2026/4/24
毎日新聞が配信したネット記事を読むと、武雄アジア大学のズレ感がますます際立つ。
財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会(財政審)で「私大は今後15年で4割減を」という厳しい結論が出ているとのこと。
背景にあるのは、18歳人口の減少、定員割れ、そして大学教育の質への疑問だ。
財務省が財政審に提出した資料の中で、定員割れ私大のシラバスに、小中学校や高校までに学ぶような内容の授業が見受けられるとの指摘も。
つまり国は、大学の数だけでなく、大学として何を教えているのかまで問い始めている。
そのような時代に、武雄市と学校法人旭学園は公費19億円を使って武雄アジア大学を作ってしまった。
結果、初年度の入学生は37人。定員140人の大学として出発した現実を、推進した皆さんはどう受け止めているのか。
しかも、もう新年度は始まっているはずなのに、武雄アジア大学のシラバスが十分に見えてこない。
大学として、何をどう教えるのか。この一番大事な部分が伝わってこない。
ところが当の武雄アジア大学の発信は、「学長が園遊会に招待されました」「ランチタイムコンサートを開きます」という教学内容とも関係のない話題が並ぶ。
そして、もう一つ深刻なのは19億円投入の意思決定をした武雄市の沈黙である。
小松政市長は3月末の記者会見で「武雄アジア大学の大幅な定員割れについて、市民の皆さんが不安に感じるはずなので、説明を尽くしたい」という発言をしていた。
しかし、4月が終わろうとしている今も、具体的な説明もアクションも見えてこない。
国では、私大の縮減と大学の教育の質が危機感をもって議論されている。
一方、武雄では、定員割れの新大学がのんびりと意図不明な発信を続ける。
そして武雄市は、説明を尽くすと言ったまま動かない。
武雄だけ、違う国の話をしているのだろうか。このズレ感は、さすがに大きい。



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