2026/4/26

【2026年度から始まった学校給食無償化と、県内で見えてきた“食材費の差”】
2026年度から、公立小学校の給食無償化が全国的にスタートしました。
この制度では、国が児童1人あたり月額5,400円を負担し、それを超える部分については保護者または自治体が負担する仕組みとなっています。
岡山県内の自治体においては、現時点で確認できる限り、すべての自治体が保護者負担を求めない「完全無償」での給食提供を行っています。
【倉敷市の取り組みと給食費の内訳】
倉敷市では、1食あたり50円を市が負担する形で対応しており、年間約2.3億円を予算化しています。
また、岡山県内の各自治体の「食材費(1食あたり)」を比較すると、
・新庄村:305円
・吉備中央町:400円
といった差が見られます。












倉敷市は1食あたり約350円で、県内では9番目に高い水準となっています。
この数字だけを見ると、倉敷市の給食は一定程度の水準を維持しているとも言えるかもしれません。
【なぜ自治体ごとに差が出るのか】
では、なぜ同じ県内でもこれほど食材費に差が生まれるのでしょうか。
その背景には、いくつかの要因が考えられます。
・地元で安価な食材が調達できるか?
・食材が個別調達か?、一括調達か?
・食材配送費の違い
・規模の経済(児童数の多寡)
・食育方針の違い
単純に「高い=良い」「安い=悪い」とは言い切れず、各自治体の方針や地域事情が反映されていると考えられます。
【県内議員の協力による給食写真の比較】
今回、このテーマを考えるにあたり、岡山県内の複数の議員の皆さんにご協力いただき、各自治体の小学校給食の写真を収集しました。
※特別なメニューやカレーの日などは避け、できるだけ通常日の給食をお願いしています。
ご協力いただいた皆様には、この場を借りて感謝申し上げます。
【写真比較の位置づけについて】
もちろん、今回の写真は各自治体「1日分」にすぎません。
そのため、これだけで給食全体の質や傾向を評価・比較することはできず、統計的にも適切ではありません。
あくまで「現場の一断面」として、ご覧いただく参考資料です。
【見えてくるものと、感じること】
11市町村の小学校給食の写真を並べてみると、同じ県内でも内容や構成に違いがあることが分かります。
ただ、給食の質については大きな差はないように感じます。食材費の差は、地元で安価な食材を調達できる環境や工夫の差ではないでしょうか?
例えば、倉敷市は児童数が多く、スケールメリットがある反面、一定の量の食材を確保するのが困難という面があります。特に野菜等の青果物の大量確保が難しいという課題があると思います。その対策として、学校給食会をつくり、共同購入で安価に安定的に野菜を調達してきています。
また、私自身が子どもの頃を振り返ると、給食はパンが中心でしたが、デザートや果物が付くことも多かった記憶があります。
近年は食材費の高騰の影響もあるのか、デザートや果物が「特別な日」に限られるケースも増えているように感じます。
【皆さんはどう感じますか?】
今回の比較を通じて、改めて感じたのは「給食のあり方は地域によって差があるが、それぞれの自治体は地域の特性を生かして、安価で美味しい給食づくりに努力されている」ということです。
食材費の高騰の中、公立小学校給食の無償化がスタートしましたが、給食の質を守ることが、私たち政治家に求められると思います。
ぜひご意見・ご感想をお聞かせください。
#倉敷市議会 #倉敷市議会議員 #給食
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>さいとう 武次郎 (サイトウ タケジロウ)>岡山県内自治体の小学校給食食材費の差はなぜ?【倉敷市議会議員】2026.4.27