東京都知事選挙に立候補 木村 嘉孝(きむら・よしたか)氏の経歴・政策まとめ
2024/07/01
小池百合子氏が衆議院議員から都知事へ鞍替えしたことに伴う東京10区の衆議院補欠選挙が10月11日から始まりました。
立候補者は東京比例選出の自民党・前衆議院議員わかさ勝候補、民進党の鈴木ようすけ候補、幸福実現党の吉井としみつ候補の3名です。
今回は池袋と巣鴨など、重要な演説ポイントを要する豊島区での各候補の訴えや反応についてレポートします。
【関連】衆議院東京10区、福岡6区補選の行方とその後の展開 >>
まずは、選挙戦の始まった11日(火)の第一声から見てみましょう。
豊島区最大の人気スポットといえば、ターミナル駅街である池袋。
選挙戦初日の平日火曜11時、自民党のわかさ候補は西口の東武百貨店前にて第一声を行いました。応援には盟友・小池百合子都知事はもちろん、自民党の二階俊博幹事長をはじめ多くの現職国会議員も駆けつけ、除名騒動を経て「自民党公認」になったことをアピールしていました。
小池都知事、二階幹事長らと第一声を行うわかさ候補
わかさ候補は演説で葛飾区の町工場生まれという生い立ちについて語り、「汗を流して働いた人が報われる社会に」というメッセージや、テロ対策などを訴えました。
お昼休み前という時間帯にも関わらず多くの人が耳を傾け、アルバイトの男性は「豊島区を良くしてくれることや、テロ対策に期待したい」と語りました。
【関連】衆院補選 東京10区。若狭勝氏(自民党)の人柄・学歴・経歴は? >>
鈴木候補は第一声と出陣式を生まれ育った大塚で行いました。応援に駆け付けた蓮舫代表の後押しもあり、出陣式には100人を超える支持者が集まっていました。
鈴木候補は3人の候補の中で唯一の地元出身ということで、地元への思いを強く述べていたのが印象的でした。また「学生時代に訪れた紛争地帯には格差があった」という実体験から「誰しもが居場所のある社会」を訴えていました。
応援に駆けつけた蓮舫新代表は、いつもの鋭い口調で補正予算案への批判を語っていました。ただ、元都議会議員という男性から「政治資金について触れてほしかった」との意見もありました。
【関連】衆院補選 東京10区。鈴木ようすけ氏(民進党)の人柄・学歴・経歴は? >>
幸福実現党の吉井候補は、わかさ候補よりも1時間早い10時に池袋駅東口の西武百貨店の前で第一声を上げました。
平日ですが、吉井候補のイメージカラーの黄色を身に着けた支持者の方々が100人近くも集まり、独特の盛り上がりの中でスタートしました。
吉井候補は釈量子代表と登壇し、税の問題や年金問題などを主に訴え、大いに支持者を沸かせていました。
10区外から駆け付けたという自営業男性は「外交問題にもっと触れてくれればなおよかった」と話していました。
次ページ:週末には大物政治家が続々と。安倍首相は何を話した?
わかさ候補は池袋西口に事務所を抱えているためか、序盤に池袋周辺の地域で演説を行い、日曜日には安倍晋三自民党総裁や山口那津男公明党代表らと大規模な演説を行いました。
鈴木候補は日曜日に32カ所を回る「ようすけGO」というイベントを展開。池袋でも初めて演説しましたが、イベントの一環ということもあり短時間での訴えでした。
吉井候補も、土曜日に「公正な報道」を訴えるべくニュース中継に見立てた若者向け演説や、日曜日には子育て世代向け演説を行い多くの支持者を集めました。
15日土曜日の吉井候補による池袋街宣
東京の選挙戦において、「お年寄りの原宿」と呼ばれる巣鴨のとげぬき地蔵商店街は、投票率の高い年配の方が多く集まることから重要視されています。
今回の選挙戦において、真っ先に乗り込んだのは鈴木候補で、2日目の10時に地蔵通り商店街入口で演説を行いましたが、この日は思いのほか人が集まらず苦戦。
しかし、4日目には「ミスター年金」こと長妻昭代議士、民進党代表戦にも出馬した玉木雄一郎代議士ら5人と共に「『年金を守る・介護を守る』大街頭演説会」を催し、年金・介護問題に危機意識を抱く多くのお年寄りの耳目を集めました。
鈴木氏は「選挙が始まる前まで争点は経済だと思っていたが、年金が問題だと考えを改めた」と発言し、以降の遊説でも年金問題について多くを語るようになりました。
「ミスタ―年金」長妻代議士らと演説
一方、わかさ候補も同日、商店街入口から庚申塚までの練り歩きを行いました。演説では「検事として、政治家の汚職に切り込んできた」と語り、豊洲問題に切り込む小池都知事と重なる姿勢に好感を得たのか、聴衆からは多くの声援が送られました。
夕方の駅頭にも小池都知事と登場し、大きな声援を集めていました。豊島区在住の女性からは「小池さんの時から応援している」と、都知事選での活躍に有権者から熱い信頼が寄せられていたのが印象的でした。
男性の一人から「小池さんは豊洲問題で目立っているが、困る人も多く出るのでは?」と、小池都政についての声もありました。
14日、わかさ候補は2度巣鴨に登場
ちなみに吉井候補は巣鴨に未登場で、党関係者いわく「考えておきます」とのこと。
「巣鴨に地元民は少ないよ、こんなところで演説してどうするの」と、同地にいた男性が話していたのが印象的でした。池袋・巣鴨といった名所を抱えながら、人口減少が進んでいるのが豊島区の特徴で、わかさ候補・鈴木候補も演説で「消滅の危機」を叫んでいました。吉井候補も日曜の演説で子育て世代へのアピールを行うなど、各候補は豊島区の暮らしを良くし、人口減少を防ぐべく、熱い選挙戦を展開しています。
投票日は今週日曜日23日。選挙戦後半では、各候補は衆議院議員候補として、国政の課題、そして選挙区の課題についてどんな訴えをしていくのでしょうか。一人でも多くの方に、各候補の演説を聞いて投票に行っていただければと思います。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします