2026/6/15
前回のブログは、6月12日に開催された流山市議会本会議にて、おだぎりたかし議員の附属幼稚園に関する質問に対する流山市長及び教育長からの答弁をまとめたもの。
https://go2senkyo.com/seijika/67722/posts/1408618
私は、2年前まで、附属幼稚園廃園問題について全く知らなかった。南流山に暮らす私にとって、北の江戸川台の話はなかなか伝わってこない。私が流山市議会に「困難問題を抱える女性への支援」に関する陳情を提出した際に、同じ委員会で附属幼稚園廃園に関する陳情が討議されたため、たまたま知った。
現在でもなお、まだまだ多くの市民はご存知ないと思う。ぜひ、私のブログだけでなく、「X」中でも「NA/政治調査太郎」さんの発信などをチェックして、考えてみていただきたい。
1)市長は、保護者や関係者の話を聞き、その「疑問に答え」、閉園という判断に間違いないことが示せたか?
答えはNOだ!
前にブログで書いたように、確かに、附属幼稚園の廃園に関して説明会は数回開催された。しかし、市長がそこに「出席したことはない」。そのために、市民からの質問に職員は答えられず「持ち帰り」になっていた。これでは全く議論にならない。
もちろん、説明会に参加した市職員からすれば「言えない」。当然だ。なぜなら、彼らは決定権者ではないからだ。
市民の疑問になんら答えられない説明会を何度開いても、それは「一方的な説明」でしかなく、疑問や不安をもつ市民に対して「説明責任を果たしたこと」にはらならい。
2)流山市は、公立幼稚園という公立の教育機関のもつ重要性を認識していない。
これもすでにブログで書いているが、「子育てするなら流山」というコピーを宣伝する流山市なら、人が育つ中で最も大切といって過言ではない「就学前教育」から小学校、中学校を一貫して責任をもって運営することは人づくりにおいて非常だと私は思う。だから、幼稚園教諭や保育士の皆さんは、そのことに誇りをもってほしい。
また、コロナなど感染症や災害時など、子どもの生活が脅かされることは、今後もある。そんな中で、私立は、子ども、職員、対策の負担など、さまざまなことを検討して「お休み」することができる。私立だからだ。しかし、それは、子どもたちにの成長・発達に大きな影響を与える。コロナによって、子どもたちの発達に影響が出たことは、すでに指摘されてきている。
公立は、もちろん、首長のリーダーシップや判断によるが、子どもたちが学びを継続する判断を自分たちで行うことができる。つまり、流山市が直接責任をもって、保護者や地域の市民と協力し、これを「運営し続けることができること」がどれだけ「子どもたちにとって重要である」か認識すべきだ。
3)流山市は「公」の役割と誇りを取り戻すべきだ。
公立学校の良さは何か?
公立は「子どもを選ばない」。
このことがどれだけ尊いことなのか、市民の皆さんには、もう一度考えていただきたい。
これまで、流山市内の幼稚園や保育園では、すべての園ではないが、障がいをもったり、多動であったりする子どもたちが、入園を断られることがあった。
その数は多数ではないため、多くの人は、自分に関係ないことと問題にして来なかったのではないか?私自身は、本当に幸運に、私立保育園に入れてもらえた。それは、園長の英断によるものだった。流山市内の園に入れないため、職場のある柏市など他市の公立保育園に入ることになったと聞いた人も何人かいた。幼稚園に入れても、幼稚園で「留年した」とか、「療育への参加を勧められ、ほとんど幼稚園に通うことがなくなってしまった」という話も聞いた。そういう状態を放置してきた。
ご承知のとおり、幼稚園は、市の許認可・管轄ではない。県である。だからと言って、市が何もしなくていいわけではない。私は、前回の流山市長選挙2023で、市内の保育園・幼稚園の園の現状をチェックし、共に改善策を検討し、改善を図るよう専門家を派遣する制度の実現を公約した。
廃園問題に関する説明会でも、流山市は、そのことの大切さを認め、「(管轄ではなくとも)これからは市内の幼稚園、保育園についてチェックしていきたい」という回答をもらった。しかし、2年前の説明会での話だ。
流山市が、就学前教育の重要性を認識しているなら、千葉県と協力しながら、
流山市内の幼稚園・保育園の「質」にもっと責任をもつべきだ。
さて、流山市立の附属幼稚園は、誰をも「選ばない」。
そして、市長の質(つまり、シーダーシップの質)が変われば、公立の学校の質が上がり、本物の「インクルーシブ教育」を行うことができるようになるだろう。
私は、附属幼稚園を視察させてもらった時、園長先生に、
「こちらでは、何人くらいの障がい児がいますか?」
と聞いたことがある。園長先生は、
「ここでは、そういう子どもの数え方をしたことがないので、わかりません。」
と答えられた。自分を恥じ入った。
こういう職員の質というものは、昨日今日で出来上がるものではない。仕事をしてきた人なら、わかるはずだ。それがどれだけの取り組みの積み重ねによって「当たり前」に変わるのか。簡単ではない。
こういった「子どもを選ばない」就学前教育の大切さを実践している附属幼稚園を私は
「流山市の宝」
だと思っている。だから、この園を簡単に手放してはいけないと強く思うのだ。
まだまだつづく。
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ホーム>政党・政治家>上田 恵子 (ウエダ ケイコ)>流山市立附属幼稚園廃園問題への上田の考え。その1。