東京都の舛添要一知事の「辞職」が確実となりました。知事不信任決議の可決を受けて、舛添氏が15日中に辞職するのか、もう少し踏みとどまるのか、都議会の解散に踏み切るのか――。
現実は刻々と動いていますが、15日朝時点で、「現実的な日程」を探ってみました。
まず、15日中に舛添氏が辞職するケースです。
議長から選挙管理委員会に辞職が通知された翌日から50日以内に知事選が行われることになっています。仮に16日から起算すると、8月4日までに投開票日を設定しなければなりません。
開票作業などを考えると、参院選との重複はぜひとも避けたいところで、7月10日の参院選投開票日を避けるとなると、知事選は「7月14日告示、7月31日投開票」という日程が見えてきます。この日程は都議会内でも実際にささやかれているようです。
さて、舛添氏が都議会の解散に打って出た場合を考えてみます。不信任決議が15日に可決されれば、10日以内に都議会は解散します。そして、議会解散の日から40日以内に選挙をしなければなりません。
16日に議会が解散されたと仮定すると、「40日以内」という条件を満たしつつ、参院選との重複を避けるとすれば、都議選は「7月15日告示、7月24日投開票」という日程が有力となってきます。
その後、都議会では再度、舛添氏への不信任決議が可決され、今度は「一発KO」で知事は失職します。その場合、おそらくですが、9月中の都知事選になるでしょう。
現状の現実的なシミュレーションは、これぐらいでしょうか。当たり前ですが、知事がいつ辞職するのか、都議会がいつ解散されるのか、これらの「起点」が固まった段階で具体的な日程が見えてきます。
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