政治家の本当の姿を伝える、選挙ドットコム「政治家インタビュー企画」。
今回は、自民党所属で衆議院議員の中村裕之氏にお話をうかがいました。
北海道余市郡余市町出身の中村氏は、北海道議会議員として2003年から3期連続で当選。第46回衆議院議員総選挙では自民党公認で北海道4区(札幌市手稲区・後志管内)から出馬し、初当選を果たしました。その後、第47回衆議院議員総選挙においても再選され、現在は北海道版アベノミクスの実現に向けた活動に取り組まれています。
<参考>ホームページ:http://www.hiro-nakamura.jp/

私は、公益社団法人青年会議所(JC)の活動に参加していたことがあるんですが、そこでさまざまな人と出会い、多くの経験をしたことがひとつのきっかけとなりました。明るく豊かな社会を実現するためにボランティアや街づくりに積極的に取り組んでいるのがこのJCという団体なんですが、このさまざまな活動の中で、政治家を目指そうと思った出来事が2つあります。
ひとつは、JR北海道に対し「小樽駅から仁木駅までの非電化路線を電化してほしい」と要望するための署名活動に参加したことです。多くの方が賛同し署名してくださいましたが、正式にアポを取ってJR北海道に要望書を提出したにもかかわらず、結局、全く相手にされませんでした。将来廃線となることを避けるために、「今やらなければダメだ!」と必死に行動しましたが、多くの市民の想いはむくわれず砕け散ってしまったんです。このときは、市民の力だけではダメなのか…と残念に思いましたね。
また、もうひとつは、1997年、島根県においてロシア船タンカー「ナホトカ」号が転覆し重油流出事故が起こったときに日本海重油災害ボランティアに参加したことです。小学生からお年寄まで、心ある人が大勢集まってきているのを目の当たりにし「日本の力はまだまだあるぞ!」と実感できたことで、市民の皆さんが抱くさまざまな想いを、なんとか一緒に貫きたいと思うようになりました。
ただ、市民の力だけで実現することの難しさを知っていたので、「政治的な力が必要ではないだろうか」と考えていたところ、仲間が「わが地域にも、北海道議会に出るような人間が必要だ!」と私を推薦してくれたんです。さらに当時4区の代議士だった佐藤静雄さんが「次の道議会議員選挙に出てみないか」と声をかけてくださったことも重なり、出馬を決意するに至りました。
「明るく、でっかく、堂々と」というのが、私のキャッチフレーズです。私の仲間がつけてくれたこのキャッチフレーズは、道議会議員のときからずっと変わりません。どんなことにもポジティブに取り組んでいきたいですね。

メジャーじゃないけれどもこだわっている政策がトド対策です。トドが漁師の定置網にかかった魚を狙って、網を破ったり魚を食べたりしているので、日本海沿岸で相当な漁業被害が出ています。
これは北海道日本海側特有の政治課題ということもあり、道議会のときから取り組んでいますが、国会議員になったら絶対にこの問題を解決したいと思っていました。「私が言わなければ誰もいわないだろう」と思い、水産部会でトド対策について積極的に発言したことでようやく少し進んだところです。
また、私たち地域住民がもっとも重視している問題が、高速道路の整備です。国道5号線は一桁国道でありながら、一般道しかないんですね。一桁国道というのは全国に9号しかない大事な路線なのに、なぜいつまでたっても高速道路にすることができないのか、疑問に思っています。
首都圏では三環状道路というのが最近開通し、東京都内の渋滞がかなり緩和されていますが、地方においては高速道路がつながっていないため道路事情が非常に悪いのです。ニセコリゾートなどは、外国人観光客がたくさん訪れる観光地ですが、高速道路がないのでとても不便な思いをしています。観光面以外でも救急医療、そして防災面においても極めて大事なことなので、新千歳空港から高速道路を使って各観光地に行けるよう、何とかこの政策を進めていきたいと思っています。
また、安倍政権になってから、世界における日本の地位が向上してきていますが、日本人が持つ道徳心というものを、もっと子どもたちの世代に伝えていきたいと思っています。安倍首相がエルトゥールル号を題材にした映画『海難1890』をトルコで鑑賞されましたが、この中で描かれた日本人らしさ、日本人の道徳心は、世界的にも非常に評価されていると思うんです。
私は、日本PTA全国協議会副会長や北海道PTA連合会会長を務めていますので、そういう日本人の心を大切にする取り組みにも励んでいきたいですね。

議員活動をして、皆さんが私のことをどう見てくれて、その評価をどのように与えてくれるのか、まさに選挙は「評価をいただく場」だと思います。また、私はこれまで道議会3回、衆議院2回、合わせて5回の選挙を経験しましたが、出馬するときは、「とにかく、みんなと一緒にやるしかない。勝つしかない。負けるなんて考えなくていいんだ。絶対に勝ち抜くんだ!」そんな気持ちで取り組んでいます。
フェイスブックは、できるだけ毎日アップして、エピソードなどをガラケーからアップしています。投票用紙に“中村”と書いてくださった有権者の方が、自分が投票した議員が何をやっているのかを確認できるように、という想いで書いているんです。
基本的にはフェイスブック、そしてホームページでの報告ですが、アクセスする方はある程度限られてしまうので、あとは予算で皆さんに恩返していきたいと思っています。
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