連日、夏の参院選に向けて大きく動く政局がニュースで大きく取り上げられています。
2月23日付の新聞各紙では「共産党 岐阜選挙の1人区で候補者取り下げ 小見山議員を支援へ」と報道されました。同26日には「民主党と維新の党が3月中の新党結成で合意」と報じられました。衆参同日選挙の実施もささやかれています。
夏の参院選で「結果にコミット!」を目指す小見山議員の心の内とは。
-「共産党が小見山議員を支援」との報道がありました。
実は私はまだ何も聞いてなくて、地元の新聞で見ました(取材当時)
あれは共産党が県の役員会か何かで「岐阜県は候補者を絞って、多分、小見山さんを応援することになるだろう。意外とそれで岐阜県はすんなりいくのではないか?」という発言をした。というのが記事になっていました。
-正式決定というわけではないのですね。
合意しているわけではありません。ただ、私もいろいろなところで昨年の暮れぐらいからいっていました。
とにかく「自民党の一強体制を打開するためには、野党がバラバラに(選挙に)出ることによって与党への批判票が分散するので、結果として『与党の自民党さん勝ってください!』という状況になっている」と。それを打開するために、「野党は一本化するべきでしょう」と、ずっといってきました。
もちろん、共産党さんとは思想も考え方も違うし、相容れないものもありますけど、そんなことをいっていられないくらいの一強体制なので、まずそれを打開する。
その一点に絞ってやろうじゃないかと。その点は、共産党さんも非常に理解しておられて、我々が求めているのは、「昨年の安保法の関連法案の廃案を求める」という文言だけ。それについてはご存知の通り、先日、野党5党で廃案の法案を提出しました。
-記事には、共産党が小見山議員を支援する条件として公約に「安全保障関連法廃止」「集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回」を明記すること。と書かれていました。
それは法案を提出したので、クリアしていると思います。
-民主党内には「野党共闘」について反対意見もあるようですが。
衆議院も含めて、我々、参議院の1人区もそうですが、小選挙区の1人を選ぶ選挙です。
元々「二大政党」を確立する中で、「拮抗した勢力が緊張感を持って政治をやる」というのが役目というか成り立ちで、小選挙区制度はそのための制度です。それを確立する中で、ある程度、いろいろな場面での連携は必要だと思います。
中身など、お互いに違う部分を、どのように理解し合うか? というのは大切で、これは衆議院でも同じことですよね。各党がそれぞれ(選挙に)でて、自民が公明と組んだら勝てないので、そこをやっていく必要があると思います。共産党さんがそこをどの程度、理解していただけるのか。私は相当、踏み込んでおられると思いますよ。
-今まで、共産党が候補者を取り下げるということは考えられなかったと思います。
彼らは彼らなりに、信念に基づいてやってこられたのではないかと思います。
私、今は経済産業委員長をやっていますけど、その前は、議院運営委員会の理事をやっていて、まさに、各党間の交渉役でした。共産党さんともいろいろな場面で相談したり、ときには戦ってみたりした中で、彼らのことを私なりに理解しています。これまで、私は十分(一緒に)やっていけると思っています。
-「野党候補者の一本化」を望む声も大きいですよね。
そう思いますね。私の地元の岐阜県は、元々は2人区で(今は)1人区になって、保守王国。
「(自民党の一強体制の中で)共産党さんが候補者を立てると厳しいのでは?」という声もあったので、ニュースを受けて「頑張ろう」という雰囲気がでてきて、それはよかったと思っています。
参考:小宮山議員公式Webサイト:http://www.komiyama.to
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