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越田 けんじろう ブログ

【川西だけが分割されたことは誠に遺憾です】

2022/6/17

昨日、衆議院選挙区画定審議会より、衆議院小選挙区選出議員の選挙区の画定案の勧告が出され、川西市の清和台・けやき坂を中心した地域が、兵庫県第6区から第5区へ編入される内容となっています。

一票の価値は民主主義の根幹にかかわるものであり、一票の格差を是正する取り組みについては評価します。

ただ、川西市は、平成29年度の選挙区割りの変更により市域が兵庫県第5区と第6区に分割されており、その解消を求めてまいりましたが、今回の勧告には私たちの想いや願いが一切考慮されない結果となっており遺憾です。

本来、一票の格差の解消は、特定の選挙区のみを調整して実施するものではなく、兵庫県内の全ての選挙区を見直すことで実現しなければならないものです。それにもかかわらず、既存の区割りを前提に変更を行った今回の見直しは、川西市のおける選挙区の分割を固定化させるとともに、今後の区割りの見直しの際にも、川西市のみが変更を余儀なくされることが安易に想定されます。

以下、今回の見直し案に関する問題点を列挙します。

1.まじめに選挙区の全体の見直しを検討した形跡は見られず、手間がかかる本質的な議論を避けた印象。1票の格差を、今回わずかだけでも解消すればよいという「お役人的発想」による決定。

2.本来暫定的であるべき市内の分割を固定化させることにつながる。前回の見直しに当たっては、今回の見直しが予定されており暫定的な措置であったはず。分割の解消を求める声を一切考慮していない内容。

3.今後の見直しに際し、同様のことが行われる可能性があるということ。1票の格差を解消するための調整を川西市民だけに押し付けるという発想。

4.選挙では1票の格差解消と同様に、候補者を選ぶための情報コストを下げる必要がある。同じ市内で道を挟んで候補者が違う。川西能勢口駅前で演説している政治家のチラシをとったら、投票できない政治家ということが頻繁に起こる。選挙の実情を知らない決定。

5.地勢的な問題として、川西市は南北に長く、南側に中心市街地がある。第6区から少しずつ5区に編入されることは、現実として地域の疎外感につながっている。市民の気持ちに寄り添わない決定。

6.選挙事務が煩雑になる。人口15万人の川西市で2つの選挙を同時に実施することとなる。選挙事務は2倍。期日前投票所も1か所で2投票所設ける必要があるなど、手間も人でも2倍になる。選挙事務を知らないことが明らか。

本当に力及ばずで申し訳ありません。

正直、選挙区の見直しについては、それぞれの政治家の利害にかかわるため第三者性が求めれます。一度勧告が出た以上、速やかに法制化がなされますし、そこに異議を挟む国会議員は少ないと思いますし、そうであるべきです。

ですので、今回は勧告が出た以上、それを受け入れるしか選択肢がありまえんが、抜本的な選挙区の見直し、選挙区見直しに関する広報の支援、選挙事務の負担が著しく増加することへの特段の配慮を求めます。

個人的には、比例代表をなくして完全選挙区にすれば、大都市以外の選挙区の分割は避けられますし、地方の選挙区も維持できると思っています。もしくは、ドイツ型の小選挙区比例代表併用制(議席数は比例代表が基本。選挙区で勝った人には確実に議席が与えられる。欠点としては定数がその選挙によって異なる)

いずれにしても、お金のかからない選挙や、政党主体の選挙、住民の意思による政権交代が可能な政治を目指した政治改革から約30年。そろそろ抜本的な見直しが必要だと個人的には感じています。

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著者

越田 けんじろう

越田 けんじろう

選挙 川西市長選挙 (2022/10/16) - 票
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川西市

肩書 川西市長
党派・会派 無所属
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