2021/10/8
10月8日(金)、第一部決算特別委員会が開催されました。私からは円山動物園に対して、入園料改訂の影響の認識や有料プログラムの実施状況などについて質問致しました。
円山動物園は入園料収入以外の収入源確保が重要であると私は考え、これまでも委員会質疑を行っておりました。
また、2年前の決算特別委員会で「ゾウの糞からできた堆肥」をふるさと納税の返礼品として採用すべきと私から提案させて頂きました。検討状況や対応、今後の導入見込みなどについて質しました。
現在、関係部署や返礼品を取扱う事業者とゾウ堆肥の受付、梱包・発送等について調整を図っているところであり、こうした体制が整い次第取扱いを開始できるようにしたい旨の答弁がありました。なお、質問内容は以下の通りです。
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#ゾウの糞からできた堆肥
#田島央一 議員(北区)
1、円山動物園の状況について
(1)入園者数の状況について
(2)入園料の改定の影響に対する認識について
2、収入の状況
(1)有料プログラムの実施状況について
(2)入園料収入以外の収入について
3、ゾウの糞からできた堆肥について
(1)ふるさと納税返礼品採用に向けた検討状況について
(2)今後の導入見込について
【質問①】円山動物園は、2018年度に来園者数が39年ぶりに、100万人を超え、2019年度は、新型コロナウィルス感染症の影響により3月1か月の間、休園となりながらも、引続き来園者数は100万人を超えましたが、2020年度は、年度初めの4月から6月2日まで休園を余儀なくされたところであり、また外出の自粛等もあり、来園者数は前年度から半減し、約50万人となったと聞いています。
一方、2020年4月1日から入園料については1992年以来28年ぶりに、600円から800円に、年間パスポートについては、2005年に制度導入以来はじめて1,000円から2,000円に値上げするなどの入園料改定が実施されたものと承知しております。そこで、まず伺います。2020年度の入園者のうち、有料と無料で入園した方の割合はどのようになっているのか、また昨年度の有料入園者数のうち、1回券での入園者数と年間パスポートの入園者数の割合はどの程度なのか、それぞれ状況をお伺いします。併せて、入園料の改定の影響に対する認識について、 新型コロナウィルス感染症拡大により、単純な比較は難しいと思いますが、札幌市の所見をお伺いします。
【答弁①】2020年度の入園者数50万6,596人のうち、有料の入園者数は28万9,434人で約57%、無料の入園者数は、21万7,162人で約43%となっております。また、1回券の入園者数は、18万4,800人で有料入園者数の約64%、年間パスポートによる入園者数は、10万4,634人で約36%となっているところでございます。入園料改定後2020年度の有料入園者数と無料入園者数の割合については、改定前の2019年度と同様の割合となっているところです。
しかしながら、2020年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、ゴールデンウィークを含む48日間が臨時休園となり、その後の6月から10月の繁忙期も、外出自粛の要請が続いたことにより、入園者数が大きく減少しております。このため、現時点では評価ができないことから、入園料の改定の影響については、新型コロナウイルス感染症が収束し、入園者数が回復した際に分析してまいりたい。
【質問②】入園者数の増減にともない、入園料収入は変化することから、動物園は、その有する専門性を活かし、来園者のニーズに応えていくためにも、入園料頼みではなく、それ以外の収入源確保が重要であるとの認識を過去の委員会質疑の中でも触れてきました。コロナ禍において、入園者数が半減したという状況では、まさにそのような検討を進めていくべきではないでしょうか。その中で、円山動物園においては新たに有料プログラムを導入したと承知しておりますが、有料プログラムの実施状況はどうだったのか、プログラム実施数や収入はどのようになっているのか、それぞれの状況をお伺いします。併せて、入園料収入以外の収入は全体でどのような状況であったのか、取組事例を含め、札幌市の所見をお伺いします。
【答弁②】2020年4月の料金改定に係る条例改正に併せて、3,000円を上限とする有料プログラム制度を新設したところ。最初の企画として、動物専門員が解説しながらツアー形式で園内を回る「夜の動物園プレミアムツアー」を、1人1,500円の有料プログラムとして、10月に計4日間、のべ20回実施した。貸し切り感覚で、よりじっくりと解説を聞いていただくことを狙って、各回のツアー参加人数を限定して開催し、計175名の方にご参加いただき、約26万円の収入増となった。
2020年度の円山動物園の入園料収入約1億9,300万円に対し、入園料以外の収入は、総額で2千633万5,882円となっております。主なものは、売店等の土地使用料が約930万円、企業・市民からの寄付金が約800万円、入園券の裏面への広告掲載等による広告料収入が約100万円などとなっております。このほかに、ふるさと納税を通じた円山動物園へのご寄付として、市外の方から、約1千800万円をいただいております。今後は、動物の魅力や生態、動物園の役割などをより効果的に伝えられる有料プログラムの充実や、企業とのタイアップ商品を活用した寄付の拡大等、さらなる収入の確保を目指してまいりたい。
【質問③】ふるさと納税のお話がありましたが、2年前の決算特別委員会で、私の方から「円山動物園のゾウの糞からできた堆肥」をふるさと納税の返礼品として採用すべきと提案させて頂きました。円山動物園には4頭のアジアゾウがいますが、ゾウ1頭で1日に100キログラムの糞をします。4頭いるので、1日400キログラムの糞が出ており、それを堆肥化施設に入れると、約4割となり、毎日160キログラムの堆肥ができると聞いています。それまでゾウの糞は、廃棄物として処分するしかなかったが、堆肥化することにより、廃棄物の削減が図られ、堆肥として活用することにより、循環型社会の実現に寄与することが可能となります。まさに、環境教育の材料ともなるゾウ堆肥は、動物園の資源であり、札幌の地域の資源であります。これらを活用し、市外の方に動物園の活動等をPRしていくことは、SDG‘Sの観点からも大変重要であり、円山動物園の応援者を増やし、収入を確保することにもつながっていきます。そこでお伺いしますが、私からの提案内容についての検討状況や対応について、今後の導入見込みと合わせて、札幌市の所見をお伺いします。
【答弁③】2019年11月に堆肥を作るためのバイオ発酵処理施設が本格稼働し、その後、成分分析や、実際に植物の生育を確認する植害調査を民間の調査機関に依頼し、堆肥の効果や安全性を確認したところ。あわせて、市内の小中学校や公園等に、試験的に利用してもらったところ、「花や野菜の成長が良かった」、「また利用したい」等の声をいただいていた。
当初2020年度の開始を目指しておりましたが、こうした安全性の確認に時間を要したことから、ふるさと納税の返礼品への活用には至っておりません。現在、関係部署や返礼品を取扱う事業者とゾウ堆肥の受付、梱包・発送等について調整を図っているところであり、こうした体制が整い次第取扱いを開始できるよう準備してまいりたい。
【要望】何でこのような提案をしたかというと、円山動物園は建築基準法の用途地域で第2種住居地域に指定されているため、販売目的の工場立地は認められておりません。ふるさと納税の返礼品であればといった法の網の目をくぐるような想いで提案させて頂いたところ。
最後に要望しておきますが、12月末にはふるさと納税の申込が駆け込み的にありますので、私としては、その頃に返礼品にラインナップされることを望んでおります。そして、4月の春頃、畑作業が始まる頃に堆肥が届くようになれば良いなと思っておりますので、その点を要望して私からの質問を終えます。
以上



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