雇用創出、市役所の新庁舎建設などを実績として挙げ、「次世代のために元気な秋田を残すために正面から取り組んだ」と評価しました。現在の中心市街地がようやく「秋田の玄関口」の様相が現れつつある、と訴えます。今後は県と共に計画を進める新文化施設の整備、旧県立美術館の改修などに着手する考えです。
穂積氏は成蹊大学卒業。父・惇氏が県議を務めていたことが政治家を志すきっかけとなりました。1987年には弱冠30歳で市議に初当選、秋田青年会議所常任理事・総務室長、秋田県私立幼稚園PTA連合会会長を務め、1995年から秋田県議会議員、2009年から秋田市長として政治の道を歩み続けています。「日々初心」という座右の銘の通り、「誰かのために頑張る」という初心を忘れず、気付いたことをすぐ行動に移すよう心掛けています。
丸の内氏が秋田市長選に立候補するのは2001年、2009年に続き3度目。大学卒業後に弁護士を目指していましたが、30歳のときに故郷の秋田市に戻って来ました。その後は秋田市役所で20年間務め、「働く婦人の家」館長や市社会福祉協議会常務理事を務めながら、女性の就業支援、介護についての講座を企画・実施しました。「市民の声を実現して多くの人に喜んでもらった」という経験が政治信条にも活かされ、改めて市長選へ挑戦することとなりました。
現在の市政は「市民や地元企業に寄り添ったものではない」「県の連携による新文化施設は補助金を受けられるために建てようとしている」と批判します。そして、今ある財産を活かして秋田らしい「楽しい街歩き」ができる中心地を作りたい、と訴えました。民間企業によって計画されている外旭川地区の大型複合施設は「観光拠点となり雇用機会が増え、若者世代の人口アップにつながる」と誘致を歓迎しています。
丸の内氏は京都大学出身。秋田市役所での勤務し、市国際交流課長・市史編さん室長、市社協常務理事、NPO理事長を歴任しました。今回の出馬意向を固めた当時は県議の2期目の途中でした。
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