2020/10/14
10月14日(水)、第二部決算特別委員会(保健福祉局所管分)が開催されました。私から「高齢者施設における入所者の医療サービスの利用」について質疑致しました。
新型コロナウィルス感染症を恐れるがあまり、必要な医療サービスの利用を控えさせる高齢者施設があり、それに伴う影響が顕在化してきております。そのような高齢者施設には、札幌市としても行政指導していく旨の答弁もありました。詳しい内容は以下の通りです。
【質問】私からは、高齢者施設における入所者の医療サービスの利用についてお伺いします。有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、介護保険施設、認知症グループホームなどの高齢者施設において、施設の入所者は、必要に応じて外部から医療サービス等の提供を受け、入所者がその能力に応じ、自立した生活を営んでおります。
しかし、一部の高齢者施設において、外部からの医療サービスの利用を新型コロナウィルス感染の懸念から禁止する又は控えさせるといった事例が全国的に発生していると聞いております。
本年4月24日に国から発出された介護保険最新情報Vol.822では、「訪問診療は利用者と保健医療機関で計画的な医学的管理の下で医療を提供するものであり、医療従事者は感染予防策を実施しているので、利用者から訪問診療の希望を受けた場合は、施設は適切に受け入れをお願いしたい」と通知されております。
そこでお伺いしますが、札幌市内の高齢者施設において、新型コロナウィルス感染の懸念から医療サービスの利用を控えさせるなどの実態について、札幌市としては把握しているのか、また、それに対してどのような対応をしてきたのか、お伺いします。
【答弁】 高齢者施設の入所者などからは、医療サービスの利用を控えさせられたなどの具体的な相談は札幌市には寄せられていない。また、本年9月に、高齢者施設において、適切な感染防止対策が実施されているにもかかわらず、新型コロナウィルス感染の懸念から医療サービスの利用を制限することは不適切であり、入所者が希望する又は必要なサービスを不当に制限することのないよう国から通知があったため、全ての高齢者施設に周知している。
【質問】札幌市が把握している事項、これまでの対応については承知しました。さらに質問ですが、高齢者施設において、新型コロナウィルス感染の懸念から入所者が医療サービスを利用することを控えさせたなどの相談があった場合、どのような対応をされるのか、お伺いします。
【答弁】入所者や外部の事業者などからそのような相談があった場合、事実確認をし、不適切な取扱いであれば国通知に基づき指導してまいりたい。
【要望】本日は新型コロナウィルス感染症を指定感染症2類相当から5類相当に変更される政令が公布されました。未知のウィルスに対してより慎重な対応をしてきたのは理解を致しますが、この感染症が発生してから人類が構築した知見で正しく恐れることが徐々に可能になりつつあります。
私の祖母も高齢者施設に入所しておりました。4月に祖母は入れ歯が合わなくなり、施設では口腔ケアをしてくれる訪問医療も受けられず、また4月は緊急事態宣言に伴う外出自粛もあり、歯科医に診てもらうことも出来ませんでした。もちろん、家族の面会なども一切出来ませんでした。結果、入れ歯が使えず、流動食に代わったことにより、体力が落ち、6月上旬に亡くなりました。新型コロナウィルス感染症関連死とも言えるかもしれません。
私の家族の事例だけかと思っておりましたが、今月に入ってから札幌市においても、医療サービスの利用を控える高齢者施設があるとの声をお聞きしましたので、質問致しました。答弁では、札幌市に個人からの相談はないとの事ですが、訪問医療サービスを提供している事業者からは「施設に来ないでくれ」とか「訪問医療サービスの利用を保留する」とのお話も聞いております。
是非とも、今回のような新型コロナウィルス感染の懸念から医療サービスの利用を控えることを無くし、しっかりと札幌市には、新型コロナウィルス感染症関連死といったことをなくすよう対応して頂きたいと申し述べて、私からの質問を終えます。
以上




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