現在の選挙は、市議会なら７日間、町会及び村議会は５日間、衆議院12日間、参議院17日間が基本となっています。その選挙の終盤戦に心を込めてマイクを握る為に、考えてほしいことがあります。選挙以外の議員の活動についてです。

代表質問をし、時には地域の相談役として様々な市民の声に耳を傾け、国政や市政など、それぞれの立場で福祉、教育、観光、財政、法改正など市民の生活にまつわるあらゆる問題に取り組んでいます。

人や暮らしは地域によって全く違います。コミュニティバス、公民館の創設、児童手当のアップなど、本当に気が遠くなる程の問題が山積みです。時代に合わせ暮らしの向上を目指して市民の代表となって働く、それが議員と言ってもいいでしょう。

地域のバス１台、横断歩道１つ、新しい道を造るのも、１人ではできません。常日頃から、多くの方が各活動を支援しています。みんなの幸せの為に、です。発言をしなければ、法律や制度は変わりません。私たちの住む街の代表として議会で発言をしているのが「議員」や「政治家」です。コミュニティバス１つとっても、そう簡単には行きません。運行までに最低10年はかかると思っていいでしょう。様々な問題に気が遠くなる時間をかけて、支援者やその問題について活動をともにする人々と力を合わせて取り組んでいくわけです。

地域の皆さんも、ご本人には見返りが無いかもしれませんが地域を良くする為に、一緒になって頑張って下さるんです。地域と言うのは、政治家だけが支えているのではなくて、そこに住んでいる人々が力を合わせて創る物です。私が遊説中よく使う言葉に「町づくりは人造りから。お子様の基礎教育のあり方にも真剣に取り組みます」というフレーズがありますが、真に街は暮らす人で決まるんですね！

そんな事を踏まえておいて、選挙には、多くの方が関わっています。たった数日間でも、市議会なら４年間の集大成です。現職であれば、任期の年数が街と候補の歴史でもあります。ご家族もずっと公務を優先する候補者とともに歩んできています。これまでのその活動に対し、「継続か解雇」か、その審判を市民に問うのが「選挙」です。

ですから、１年365日が４年あって1460日。市議の場合の選挙期間は７日間。1460日の最後の７日間なのです。その自覚を持ってマイクを握って下さい。日頃から支えて下さる皆さん、選挙で活動をお手伝い下さる皆さん、地域の活動の中でともに活動をする皆さん。後援会、事務所、家族……。

本当に多くの皆さんの代表であり顔である候補者。うぐいす嬢はその大切な選挙活動で、候補者名の看板を掲げて候補者の代わりにマイクを持っているのです。

そうした皆さんと力を最後まで抜かずに、勝利に向かってラストスパートをかける。そのムードを作るのも、うぐいす嬢の一声です。上滑りしない、確実な勝利の為に！あなたの声が真剣であればそれを受けて、事務所ももっともっと真剣にもなるんです。

ただし、「候補者の代わり」という表現をしましたが、本当に自分が候補者のようなうぐいす嬢って、ちょっと聞いてられないと言うか、口調が押し付けに聞こえてしまう事が多いのです。正確に言えば、候補者の配偶者、娘、親戚になったつもりという心のスタンスが、常に謙虚な響きを言葉に含む方法とも言えるでしょう。

ざっとですが、うぐいす嬢のひよこの皆さん！あなたがマイクを持つ意味が少しはお分かりいただけたでしょうか？現在では選挙カー賛成派は３割程度しかいませんから、辛い思いや嫌な思いもあるかもしれませんが、そんな時は事務所を囲むみんなの顔を思い出して下さい。手を振って下さる方に答える事がどれだけ大切かお分かりいただけましたか？

私たちは、たったの数日間でもこれまでの長い時間を頑張って来た皆さんの顔を忘れてはいけません。終盤戦、この心があれば、あなたも最強うぐいす嬢です！（幸慶美智子）

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