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永森 直人 ブログ

【富山県議会報告】令和4年9月定例県議会を振り返る。高校再編をめぐる議論が活発に行われました。

2022/9/29

昨日、富山県議会9月定例会は最終日を迎え、一般会計補正予算225億円余りを含む県提出議案を賛成多数で可決し、閉会しました。

県議会は、翌年度の当初予算を審議する、2月定例会、そして、6月、9月、11月と年4回の定例会(その他、必要に応じて臨時会)が開かれるのが通例です。

行政の会計年度は4月から始まりますから、9月議会は、ちょうど年度の折返しの時期となり、当初予算編成時には想定できなかった事態に対処する必要があるため、比較的に大きな規模の補正予算を組むことが多くなります。

今回で言えば、引き続き、新型コロナウイルスへの対応(ワクチン接種など)や物価高騰の対策などが中心的に課題であったと思います。

【高校再編議論が活発に行われました】

そして、予算外においては、もっとも大きな関心を寄せられたのは、高校再編をめぐる議論でありました。

この問題については、これまでの当ブログで幾度となく取り上げてきました。

(参考 ブログ【県立高校の定員の議論が難航しているようです。】https://go2senkyo.com/seijika/76768/posts/429586 )

令和4年9月定例県議会においては、合計22人が質問に立ちましたが、14人がこの問題を取り上げました。

地元紙2紙が今定例会の論戦を振り返っており、その評価は分かれていますが、私は、一定の意味があったと思っています。

 

私達、県議会自民党議員会の基本的スタンスは、「これまで行われてきたような数合わせ的な再編議論ではなく、抜本的な対策に乗り出すべき」ということであり、宮本幹事長の代表質問(9月12日)でこの考えをぶつけました。

新田知事からは、「『総合教育会議(知事直轄の教育の基本方針を検討する組織)』の場において、公私比率や普通科・職業科の割合、学区設定のあり方などを早急に議論したい」との答弁がありました。

しかし、具体的な議論の進め方への言及はありませんでした。

私は、9月16日の一般質問に立ち、代表質問への知事の答弁をもう少し掘り下げて議論をしました。

結果、やや前進し、「来年度以降の協議の場の設置について『慎重かつ丁寧』に検討したい」との答弁となりました。

そして、9月26日の予算特別委員会での鹿熊議員の質問に対して、「来年度以降に検討の場を設置する」との答弁まで持ち込むことができました。

未だに、「来年度以降」とし「来年度」と言わないあたりが、やや納得いかない部分ではありますが、多くの議員が多角的に質問をし、当局の姿勢を転換させたという意味で、県議会は一定の役割を果たすことができたと思っています。

とにかく、富山県の教育は保守的です。あくまでも、仮説ですが、これは県立高校至上主義が生んでいる弊害ではないでしょうか?

他都道府県では、デジタル活用など含め私立学校がどんどん最先端の教育を実践し、実は、そうしたことが公立学校のレベルを間接的に引き上げていくきっかけになっているように思います。

富山県の教育をどうするべきなのか?今後一層大きく少子化が進む中で、余裕はないと思うのですが、教育委員会からはその危機感が正直あまり感じられません。県議会の役割は引き続き大きなものがあると考えざるを得ません。

【県民が関心を寄せる諸問題も】

 その他、直接的に県政そのものに大きな影響を及ぼすものではないと私は考えていますが、安倍元総理の国葬を巡る議論、また旧統一教会をめぐる問題なども論戦の対象となりました。

 安倍元総理の国葬の問題については、知事自身の国葬への出席、また県庁への半旗掲揚をどうするかなどが議論となり、立憲民主党や日本共産党からは、国葬を巡る国民の声を踏まえ知事は出席すべきでなく、半旗掲揚も反対という立場でした。

 私は、国葬そのものの是非はともかくとして、功績もあり、また志半ばで無念の死を遂げた元総理に対して、粛々と弔意を示し、静かに見送るべきとの考えであり、その旨を議会の場でも表明させていただきました。

 また、旧統一協会をめぐる問題については、我が会派の宮本幹事長も代表質問で取り上げ、質問冒頭には、自民党議員会の中にも、関わりのある議員(私も含む)があり、「県民に疑念や懸念の声があり、お詫び申し上げる」と謝罪した上で、新田知事にも今後の関係について問いました。

 新田知事からは、「旧統一教会がコンプライアンス上問題がある団体である」と明言したうえで、「コンプライアンス上問題がある団体とは付き合わないと明確に申し上げる」と答弁されました。

 個人的には、「関係を断つ」と同義であり、一定のけじめをつけたと捉えましたし、宗教法人を所管し強い権限をもつ知事として「強い言葉」を使えないという考えも理解はできました。一方で、野党からは「なぜ関係を断つ」とはっきり言えないのかとの追求が続きました。

【議論の少なかった新型コロナウイルス対策】

 一方で、2020年3月に県内で感染者が確認されて以来、常に論戦の中心テーマであった新型コロナウイルス対策についての質問は少なかったという印象です(コロナ疲弊への経済対策などは若干ありました)。

 7月ごろから続く、第7波はかつてない感染拡大であったわけですが、行動制限などの措置もなく、医療や厚生センターの現場は未だ大変な状況は続いており感謝しかありませんが、なんとなく本格的なウィズコロナ時代に入ったのかなという感想も持ちました。

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著者

永森 直人

永森 直人

選挙 富山県議会議員選挙 (2023/04/09) - 票
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射水市選挙区

肩書 富山県議会議員(3期)、自由民主党富山県連組織委員長、射水市消防団南部方面団長、小杉まちづくり協議会会長
党派・会派 自由民主党
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