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【富山県議会】富山県武道館の結論は6月定例会に持ち越しへ

2023/3/15

県議会において、新田知事は、今定例会に提案すると明言していた富山県武道館建設事業の予算計上を見送ったことを陳謝した上で、物価高騰や周辺の体育文化施設の環境変化などを踏まえ、富山県武道館の規模や機能を見直すと表明しました。

自民党議員会、また私個人としても、一度、立ち止まって、富山県武道館のあり方を検討するべきと申し上げてきましたので、知事がこのような表明をされたことは、大いに評価させていただきたいと思います。

これまでの経緯については、私の過去のブログを参照ください↓↓。

https://go2senkyo.com/seijika/76768/posts/507763

さて、知事は、県議会での論戦の中で、手続きに非常に時間のかかるPFI手法の導入を堅持したいとの意向を示す一方で、予定通り令和9年度の開館を諦めない姿勢を見せております。

私が心配したのは、スケジュール感を重視するあまり、今後検討するとしている、施設の機能規模の見直し議論が雑なものにならないかという心配です。

廣島生活環境文化部長からは、6月定例会までに一定の方向性を出したいとの答弁があり、結論を出すにあたっては、関係者の意見も十分に聴くとのことです。

それは結構なことだと思いますが、仮に現在の、「武道館機能+多目的施設(アリーナ)」という施設の性質を変えて、「武道館機能のみに特化した施設」と基本計画を変えるとするならば、その作業は決して簡単なものではなくなるはずです。

施設の性質が根本的に変われば、施設の立地場所をどうするのかなどの議論(新たに土地を求めてまで行う必要があるのか)など含め、再検討することは少なくありません。

現在の基本計画そのものが難産の末にできあがった経緯を踏まえると、相当に丁寧な議論が必要でしょう。

また基本計画を修正する場合には、富山市が富山市総合体育館を改修してアリーナ的な機能を高めることを検討していることなどを十分に踏まえる必要があります。

いずれにしても、「民間活力を入れるためPFIを導入する」とか、「令和9年度までに完成させたい」といった議論は、テクニカルな議論としては重要ですが、本質の議論は、多額の税金を投入して大型施設整備をつくるのであれば、その施設が県民の幸福度の向上にどう寄与するのか、街の賑わいや教育(武道)の振興にどう寄与するのか、そのためにはどのような施設をつくる必要があるのか、この議論を疎かにしてはいけないように思います。

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永森 直人

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選挙 富山県議会議員選挙 (2023/04/09) - 票
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肩書 富山県議会議員(3期)、自由民主党富山県連組織委員長、射水市消防団南部方面団長、小杉まちづくり協議会会長
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