2026/5/12
長いGWを過ごして、漸く本格始動という方も多いと思います。それぞれのGWを如何お過ごしになられたでしょうか。私の場合は、重要な国会日程が4月28日で終了したので、29日から事実上のお休みを地元長野で過ごしました。もっとも、5月5日までは例年行われている諸行事に出席することも多く、自宅で休む時間を取れませんでしたが、後半で時間を取って友人と会ったり、買い溜めておいた本を読んだりして過ごしました。頼まれたまま積み上がった色紙の依頼にも応え、何枚か仕上げたところです。友人との対話では、建設関連の仕事をはじめとして、イラン紛争による国内流通の目詰まりが広範囲に及び、影響している窮状をお聞きするなどできました。まとまった読書は、日頃、目先の事象に捕らわれ駆け抜けている中で、一旦立ち止まって、様々な考察をしていくのに良い時間と思っています。

国会は、GWが終わり、残り2カ月半となる今国会の後半戦へ挑んでいくこととなります。14日のトランプ大統領と習近平主席による米中首脳会談を睨みながら、米国とイランの休戦に向けた駆け引きが本格化していくでしょう。これに期待して株価も最高値を更新しました。一進一退を続けるイラン情勢ですが、中東以外の地域からの調達や備蓄の放出を通じて、必要とされる原油やナフサなど総量を国として確保しているはずなのですが、将来不安などにより流通の目詰まりが進み、実際に建築資材が手に入らないなどの悲鳴が聞こえます。当面の対策として、コロナの時のゼロゼロ融資を復活するなどの要請もいただいています。イラン休戦の推移を見守りながら、至急の対応が無いと広範囲に混乱を生じかねないという危機感を持っており、働きかけをしてまいりたいと思います。今のところ、政府与党として補正予算を組む動きはありませんが、状況によっては踏み込んでいくことになるでしょう。当面の対応として、目が離せません。

6月には、来年度予算編成の基本方針となる『骨太の方針』が閣議決定され、打ち出されます。今年度予算は、前の石破政権が既に概算要求まで進めていたのを引き継いだので、高市内閣として当初から予算組みをしていくのは、この6月からがスタートとなります。補正予算を前提とせずに必要な予算を当初から組み上げていくべきであるという方針が既に打ち出されています。民主党から自民党が政権を引き継いでから、当初予算で計上できない事業を補正予算で毎年対応している場面が各所に散見されます。これを正論どおり当初から計上することとなると、一般会計の当初予算は相当拡大することになり、各省とも戦々恐々としています。責任ある積極財政の掛け声の下、各省が検討している日本成長戦略についても、いよいよ具体的な政策を取りまとめていく段階となっていきます。17分野に渡り、各都道府県も様々なアイディアを提案しており、政策の競い合いが本格化していくでしょう。長野県でも、発酵バレーNAGANO事業を中核にしたフードテック分野、国土強靭化、宇宙産業などに取り組んでおり、是非、国の認定を受けて、長野県産業政策の推進に尽力してまいります。

今国会の重要広範議案と指定されたのは、インテリジェンス機能強化を図るために国家情報局を設置するための法案、防災対策の司令塔機能を担う防災庁設置法案、健康保険法改正法案、再審制度の改正を含む刑事訴訟法改正法案の4つとなっています。重要広範議案とは、今国会で審議する80近い法案の内、特に重要として指定した法案で、本会議場で趣旨説明をしてから委員会での質疑を行うことになります。このうち、再審制度の改正に関しては、政府提出法案に対する与党内質疑で意見の対立が表面化して、未だ方向が定まりません。袴田事件など重大な人権問題となるような事件を二度と起こさないために、検察による抗告の廃止を求める政治の側と、検察・法務省との攻防が続き話題となっています。閣議決定、国会審議の日程を考えると、そろそろ結論を導き出さなくてはならない時期を迎えています。
こうした重要法案を含めた法案審議が佳境に入っていくと同時に、今国会では、憲法改正や皇室典範についての議論も注目を集めています。皇室典範に関しては、安定的な皇位継承のために様々な議論が重ねられてきたところです。男系男子による継承、女性天皇、旧皇族の皇室復帰など、難しいテーマですが、そろそろ結論を導き出すべき時を迎えていると思っています。私が所属する衆議院憲法審査会では、毎週木曜日を定例日として開催しており、緊急事態条項について、喫緊に結論を得るべきテーマとして議論を掘り下げています。論点は相当明確になってきているので、そろそろ具体的な条文案を起草して議論を加速するべきだとして、自民党筆頭理事である新藤代議士が提案をしています。高市総理大臣が、4月に行われた自民党大会で『来年の党大会には、憲法改正に向けて目途が立ったと言えるように議論を進展させたい』と打ち上げて注目されましたが、今国会で何処まで具体論に入っていけるかが勝負であり、残り2か月の審議が注目されます。私も審査会メンバーの一人として発言の機会も予定されており、いつまでも結論が見えない神学論争に終止符を打つべく行動してまいります。
秋に予定されている内閣改造や来年の自民党総裁選挙を意識して、旧派閥が事実上復活する動きなどが報道されています。今は、30年続いたデフレからの完全脱却へ向けて、成長戦略によって打って出ていく大事な時、一方で、足元ではイラン紛争により、我が国のアキレス腱でもあるエネルギーの安定供給が揺らぐという国家の一大事が起きているところです。この難局を乗り越えるために、高市総理大臣を支えて、自民党全体が一致結束し、全力を傾注するべき時と思っています。高市総理が顧問となり、総裁選挙の中核を担った『保守団結の会』は所属議員も86名となり、高鳥修一代表を支えながら事務局長として活動しています。純粋な勉強会ですが、自分自身の立ち位置をしっかりと踏まえて行動していきたいと思います。今回も長いメールマガジンとなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんのご健勝ご活躍を祈念して、5月メールマガジンといたします。 若林 健太
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>若林 健太 (ワカバヤシ ケンタ)>GWを如何お過ごしになられたでしょうか(けんたのまっすぐ便Vol.203)