2026/6/5
兵庫県議会議員(神戸市長田区選出)のこしだ浩矢です。
本日の本会議終了後、県議会のスポーツ振興議員連盟の活動に参加しました。今回は、本県にゆかりがあり、第一線で活躍されてきたウエイトリフティング・オリンピック3大会連続出場の八木かなえさんをお招きしての講演会です。

神戸市西区出身の八木さんは、中学までは器械体操をされていました。転機となったのは、兵庫県立須磨友が丘高校への進学です。同校のウエイトリフティング部を見学・体験した際に「面白い!これをやりたい!」と直感されたとのこと。顧問の横山先生からも入部当初から「全国大会に連れて行ってやる」とその才能を見出されていたそうです。
その後はメキメキと頭角を現し、1年生でアジアユース53kg級を制覇、全国高校女子選手権では3連覇を果たされます。競技を始めてわずか4年目、金沢学院大学1年時には全日本選手権を制し、ロンドンオリンピックに出場(10位)。以降もリオデジャネイロオリンピックで6位入賞、東京オリンピックで11位と、世界の舞台で輝かしい実績を残されました。

これほどの成果を出せた背景には、ご家族の温かい支え、素晴らしい指導者との巡り合い、そして器械体操で培ってきた柔軟性や瞬発力があったからこそ、とお話しされていました。
八木さんといえば、バーベルを挙げて成功した際に見せる「かなえスマイル」で多くの人々に親しまれました。しかし、メディアに取り上げられる機会が増えたことで、当時は様々な葛藤もあったそうです。練習に集中できなかったり、休日のメディア対応で心身を休められなかったりと、過度な注目に苦悩した時期もあったとのこと。
それでも、メディア露出によって競技の知名度が上がり、「八木さんに憧れてウエイトリフティングを始めました!」という声をもらったり、スポンサー獲得につながったりした経験から、徐々にメディアの持つ発信力の意義を前向きに捉えられるようになった、という心の成長のプロセスが非常に印象的でした。

東京オリンピック以降は、金沢学院大学のスポーツ科学部助教や同部コーチに就任され、競技を続けながら指導者としても歩んでこられました。マイナースポーツであるウエイトリフティングの選手を発掘するため、様々な地域で体験会を開催し、実際に触れてもらうことで才能の原石を見出す取り組みを進めてこられたそうです。
現在は33歳を迎えられ、人生の次のライフステージ(結婚や出産など)を見据え、大学の職を辞して現在は講演活動等を中心に活動されているとのこと。小柄な中にも、世界の第一線で闘い抜いてこられたトップアスリートならではの、凛とした芯の強さとオーラを感じました。
八木さんの「体験会から才能を発掘する」というお話は、まさに我が兵庫県の取り組みとも深く合致します。
県では、将来オリンピックや国際大会で活躍するトップアスリートを発掘・育成する「HYOGO STAR PROJECT(兵庫スポーツタレント発掘・育成事業)」を実施しています。
競技経験は不問で、新小学5・6年生と中学生を対象に、運動能力や潜在的な素質を評価して育成する素晴らしいプロジェクトです。今年度の選考は終了しておりますが、ご興味のある方はぜひ今年の案内パンフレットをご覧いただければと思います。

兵庫県からはこれまでも数多くの素晴らしいアスリートが誕生していますが、さらに今年4月からは官民連携の推進組織「ひょうごスポーツコミッション」が新たに設立されました。
この組織は、様々な団体との連携・共創を通じて、スポーツの力で地域に賑わいと誇りを創出する「共創のハブ」としての役割を担っています。
一流のアスリートが地元兵庫から次々と輩出され、育っていく環境を整えることは、地域の活性化や子どもたちへの夢の提供に直結する極めて重要な課題です。
本日の八木かなえさんの情熱的な講演をお聞きし、スポーツ振興議連の一員として、本県のスポーツを盛り上げる取り組みをさらに強力に推進していく決意を新たにいたしました。
■HYOGO STAR PROJECT~兵庫県スポーツタレント発掘・育成事業~
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk62/20250702.html
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コシダ ヒロヤ/57歳/男
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