2020/5/23
日本の、朝鮮半島の植民地化と中国東北部への侵略は明らかな事実であり、ついには世界を相手にしたアジア・太平洋戦争に突入し、2000万人を超すアジアの人々と310万人以上の国民を犠牲にしました。
旧日本軍による残虐行為の象徴とされるのが南京事件(1937年)です。3年前の12月に80年を迎えました。被害者数は、中国側は30万人と言っていますが、十数万人から20万人とする日本の学者もいます。いずれにしても虐殺があったことは事実です。同時に同年7月に北京郊外で発生した通州事件では、日本人が223名虐殺されていることも知っておく必要があります。南京事件は通州事件に対する報復だったのかもしれませんが、それにしても犠牲者が多すぎます。
戦争は一旦始まるとどんどん犠牲者が拡大します。火種は小さいうちに始末することが大切です。そのためには外交的努力を最大限尽くすべきと考えます。北朝鮮問題で、安倍政権はアメリカ追随の圧力一辺倒で外交努力が足りないと考えます。日本こそ、米朝、米中の仲介役を果たすべきと考えます。
誰でも自分の国を悪く思いたくないのは人情です。しかし、歴史の真実を認めない態度は歴史の誤りを繰り返すことになりかねません。元ドイツ大統領を務めたワイツゼッカー氏は、第2次世界大戦終戦40年を記念する演説で「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです」と述べています。過去の戦争を「侵略」と認めない歴史認識を糺(ただ)していくことは、日本を再び「戦争する国」にしないためにも重要と考えます。
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