2026/5/26
兵庫県議会議員(神戸市長田区選出)こしだ浩矢です。
5月23日に開催された「KOBE Projection Mapping Award 2026」の上映審査会に行ってきました!
神戸市が2024年から六甲アイランドで進めている「ナイトタイムエコノミー(夜間の経済・観光活性化)」の取り組み。その一環であるこのアワードは、若手クリエイターの登竜門として早くも定着しつつあります。今回のテーマは「Exciting」。現地で体感した光の芸術の様子と、これからの観光戦略についてブログにまとめます。
まずは、当日の熱気が少しでも伝わるように、投影された作品を3分弱ほどに凝縮した動画を作成したのでぜひご覧ください。
会場となった神戸ファッションプラザ・オルビスホールの外壁は、横約65m×縦約7mという独特な扇形の形状をしています。この特殊なスクリーンを若手映像クリエイターたちがどう活かすのかが、このコンテストの大きな見どころです。
どの作品も「Exciting」のテーマ通り、スピード感あふれる3Dグラフィックや、ダイナミックに変化する色彩で、静かな夜の人工島を鮮やかに塗り替えていました。独特の形状である建物そのものが大きなスクリーンを舞台に、各作品が工夫をこらした演出を興味深く拝見しました。

作品自体のクオリティが非常に高かったからこそ、現地で少し惜しいと感じた部分もありました。それは「映像を投影するプロジェクターの光量(明るさ)」です。
周囲の環境光の影響もあるかと思いますが、光がやや弱く感じられる場面があり、クリエイターが意図したであろう緻密な色鮮やかさや、圧倒されるような迫力が100%表現しきれていない印象を受けました。現状の機材でも十分高価なものだと思いわれますが、投影スペックがさらに底上げされれば、化けるポテンシャルを秘めているだけに、ここは少し残念なポイントだと感じました。
また、このイベントの告知が行き届いていないからか、集客人数は100人程度しかいなかったことも、少し勿体無い気もしました。
しかし、こうしたハード面の課題はありつつも、神戸観光が長年抱えてきた「夜間の受け皿不足」という構造的課題に挑む姿勢は素晴らしいものであり、神戸市のプロジェクションマッピングによる取り組みは、そうした夜間の観光資源不足を解消するための大きな布石となる可能性を秘めています。
全国を見渡すと、圧倒的な光量と規模でインバウンドを引き寄せる「東京都庁」や、現存天守の魅力を夜間に引き出す福井県の「丸岡城」など、デジタルアートを本格的な観光の核にする事例が増えています。長野県の「松本城」のように、冬の閑散期の誘客対策として大きな効果を上げているケースもあります。
今後は、機材面のアップデートに加え、この集客をいかに周辺の経済効果に直結させるかというソフト面の課題もあります。上映が終わる21時頃には島内の飲食店の多くがラストオーダーを迎えてしまうため、映像を観た後の「余韻を楽しむ消費動線」の確保が、今後の鍵になりそうです。
また、この六甲アイランドでの成功ノウハウは、神戸市内だけにとどめておくのはもったいないと感じます。例えば、県内の他地域にある城郭や伝統的な街並み、豊かな自然景観などへ「水平展開」していくことで、兵庫県全体の夜間観光(ナイトツーリズム)を底上げしていく素晴らしいモデルケースになるはずです。
このプロジェクションマッピングは、アワード期間だけでなく、週末(金・土・日・祝)を中心に通年で定期投影されています。6月からは日没に合わせて上映時間が「19:30〜22:00」へと30分後ろ倒しになりますが、週末の夜のドライブやお散歩に、ぜひ一度現地で体験してみてください!
■「KOBE Projection Mapping Award 2026」
https://www.city.kobe.lg.jp/a26136/20260512.html
この記事をシェアする
コシダ ヒロヤ/57歳/男
ホーム>政党・政治家>こしだ 浩矢 (コシダ ヒロヤ)>プロジェクションマッピングで神戸のナイトタイムエコノミーを活性化【長田区】兵庫県議会議員 こしだ浩矢