それでも消えない1月衆議院解散、2月総選挙
2017/01/04
今週日曜日(7/31)の投開票日を前に、ネット上での争いも激しさを増してきた東京都知事選挙。候補者21人が乱立する中で、マスコミの調査報道を見る限りでは3人の候補者に絞られてきました。デッドヒートを繰り広げる主要3候補のTwitterアカウントはどんな人がフォローし支援しているのでしょうか?
→ 21人の候補者のプロフィールSNS情報などはこちらから
→ 【新聞 7紙 比較まとめ】小池氏逃げ切り? 増田氏挽回? 鳥越氏大逆転?
主要3候補のTwitterアカウント分析には、自民党参院選のTruthTeamにソーシャルデータを提供した実績を持つ、株式会社ホットリンクさんのクチコミ@係長のオプション機能「TA2(Twitter Account Analytics)」を利用しました。
→ クチコミ@係長 ソーシャル・ビッグデータ活用のクラウドサービス │株式会社ホットリンク
3人の中では一番初めに出馬を表明した小池百合子候補。2009年11月にTwitterを開設し順調にフォロワー数を増やしてきたこともあり、主要候補の中ではフォロワー数も209,085フォロワーと最も多い。
では、小池百合子候補はどのようなフォロワーに支持されているのでしょうか?ホットリンク社のクチコミ@係長「TA2」の「類似アカウント分析」を使って、小池百合子候補のフォロワーが、他にどんなアカウントをフォローしているかを見てみます。
自民党ネットサポーターズクラブ(j-nsc)の相談役でもあった小池百合子候補のフォロワーがフォローする傾向は保守系自民党国会議員+情報発信が活発な国会議員といった印象で、比較的自民党を支持する層にフォローされている様子が想像できます。候補者の投稿もそれに呼応するかのように、街頭演説の案内、街頭演説に聴衆が多く盛り上がったことを伝えるツイートが多く、フォロワーはそれを称賛するかのようにRTやいいね!によってアクティブに反応しています。
感動!感動!感動! 感動以外の何物でもありません。3000人を優に越す皆さん。銀座四丁目が埋め尽くされております。#CreateNewTokyo_yuri#都民が決める#小池百合子#銀座四丁目交差点 pic.twitter.com/W2rdfb7Jge
— 小池百合子 (@ecoyuri) 2016年7月23日
もともとTwitterを開設しておらず、告示日前日に開設された増田寛也候補。3人の中では一番フォロワー数が少ないのは致し方ないと思います。しかし急速に増えてきた6,000を超える増田寛也候補のフォロワーがフォローしている類似アカウントを分析していくと、面白い発見がありました。
増田寛也候補のフォロワーの多くは公明党系の議員をよくフォローしている様子がうかがえます。Twitterの開設から短い期間にも関わらず、急速にフォロワーが増えてきた要因のひとつは、公明党の持つ組織力ではないか、と感じます。投稿も街頭演説情報のツイートに加え、政策をわかりやすく伝えるべくインフォグラフィックを用いた画像投稿を丁寧に行っており、ここ最近のネット選挙の流行が感じられます。
【政策インフォグラフ】待機児童8500人を解消します。#都知事選 #増田寛也 #待機児童 pic.twitter.com/82uOKNWBsB
— 増田寛也(ますだひろや) (@hiroyamasuda) 2016年7月21日
主要候補の中では最後に出馬表明した鳥越俊太郎候補。2010年7月にTwitterを開設し、ジャーナリスト時代から着実にフォロワー数を積み上げており、その鳥越俊太郎候補のフォロワーがフォローしている類似アカウント傾向を分析していくと、2人の候補者とはまた別の傾向が見えてきます。
鳥越俊太郎候補のフォロワーは、ジャーナリストやリベラル系の政治家をフォローする傾向があり、さらに中位まで見ていくと、左右どちらの立場のユーザーからも参照されていることもうかがえました。投稿内容は、街頭演説で話した内容をツイートするなど丁寧かつ量的にも豊富なツイートを見せ、後半に差し掛かった今週からは、クオリティの高い動画投稿も増やし、追い上げを見せています。
鳥越俊太郎です。選挙期間中、頂いた様々な声を元に、私の思いを語っています。7月31日まであと5日。どうか皆さん、私に力を貸してください。
「鳥越俊太郎 私の政策」 https://t.co/3wQnAorEjQ pic.twitter.com/VXl6cm78nG— 鳥越 俊太郎(東京都知事候補) (@shuntorigoe) 2016年7月26日
3人の候補者を重複してフォローしているのは2,990アカウント、2人の候補者を重複してフォローしているのは33,958アカウント。3候補または2候補の情報を取得し考えを巡らせる関心が高い人も一定数いることも事実で、フォロワーとの関係づくりには、常にライバル候補との比較があることも知っておく必要があると思います。
この分析から垣間見えたのは、増田寛也候補のフォロワー(6,264人)の約半数が3候補を重複してフォローしているということで、純粋なファンを集めることに対しての厳しさを物語っています。情報発信については、ノウハウを持ったスタッフがいればすぐ立ち上げることができますが、フォロワーとの関係づくりは一朝一夕にはできません。ネット選挙の活用を考えていくのならば、日ごろからTwitterを利用しておく必要性を感じます。
街頭演説の案内だけを繰り返し、低調といわれてきた候補者のネット選挙ですが、3人の候補者から発信されるツイートを見る限りでは、それぞれ丁寧な運用をしており、候補者またはスタッフの頑張りを評価したいと思います。
ただ、候補者からの発信の裏側では、疑惑やスキャンダル報道に引っ張られるように、誹謗中傷などのネガティブな情報が目立っているのも事実です。払しょくしてほしいと願うフォロワーにこたえるためにも、Twitter上でユーザーと対話していくことが求められるのではないでしょうか。
匿名で利用するユーザーの多いTwitterにおいては、炎上を恐れ失点をしないようにという考えがあると思われますが、フォロワーの先に広がっている有権者は、候補者のポジティブなツイートだけを目にしているのではなく、ネガティブな情報も含めて有権者は検討していることを考慮し、運用に励んでもらいたいと思います。
今回の分析では、3人の候補者に絞って行いましたが、この3人をしのぐフォロワー数を持つ上杉隆候補、いつも話題を振りまくマック赤坂候補など、ほかの個性あふれる候補者のネット選挙も注目です。以下のリンクの候補者一覧から、候補者それぞれのプロフィールページにいくと、SNSのタイムラインが見れますので、ぜひ確認してみて下さい。
※本記事は「勝つ政治家.cm」の7月29日の記事の転載となります。オリジナル記事をご覧になりたい方はこちらからご確認ください。
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