2026/4/12
原油分散調達に3つの誤算。中東依存度95%に上昇、民間任せに限界:いつも言っていることだが、1973年のオイルショック以降、歴代政権は「中東依存度の引き下げ」を繰り返し唱えてきた。結果はどうか。1973年当時の中東依存度は約78%。現在は約94%だ。依存度はむしろ上がっている。
なぜか。理由は単純で、中東原油が最もコスト競争力が高かったからだ。市場原理に任せれば、調達先は最も安い供給源に収斂する。これは経済学的には当然の帰結であり、だからこそ「長期的な調達先の最適化」は市場に任せるだけでは実現しない。のんきな市場原理主義者の言うことを聞いているときではなかったのだ。安全保障上のプレミアムを政策的に評価し、多少のコスト増を受け入れてでも分散を図る制度設計が不可欠だったはずだ。

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