間もなく週末に迫った参院選。18歳選挙権に合わせて、各党とも10代・20代を意識した取り組みを行なってきています。今回はそれぞれの党の取り組みを紹介します。
>> 参議院選挙の見どころ・注目ポイントはこちらから

(自民党特設サイトより)
自民党は、「国に届け」(どこかの人気少女マンガを想起させますね)と題し、18・19歳向けにメッセージを発信しています。ハッシュタグ「#国に届け」もアピール。おそらく、SNS上でこのハッシュタグを付けて、国民の声を投稿してもらい、拡散させようという目的があると考えられますが、Twitter検索をするとこの試み自体への好意的な意見は総じて少なめのようです…。
メインは、党の政策云々というよりは、投票参加を促すような内容のモーションマンガと、選挙に関するQ&Aコンテンツ。

(自民党HP特設サイトより)
それ以外にも、党首である安倍晋三首相をモチーフにしたキャラクターのゲームアプリ「あべぴょん」のバージョンアップ(元々は2013年にリリースしたもの)などを紹介しています。
ライトなコンテンツを中心に、18・19歳に、まずは選挙を身近に感じてもらえるように、という狙いがあるように見受けられます。

(民進党特設サイトより)
モバイルでの閲覧を前提とされた特設サイト「VOTE18」で、ティーンモデルを起用したコンテンツを中心に展開しています。モバイルネイティブな18歳を意識してか、LINE LIVEで所属議員とティーンのトーク動画の配信や、リアルイベント「民進党ハイスクール」の開催レポートを掲載。
また、民主党時代に、にわかに人気のあったキャラクター “民主くん”に代わる、党のゆるキャラを投票してもらう「#みんしんキャラ」キャンペーンも実施しているのがユニークです。
投票日前日まで、竹下通りにあるJOL原宿(10代女子をターゲットとした、“カワイイ”がコンセプトの複合施設)で、投票箱を設置して実際にキャラクターの絵を投票用紙に描いてもらい、投票箱に投函するというもの。
今日からJOL原宿で、民進党の新ゆるキャラ応募の出来るから皆様ぜひ❤️
今日から7月9日までだそうです、
初めて民主くんに会ったよい。笑#みんしんキャラ pic.twitter.com/X65atKLFLt— めいめろ (田中芽衣) (@meimero1280) 2016年6月18日
10代に投票の疑似体験をさせることが狙いのようです
18歳選挙専用のキャンペーンサイト設けていないようですが、参院選特設サイトのいちコンテンツとして18歳選挙権について解説しています。
党のゆるキャラ “コメ助”が、以下を紹介。
・18・19歳が持つ選挙権の意義
・参院選のしくみと投票方法

(公明党HPより)
こちらも、党の政策というよりは選挙に10代に選挙に参加してもらうための1枚の教育コンテンツのイメージです。
ちなみに筆者は、コメ助というキャラクターを初めて知りました(LINEスタンプまであるとは驚きでした)。
共産党も18・19歳のみをターゲットとした特設サイトは設けていませんが、政党のサイト自体を、10代を意識していると思われるポップな18歳選挙仕様デザインに。

(日本共産党HPより)
2013年の参院選に登場したカードゲーム風コンテンツ「カクサン部」などライト(と党側は想定しているであろう)コンテンツも設置していますが、全体的に文字が多めだったり、党の主張を全面的に押し出す内容になっています。元々選挙に興味のある10代にとっては、政策を吟味する参考にしやすいかもしれません。

(日本共産党HPより)
社民、おおさか維新の会、生活の党、日本のこころを大切にする党、新党改革は特に18歳選挙権を意識した特設サイトやページは設けていませんでした。
規模が大きく、予算やリソースに比較的余裕のある政党は、従来の選挙活動とは一線を画し、18歳選挙を盛り上げようと、ターゲットに狙いを定めたコンテンツを作っていますね。
個人的には、特設ページを用意している党はいずれもしっかりとモバイルファーストを徹底している点が、10代に見てもらうためのサイトということを意識しているんだろうなぁと感じました。
しかし、各党が掲げているハッシュタグをTwitterで検索してみると、議員や候補者・各党のコンテンツに起用されたタレントの投稿が中心であったり、10代のターゲットのコメントと思われるコメントはお世辞にも多いとは言えません。
初の18歳選挙ということで各政党も試行錯誤だとは思いますが、これら18歳選挙特設キャンペーンの後押しもあり10代の投票率は上々となるのか、気になりますね。
>> 参議院選挙の見どころ・注目ポイントはこちらから
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします