2026/4/14
赤沢経産相が円高につながる金融政策は「一つの選択肢」と発言した件で、高市首相と片山財務相が赤沢経産相に金融政策の発言を控えるよう注意したとのこと。もちろん、原油高によるコストプッシュ型の物価上昇に対し、利上げで円高に誘導すれば輸入物価は下がっても国内需要を冷やす。物価対策としては悪手で、見識が疑われる発言だが、この問題、単なる失言だと軽視してはならない。マクロ経済政策は経産省の所管外であることは誰もが知っていることだが、かつて2001年の省庁再編で旧通産省は、旧経済企画庁が持っていたマクロ経済調整の権限までも飲み込もうとしたのだ。今回は、大臣個人の失言というよりも、経産省の制度意識の緩みや省益発想の反映を疑わせるものだ。

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