2022/3/18
昨日、県議会予算特別委員会で質問に立ちました。
60分、一本勝負。新田知事に新型コロナで疲弊した経済の立て直しについて質問しました。
論点は大きく分けて2つありました。
①新型コロナ第6波の出口戦略をどう考えるのか?
②コロナ後の経済の立て直しをどう考えるか?
【①新型コロナ出口戦略】
新型コロナに対する考え方は様々であると思いますが、私は、そろそろステージ2からステージ1に引き下げても良いのではないかと考えています。
新型コロナにおいて、最も重視すべきことは病床の状況です。感染者数はみるべきですが、その前提は、感染者数が増えると入院者数も増え、医療崩壊を起こすことが懸念されるからのはずです。
下のグラフを見ていただければわかりますが、ステージ2に上げた1月25日以来、一昨日までで、感染者数18,666人を数えます。
この間、平均して300人を超える感染者数、最大で628人の感染者数が出ましたが、入院者数の水準は増加していません。150人前後で推移しています(もちろん、医療に従事されている方のご苦労、またコロナで症状が出たのに自宅療養とされた方がいることを忘れてはならないことは言うまでもありません。)
感染者数は、ピークアウトの傾向が顕著となっており、そして仮にそうでなかったとしても、3回目ワクチン接種も進み、オミクロン株の毒性の弱さを考えれば、今後、急激に病床の状況が悪化することは考えられません。
国が、まん防の適用を全面解除することを考えても、富山県でもそろそろ出口戦略を考えるべきではないかと主張したわけです。

知事の答えは以下の報道のとおりです。
主張は真っ向から対立しました。感染者の状況を考えれば、慎重なトーンとなるかなとは思っていましたが、「論ずる時期でない」とは、正直言いすぎではないかと思います。
知事(県厚生部?)は、ステージ2としていることが、県民活動の制限や人々が飲食に出かけることの心理的圧迫要因となっていることの認識に欠けているのではないか。このことが、意見の食い違いの根底にあるのではという気がしています。
知事は、ご自身の後援団体のパーティ(1卓4人以内ということだと思います)はやります。と主張もされました。
でも、普通は良いと言われても、みんなやっぱり怖いのです。「ステージ2なのに、パーティや大規模な懇親会、イベントを開き、感染者を出した」と言われることが・・・。
飲食の場以外でも、イベントや祭り(獅子舞など春祭り)でもステージ2なら「中止にしよう」と判断される場合だってあるでしょう。
何度か食い下がりましたが、議論は平行線であり、正直、疑問の残るやりとりとなりました。


【コロナ後の経済対策】
もうひとつは、コロナ後の経済対策です。
まん防にしないことで、国からお金が入らないことについては、先般ブログに書きました↓↓。
https://go2senkyo.com/seijika/76768/posts/367831
飲食店の時短要請をしないことで協力金を出せず、県は県単独で新型コロナ事業復活緊急応援金(26億円)をやることになりましたが、この財源を捻出するために、貯金にあたる財政調整基金を取り崩すなどの対応をしているのです。
私は、このことによりコロナ第6波の収束後に、反転攻勢に出るための予算の余力がなくなることを懸念しました。
そして、実際に、富山県と同規模県で比較すると、他県では、プレミアム商品券や各県独自のGoToEat事業などに大きな予算をかけていますが、富山県ではありません。
富山県でもぜひやってほしいと知事には迫りましたが、知事は、「(飲食などの消費は)消費の一部に過ぎず、効果は限定的」と否定的な見解を述べられました。
ここでも感じるのは、県がステージ2を続けていることが、「飲食や交通などの苦しい状況を招いている」ことの認識の欠如です。ステージ2で影響を受けた飲食の消費を喚起することは、経済対策であり、かつ飲食や関連事業者の救済策にもなると思うのですが、こちらも平行線でした。

そんなわけで、全体的に、議論は噛み合うことがありませんでした。
引き続き、主張を続けていきたいと思います。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>永森 直人 (ナガモリ ナオト)>【富山県新型コロナ感染状況(県議会質問編)】出口戦略、今、本当に論じる時ではない?