2026/7/4
税収3兆円上振れも減税補えず。「消費税ゼロ」に5兆・ガソリン0.7兆円:日経の「税収上振れでも減税の財源に足りぬ」という論調は、順序が逆である。そもそも25年度に税収が過去最高の84兆円へ跳ね上がったのは、賃上げと緩やかなインフレ、そして企業収益の拡大という名目成長の成果に他ならない。歳出削減の賜物ではない。
減税を「穴」と呼ぶ発想がそもそも誤りである。家計の可処分所得に直接届く消費税減税やガソリン減税は、乗数が大きく、消費と投資を押し上げ、結果として法人税・所得税を通じ税収そのものを増やす。これこそが成長のエンジンである。
財政規律を旗印に減税を封じ込めれば、需要は冷え、名目成長は鈍り、税収も痩せる。緊縮が財政を悪化させるという教訓を我々は嫌というほど見てきたはずだ。必要なのは減税と成長投資を両輪に据え、名目GDPを拡大させて自然増収を取りに行く戦略である。

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