2026/6/6
高知とともに歩む「清水おさむ」です
本日、市民の皆様の信頼を大きく揺るがす、極めて深刻なニュースが報道されました。
「高知市が管理する公共施設のうち、全体の約15%にあたる89施設において、法律で義務付けられた法定点検が実施されていなかった。なかには20年以上にわたり放置されていた施設もあった」
この報道を受け、私にも「子どもが通う施設は大丈夫なのか」「なぜこれほど長い間、誰も気づかなかったのか」といった、不安と怒りが混ざった切実な声が寄せられています。
議員として、そして何より一人の市民として、今回の事態は「市民の安全を軽視した重大な組織的過失」であると指摘せざるを得ません。
1. 判明した事態の深刻さ:何が放置されていたのか
今回明らかになった行政の管理不届きは、想定を遥かに超えるずさんなものでした。
対象施設の多さと広がり: 市が保有する施設全体の約15%、実に89施設という膨大な数で点検が形骸化、あるいは完全に未実施でした。これらは公民館、ふれあいセンター、スポーツ施設、福祉施設など、市民の皆様が日常的に利用する場所ばかりです。
20年超におよぶ信じがたい放置: 最も象徴的かつ深刻なケースでは、20年以上もの間、一度も法定点検が行われていませんでした。 四半世紀近く、重大なリスクが見過ごされ続けていたことになります。
命に直結する点検項目の見逃し: 未実施だった点検には、建築設備や火災時の命綱である防火設備、建物自体の「構造安全性の確認(建築基準法に基づくもの)」などが含まれていました。
「結果的にこれまで大事故が起きなかったから良かった」という話では決してありません。一歩間違えれば、利用者および一般公衆の命が奪われる事態につながっていた可能性があったのです。高知市は、行政として最も基本的な「公の施設を安全に維持管理する」という責任を完全に軽視していたと言えます。
2. なぜこのような事態が長年放置されたのか?
第一に、「所管部局任せの縦割り管理」が挙げられます。施設を管理する部署がそれぞれ独自に管理を行っており、市役所全体として「どの施設が、いつ、何の点検を受けるべきか」を一元的に統括・監視する仕組みが機能していませんでした。
第二に、「コンプライアンス(法令遵守)意識の著しい欠如」です。「法律で義務付けられている」ということの重みを、組織全体が過小評価していたと言わざるを得ません。「予算がないから」「人手が足りないから」と言い訳をする前に、法律を守ることは行政として大前提のはずです。
第三に、「人事異動に伴う引き継ぎの不徹底」です。数年おきに行われる異動の際、過去の点検履歴や、その施設に必要な法的義務が次代の職員に正しくバトンタッチされていませんでした。属人的な管理に頼り切っていたツケが、今回の「20年放置」という結果を招いたのです。
3. 議会としての対応
今回の発表によって、来たる6月12日開会の6月議会では、市長をはじめとする執行部に対し、本会議場での個人質問および所管の総務常任委員会において、同僚議員から厳しい追及および再発防止対策が議論されるものと思います。
安全・安心な高知市を取り戻すために
公共施設は、市民の皆様が納められた大切な税金によって建てられ、維持されている「地域の財産」です。そして何より、そこを訪れる人々にとって「安全な場所」でなければなりません。その大原則が崩れていた今回の事態を、私は非常に重く受け止めています。
桑名市長の市長選でのスローガンは「チェンジ」でした!
この危機を単なる不祥事で終わらせるのではなく、高知市の古い行政体質を根底から変革する「転換点」にしなければなりません。市民の皆様が、何の不安もなく市内の施設を利用できるようになるまで、同僚議員ともども議会として監視の目を光らせてまいります。
皆様が日頃から感じている不安や、市政に対するご意見・ご要望がございましたら、どうぞお気軽にお寄せください。皆様の声をカタチにし、安全な高知市を共につくってまいりましょう。
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