2025/9/22
鶴岡市の財政は赤字で危機なのか?解説してみた。
〜検証!鶴岡市の財政〜
鶴岡市議会の自民系最大会派の創政クラブだよりという議会報告で、
「8年間の鶴岡市政の検証と活力ある未来につなぐ「提言」という見出しで
赤字額は13億8千万円 市町村合併以降過去最高額に!!

と、あたかも財政が厳しいような印象がもたれる文言が並んでいます。
果たして鶴岡市の財政は厳しいのか? 検証してみました。
そもそも財政が健全化どうか、というのは、単年度の赤字など、実質単年度収支で、判断することは不可能です。
そこで、財政健全化については、法律に基づいて全国共通の指標が定められています。
中でも、「実質公債費比率」は、2007年に制定された地方公共団体の財政の健全化に関する法律(財政健全化法)」において、財政の健全性を判断するための重要な指標の一つとして定められています。
この法律では、以下の4つの指標を「健全化判断比率」として定めています。
これらの指標は、各地方公共団体が毎年度の決算時に算定し、議会への報告と公表が義務付けられています。
実質公債費比率が国の定める「早期健全化基準」(25%以上)や「財政再生基準」(35%以上)を超えた場合、その団体は財政健全化計画の策定を義務付けられるなど、国や都道府県の関与が強まります。
では、鶴岡市のR6年度の実質公債費比率はどのような値でしょう。
鶴岡市のR6 年度の実質公債費比率は7.9%です。
この値は、財政的には健全 という値です。
県内の自治体では、鶴岡市6位、山形市5位、酒田市9位、米沢市10位というランキングであり、決して財政危機などというものではありません。
したがって、「財政が危機」などという根拠はどこにもありません。
9月議会では、創政クラブ側の質問に対して、鶴岡市長が、「実質公債費比率は7.9%であり、財政的には健全で問題ありません」と答弁をしています。
「創政クラブだより」の問題は、こうした市長や当局答弁を全く記載せず、国の定める財政指標である、実質公債費比率の値を全く記載していない点であります。
この事だけをとっても、市民に不当な印象操作を与える記事となっています。
また、13.8億円の単年度の赤字については、事実であるものの、内容についてきちんと説明されるべきです。
13.8 億円の赤字の理由は、
1)昨年7月に発生した水害の対応について、全国の水害と比較して小規模であったがために国からの特別交付税が認められず、また、過去3番目に規模が大きい豪雪による除雪費が発生したこと。これらに約9億円(8.9億)支出。
2)全国の自治体共通の、物価高騰、人件費高騰で、委託料が高騰したこと。これに11億円(10.6億円)支出。
1)と2)とあわせて約20億円の出費を一般財源から繰り出さねばならなかったこと。
が要因です。これは、誰が首長であっても避けられない、いわば、不可抗力の出費でありました。
「お隣の酒田は水害があったけれどもR6年度決算は黒字だった」と、これも創政クラブの議員が9月一般質問で述べていましたが、酒田市では水害が大規模だったので前年比で約17億円、国からの特別交付金が多かったのです。鶴岡市では前年度比約7000万円減額の値でした。
市はこの出費に対して、これまで貯蓄してきた財政調整基金(貯金)を17.5億円、取り崩してそれに充当しました。
しかし、基金の取り崩し後の残高は、合併当初の2.7倍で、県内最大の水準です。
。
こうした事は、9月議会で明快に皆川市長が述べているのです。
https://www.youtube.com/watch?v=wZwk1ClYt2Y
しかし、この13.8 億円 の内容という、肝心要のことを、「創政クラブだより」は
全く記載していませんでした。
これらの事について、生成AI に入力して確認したところ、以下の結論がでました。
「創政クラブだより」は、財政の健全性を示す重要な指標を省略し、単年度の赤字額といった特定の情報を強調することで、鶴岡市の財政が危機的状況にあるかのような誤った印象を市民に与えようとした、意図的なフェイク情報であると判断できます。
「創政クラブだより」は意図的なフェイク情報である。
それが結論であります。
自民党の最大会派である創政クラブが、市長選挙や市議会選挙の直前に、市民の税金で賄われる政務調査費を使って、ほぼ鶴岡市全戸4万世帯に 山形新聞などに折り込みをした議会報告は、鶴岡市の財政が危機的状況にあるかのような誤った印象を市民に与えようとした、意図的なフェイク情報であった。
これは、重大な問題である。と判断をしました。
鶴岡市民の皆さん、この事実をお踏まえ下さい。よろしくお願いいたします。
実は、私は、この案件については、9月議会最終日前、9月17日の擬会運営委員会で
こんな追及もしておりました。
創政クラブの議員の質問で述べた公債費負担比率、19.8%という値が、この間出回っていた市職員OBの会発行の怪文書にしかなかったという事実や、「創政クラブだより」が、その怪文書と酷似していたという問題について、追及したものです。こちらもぜひご覧下さい。
note記事
私はこのような、市民を欺く印象操作、フェイク情報は絶対に許せません。
それも、政務調査費を使った議会報告紙面で。
鶴岡市民のみなさん、ダマされないでください。
選挙は正々堂々とやりましょう!
ご意見、ご質問ある方はいつでもお問い合わせを。
よろしくお願いいたします。
文責 鶴岡市議会議員 草島進一 2025.9.22
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>草島 進一 (クサジマ シンイチ)>鶴岡市の財政は赤字で危機なのか?解説してみた。