2023/6/23
昨年夏、県立高校の令和5年度学級編成にあたり、学級減となった氷見高校と雄山高校をめぐり議論が紛糾したことは、まだまだ記憶に新しいところです。
(リンク)【令和5年度 富山県・県立高校入試】県立高校の定員の議論が難航しているようです。
https://go2senkyo.com/seijika/76768/posts/429586
背景には、急速な少子化の流れがあり、令和2年の再編統合時(9305人)に比較して令和6年度は(8,629人)と676人減となっています。実に、40人学級でいうと17学級分に相当するわけです。

こうした状況を背景に、令和5年度の県立高校の学級数をみると、全体の約半数が4学級以下となってしまっています。
とりわけ、高岡学区や砺波学区の状況が厳しく、ほとんどの学校が4学級以下となっており、これ以上、どこで減らせばよいのだろうかという状況となっています。

そんな中、6月21日の予算特別委員会での私の質問に対し、荻布教育長は、少人数学級の導入に含みをもたせる答弁を初めてされました。
少人数学級とは、例えば、現在40人学級となっている1学級の単位を一部、35人にするということであり、
4学級×40人=160人⇒4学級×35人=140人
とするようなことが想定されます。
県立高校においては一定規模の生徒数が必要なわけで、少人数学級の導入により生徒数が減るということに根本的な解決が図られるわけではありません。しかし、一つの学校から、学級が一つ(40人)減るというよりは、影響は小さくて済むと思います。
一方で、少人数学級の導入には、国の配置定数を超える教員の配置に県単独での予算措置が必要となり、令和6年度に仮に少人数学級を導入する場合には約5,000万円の予算が必要とされました。
個人的には、少子化が進む中においては、やむを得ない措置なのではないかと思っており、今後、県立高校再編を行うまでの当面の間は、学級減と少人数学級の導入という二つの選択肢を組み合わせながら、苦しい学級編成を行なっていくしかないと思われます。
【急がれる高校再編議論】
こうした状況に陥っている背景には、繰り返しになりますが、高校再編議論が遅れていることが背景にあります。
県教育委員会においては、6月1日に高校再編の基準を検討する会議を設置しました。今年度末を目途に方針を決定して、高校名をあげての再編の議論は来年度以降に行われていくことを想定しているようです。
ただし、今回の再編については、これまでのように、単に高校の統廃合という単純な再編で済むのかという思いもあり、今年度末までに決定するとしている再編基準の決定作業が簡単に進むとは思えません。
そして、仮に、予定通り再編基準が決まったとしても、決定から実施まで3年程度の猶予期間が必要であることから、どんなに早くても再編が始まるのは令和10年度以降となります(個人的には、そう簡単に進むとは思えないので、もう数年度遅れることを覚悟する必要があると思っています。)
これまでも、早く議論を始めるように申し上げてきただけに、残念な思いもありますが、まずは今年度中に決定するとされている高校再編の基本方針をどのようなものにするのかが重要であり、自民党議員会で設置する「富山県教育の未来を考えるPT」においても議論を重ね、責任ある対案を出すことができるように取り組みたいと思います。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>永森 直人 (ナガモリ ナオト)>【令和6年度・富山県立高校入試の募集定員】令和6年度学級編制で方針転換か?