2026/5/25
兵庫県議会議員(神戸市長田区選出)のこしだ浩矢です。
我が街・長田区が世界に誇る靴づくりの中心地であり、兵庫県を代表する重要な地場産業のひとつである「ケミカルシューズ」。先日、日本ケミカルシューズ工業組合の「令和8年度通常総会」が開催され、私は同組合の相談役として出席いたしました。

総会では、河野忠友理事長から現在の業界を取り巻く厳しい環境と、それを打破するための力強い方針が示されました。
現在、ウクライナや中東地域における不安定な国際紛争を背景に、原材料やエネルギー資源の価格が急激に高騰しています。さらに歴史的な円安に伴うインフレ、金利の上昇など、シューズ業界も多大なる影響を受けており、まさに「いかにしてこの複合的な課題を乗り越えるか」という正念場に立たされています。

こうした国内市場の低迷やコスト高を補い、新たな活路を見出すため、組合では積極的な攻めの戦略を展開しています。
昨年度は、東南アジアのハブであるシンガポールにおいて商談会を開催し、海外への販路拡大を模索してきました。今年度はさらに、台湾での新たなビジネスチャレンジを計画しているとの方針が発表されました。
また、地域ブランド「神戸シューズ」の認知度向上と販路開拓にも総力を挙げています。「インターナショナル・ギフト・ショー」への出展をはじめ、首都圏の主要百貨店やショッピングセンターでのポップアップイベントを精力的に開催。長田の技術力とデザイン性を広く発信しています。
さらに大きな変革として、これまで神戸国際展示場を中心に開催してきた展示会に加え、本年5月には初めて靴の聖地でもある浅草にて「東京シューズコレクション」を開催されました。東京・神戸の二大拠点での展示会開催により、これまでにない新規顧客の開拓に手応えを感じているとのことでした。
地元での取り組みも欠かしません。「くつっ子まつり」や「シューズデザインコンテスト」、そしてものづくりの現場を体感してもらう「開工神戸」のオープンファクトリーイベントへの参加など、消費者や地域住民と密着した交流を通じて、足元から業界を盛り上げる活動を継続していくことが確認されました。

私たちが誇る地場産業を、行政はどう支えるべきか。
伝統産業や地場産業と一口に言っても、業界によって抱える課題やニーズは千差万別です。画一的な支援では本当に困っている企業に届きません。
そのため、私は今年2月の県議会本会議において、それぞれの業界の実情に寄り添った「オーダーメイド型の地場産業支援策」を展開していく必要性を強く訴えました。
今年度の当初予算における支援事業はもちろんのこと、来たる6月補正予算に向けても、事業者の皆様がこの苦境を乗り越え、次なる成長へと向かうための強力な後押しができるよう、全力で県政から動かしてまいります。

組合では、次世代のデザイン開発力の強化を目的として、毎年シューズデザインコンテストを行っています。
前回のコンテストでは2,136点という大変多くの応募があったそうですが、近年は生成AIを活用した作品の応募が増えるなど、作品のレベルが年々目に見えて高くなっているとのことです。

総会会場には、見事優秀賞に輝いた作品や、ユニーク賞に選ばれた作品のパネルが展示されており、私も大変興味深く拝見いたしました。これまでの既成概念にとらわれない斬新なデザインばかりで、ここから未来のヒット商品や、新たなブームを巻き起こす素晴らしいシューズが誕生するのではないかと胸が熱くなりました。


長田の靴職人の技、そして若きクリエイターの感性を融合させ、この難局を「チャレンジ」に変えていく。その歩みを、私も相談役として、そして県議会議員として、全力で伴走し応援してまいります!
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コシダ ヒロヤ/57歳/男
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