【北海道5区】勝率92%の弔い合戦。それでも野党統一候補には苦戦

2016/04/17

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選挙ドットコム編集部

和田義明氏が当選:分析レポート公開

【北海道5区補選 分析レポート】自民党を苦しめた候補者と新しい勝手連、「野党共闘」は手探り

【北海道5区完勝】接戦を制した和田義明さんはどんな人?経歴や学歴は?

※上記4.25追記

 

北海道5区の選挙区背景について解説していきます。

町村氏の強固な地盤、北海道5区

北海道5区は、文部科学大臣、外務大臣などを歴任した自民党の大物、町村信孝氏の死去に伴う選挙です。北海道5区には、札幌市厚別区・江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市が含まれます。人口は46万人、前回の選挙の投票率は58.43%でした。

長年、自民党の町村信孝が厚い地盤で圧勝を続けており、過去20年間で自民党が負けたのは、2009年の民主党政権交代時のみでした。

 

自民党公認候補、町村氏、次女の夫の和田よしあき氏

昭和46年10月10日 大阪府生まれ 44歳
和田よしあき公式Webサイト
和田よしあきfacebookページ
和田よしあきTwitterアカウント

(経歴)※公式サイトより
兵庫県神戸市の小・中学校、パリ・インターナショナルスクールを経て早稲田大学商学部卒業後、三菱商事に入社。
ペルーに1年間長期滞在、インドに5年間駐在。平成26年同社退職後、衆議院議員町村信孝事務所入所

(所属)
自民党 自民党北海道第5選挙区支部長
自民党公認:公明党、日本のこころを大切にする党推薦

自民党 町村信孝氏の後を継いだのは、次女の夫の和田義明氏(44)。自民党だけではなく、公明党や新党大地からも推薦されています。

当初は、町村氏の後援会を継いだため、自民党の圧勝と思われたものの、名字が「町村」でないため親近感を持ってもらえない、知名度が上がらないなど、苦戦しています。さらに、宮崎謙介氏の育休・不倫問題、待機児童問題に対する自民党議員の失言などが相次ぎ、自民党へのイメージ悪化によって勝敗が分からなくなっています。

自民党は、今年の夏の参院選の前哨戦として、絶対に負けることのできない選挙として、党をあげて応援しています。
出陣式には自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久の両幹事長が出席していましたが、さらに知名度の高い大物政治家たちを大量に投入する予定です石破茂地方創生担当相、小泉進次郎農林部会長、さらには安倍首相自身も選挙区入りするかもしれないと言われています。

 

民進党の初陣。野党の総力を集める池田まき氏

1972年5月24日 東京生まれ 43歳
池田まき公式Webサイト
池田まきfacebookページ
池田まきTwitterアカウント

(経歴)※公式サイトより

高校を中退後、二人の子どもを授かり、シングルマザーとして働きながら1995年、ホームヘルパー1級課程を修了し、福祉職場で働く。
1997年、東京都板橋福祉事務所に勤務しながら、福祉関係の専門学校教育を受け、資格を取得。
2011年1月まで務めた後、同月、北海道に転居。
その後、北海道NPO被災者支援ネット生活相談センター長(2011年4月~2011年7月)、(財)札幌市在宅福祉サービス協会札幌市北区第二地域包括支援センター(2011年7月~2012年3月)、北海道社会福祉士会被災生活保護受給者生活再建コーディネーター(2012年4月~2013年3月)、内閣官房地域活性化伝道師(2012年4月~2015年3月)を務め、現在も7つの資格を持つフリーソーシャルワーカーとして活躍中。

2013年4月、社会人枠で北海道大学公共政策大学院に入学。
2014年12月、衆議院北海道第2区より無所属で立候補。
2015年3月、公共政策学修士(専門職)学位取得。

(所属)
自民党 自民党北海道第5選挙区支部長
自民党公認:公明党、日本のこころを大切にする党推薦

対する池田真紀氏(43)は無所属で、民進党・共産党・社民党・生活の党と山本太郎となかまたちが、推薦しています。さらには、夏の参院選で安全保障関連法廃止を掲げる候補を支援する団体「市民連合」からも推薦を受けています。自民党以外の勢力が集まった、野党の総力戦といった様子です。

民進党の代表代行の蓮舫氏や、共産党の畠山和也衆院議員、SEALDsの奥田愛基氏など、党派や団体を超えての応援となっています。その結果、地元の北海道新聞の調査では、池田氏が4ポイントリード。接戦ですが、わずかに野党連合が自公に勝っています。

 

見どころ1:エリートvs庶民派!学歴・経歴・キャラクターも正反対

自民党の和田義明氏は、早稲田大学卒業後、三菱商事に就職しています。対する野党統一候補の池田真紀氏は、高校中退、その後10代で出産、ときには介護ヘルパーやトラック運転手の経験もあるシングルマザーです。

2人はまるで「エリートVS庶民派」。自公VS野党という構図を、候補者の経歴やキャラクターが、まさに示しているようです。

 

見どころ2:安倍首相の選挙区入りで勝敗、さらには衆参ダブルまでもが予想される

一説では、接戦を見かねた安倍晋三首相が、投開票の前の土日に応援に現地入りするかもしれないとも言われていました(熊本地震もあり、状況によります)しかし、補選で負ける可能性が濃厚になれば「首相を投入したのに負けた」とダメージが大きくなるとも言われており、「負けるかもしれないなら、首相は選挙区へ行かない」との噂もありました。

自民党や安倍総理が地元北海道の自民党議員に、わざわざ電話で激励するなど、自民党としても負けられない戦いであることが伝わってきます。
さらには、補選で負けるようであれば「参院選でも自民党は議席を伸ばせない」もっと言うなら「衆参同日選挙をしても、議席を伸ばせない」と考えられるかもしれません。逆に、北海道補選で圧勝するようであれば、その風をさらに大きくするために、衆参ダブル選挙に踏み切る可能性もあるでしょう。今後の政局を占う、大事な選挙であることは間違いありません。

 

選挙ドットコム独自の現地レポにご期待ください

24日の投開票までに選挙ドットコムでは現地に入り、各陣営の様子や情勢などをお伝えする予定です。

 

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選挙ドットコム編集部

2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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