「猪瀬都知事は辞任すべきか」緊急アンケート 都民は意外と冷静?

2013/12/03

コラム

選挙ドットコム

高橋茂(株式会社VoiceJapan代表)

猪瀬直樹東京都知事が、徳洲会から5千万円を無利子無担保で借り入れた件で、都議会が揺れている。 関心は全国的に広がり、借用書のコラージュ画像まで現れて、ネット上でもちょっとした”お祭り状態”となっている。

猪瀬都知事の「借用書」で“コラ祭り”発生 ジェネレーターも登場(ITmedia)

そんな中、株式会社グリーン・シップ(以下GS)が猪瀬問題に関する調査を行った。

猪瀬東京都知事に関する徳州会問題調査 (実施日:平成25年12月1日 調査手法:アウトバウンドIVRによる聞き取り調査 サンプル数:547)

詳細はグリーンシップ社のサイトを見ていただくとして、まず興味を惹かれたのが「猪瀬都政の評価」項目だ。「大いに評価する」「ある程度評価する」を合わせると7割となる。史上最多票を与えた都民による猪瀬都政の評価は相変わらず高いことを伺わせる。

「借入金説明」では「納得出来ない」が64%と「納得した」の7倍弱となっている。都民は猪瀬知事の手腕は評価しながら、今回の借入金に関しては納得していないことがわかる。

そして辞任の必要性に関しては、「辞任する必要はない」が「辞任すべき」を2ポイント程度わずかに上回っている。意外と少ないと思われる方も多いかもしれない。都民にしてみれば、「やることさえちゃんとやってもらえれば辞任まではしなくて良い」ということなのかもしれない。

しかし、今回の事件は、そんな優しいものではない。都知事は、病院開設時の許認可権を持ち、都は病院や介護施設などに補助金を支出している。徳洲会が初めて会った人物に5千万円を無利子無担保で貸すわけがなく、近々行われる都知事選挙で当選する可能性が極めて高い「副知事」に、賄賂的な意味合いで返さなくても良い金を貸したと考えるのが普通だろう。

周囲では公職選挙法違反や脱税などと騒がしいが、現在開会中の都議会がどこまで追求できるのか。『ミカドの肖像』は、皇室に関する丹念な取材と洞察力で、第18回大宅壮一ノンフィクション賞に輝いた。その洞察力が自分の金のことには一切生かされないばかりか、嘘を塗り固めていくようなやり方を見ていると、オリンピック招致でのプレゼンまでもが嘘っぽく思えてくる。それでも都民は猪瀬知事に託すしか無いのだろうか。

東京都知事選挙結果(2012年12月16日投票)

猪瀬直樹プロフィール(ザ選挙)

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