選挙ドットコム

金子 洋一 ブログ

自公にはハングパーラメント(少数与党)である自覚はあるのでしょうか。

2024/12/20

自公にはハングパーラメント(少数与党)である自覚はあるのでしょうか。「年収103万円の壁」をめぐる議論が白熱しています。所得税の非課税枠を123万円に引き上げるという自民党と公明党の案に対し、国民民主党は178万円への大幅な引き上げを求め、真っ向から対立。この問題は単なる税制の議論にとどまらず、与党としての姿勢や国民との向き合い方が問われる重要な局面を迎えています。

自公案の「123万円」という数字は、国民生活の実態に即しているとは言い難いものです。現状、パートやアルバイトで働く多くの人々が「103万円」という壁に苦しみ、その制約のために生活やキャリアの選択肢を狭められています。この枠を抜本的に改革しなければ、多くの家庭で自由度を失った働き方が強いられ続けるでしょう。

自民党と公明党が提示した123万円案は、少数与党である現実を無視した傲慢な判断ではないでしょうか。最近の衆議院補正予算案可決後、与党は、「野党に大幅に譲歩しなくてもいける」という余裕を持っているように見えます。この余裕が国民の声に耳を傾ける姿勢を鈍らせているのでしょう。

また、この問題の根幹には、長年続いてきた自民党の「緊縮財政」の影響が潜んでいます。最近の日本経済は表面的には成長を掲げていましたが、実際には財政緊縮の方針が経済政策の足を引っ張り続けたことは否定できません。その結果、国民の生活改善が遅れ、経済全体の成長も十分には達成されませんでした。今回の税制改正案も、国民生活を守る視点よりも、財政の帳尻合わせを優先しているように感じられます。

さらに、最低賃金や奨学金の問題も絡んでいます。最低賃金が適切に引き上げられれば、「103万円の壁」は自然と超えるべき課題として解消されるはずです。また、奨学金を拡充することで、学生が過度な負担を負わずに勉学と生活を両立できる環境を作るべきではないでしょうか。これらの根本的な対策を講じることなしに、「123万円」という数字を示されても、多くの人々は納得できないでしょう。

現在、自民党に対する国民の不満は高まっています。SNS上では、「与党が国民の生活を軽視している」という批判が飛び交っています。それにもかかわらず、与党議員の発言や態度には緊張感が感じられず、むしろ危機意識の欠如が目立っています。これでは、国民からの信頼を失うばかりか、政治そのものへの不信感を助長しかねません。

今回の「103万円の壁」を巡る議論は、単なる税制改正にとどまらず、与党が国民とどう向き合うべきかを問う試金石です。少数与党である現実を直視し、国民生活に寄り添う政策を提示することが、与党としての責任でしょう。この機会に真剣に取り組み、国民が安心して暮らせる社会を実現するための一歩を踏み出すことを期待します。

この記事をシェアする

著者

金子 洋一

金子 洋一

選挙 第51回衆議院議員選挙 2026年 (2026/02/08)
選挙区

神奈川20区 26,061 票 比例 南関東ブロック 日本維新の会

肩書 元参議院議員
党派・会派 日本維新の会
その他

金子 洋一さんの最新ブログ

ホーム政党・政治家金子 洋一 (カネコ ヨウイチ)自公にはハングパーラメント(少数与党)である自覚はあるのでしょうか。

icon_arrow_b_whiteicon_arrow_r_whiteicon_arrow_t_whiteicon_calender_grayicon_email_blueicon_fbicon_fb_whiteicon_googleicon_google_whiteicon_homeicon_homepageicon_lineicon_loginicon_login2icon_password_blueicon_posticon_rankingicon_searchicon_searchicon_searchicon_searchicon_staricon_twitter_whiteicon_youtubeicon_postcode