2021/9/25
【犬伏さん、生命保険入ってる?何、死ねと!by JTB経理課長】
日本最古、最大手旅行会社であるJTBが本社ビルと大阪の自社ビルを売却すると発表いたしました。史上空前の1000億円を超える赤字をかかえ、資本金を減資して中小企業になっただけでは資金が足らずか、ついに本丸を売り300億円を調達いたしました。
実はJTB、私の人生に大きな影響を与えた会社です。
私は、昭和54年22歳のときから平成14年まで旅行会社を経営していました。昭和58年からは、日本交通公社(当時)の代理店として、JTBの看板を掲げて、社員はJTBの社員章をつけ、JTBマークの名刺を持っていました。
最盛期に6つあった旅行店舗は、全てJ TBカラー一色でした。また、JTB協定旅館連盟四十周年記念総会では、宿泊券売上全国2位を受賞するなど、毎月JTBに1億円以上を支払っていた優秀代理店でもありました。(法改正で途中から名称が特約店)
ところが、平成13年9月11日の同時多発テロにより、会社の業績は激減し、JTBからは支払いサイトの短縮など厳しい条件を突きつけられました。
なんとか会社再生を願って、顧問弁護士と共に再建策を探る為J TBに向かいました。対応した女性経理課長さん(JTB内では、社長の愛人との噂あり)は、再建の為支払い延期を求める私に、なんと
「社長、生命保険入ってますか?」
と聞いたのです。万一、私が自殺でもしたら大変、と聞いたのでしょうが、これには弁護士が机を叩いて怒りました。
「あんたらJTBは、犬伏とビジネスを継続したいのか、殺したいのか❗️」と。
結局、JTBは譲らず、契約を解除し会社は倒産。JTBは私と会社に債務を支払えと東京地裁に訴え、裁判官からの和解勧告で結審いたしました。
JTBに対する会社の債務を連帯保証人である私が15年で払う代わりに減額する、との和解でした。今から5年ほど前に全額弁済が終わり、JTBの弁護士に完済の報告と時間がかかった事のお詫びの電話を入れましたら、弁護士さんから涙声でお祝いの言葉を頂きました。
「今まで、債務を負けてくれとか、払えないとの電話はよく受けたが、完済の連絡と詫びの電話はあなたからが初めてだ。是非頑張ってください」と。
自己破産せずに、支払い続けてよかった、と感じた瞬間でした。
そのJTBがなんと、債務超過で本社ビルなどを売却するとの今回のニュースは実に感無量であります。大企業ですからJTBの社長さんは債務を払うことはないので、私とは違いますが、なんとも複雑な想いです。
JTBの社員より、余程「JTB愛」が強かった私ですが、時代に乗り遅れ「Jじいちゃん、Tとうちゃん、Bばあちゃん」相手の商売から抜けきれなかったガリバー企業の終焉を見届けたいと思っています。
なんとか生き残れよ、JTB❣️


この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>いぬぶし 秀一 (イヌブシ ヒデカズ)>【犬伏さん、生命保険入ってる?何、死ねと!byJTB経理課長】日本最古、最大手旅行会社であるJ...