2026/6/13

昨年9月の豪雨は、大田区の台地部の上池台地域などで、浸水被害をもたらしました。
私の上池台事務所も浸水したこともあり、東京都下水道局が開催した豪雨対策の説明会は、4回すべて参加しました。
説明会に参加して、分からなかったこと、さらに知りたかったことが出てきたので、
下水道局のご担当に質問させていただいたところ、
わざわざ、大田区議会までお越し下さり、
丁寧に説明していただきました。
末尾に質問項目を掲載します。
お答えいただいて、
勉強になったのが、
東京都が、雨水が地下浸透しない地表の面積を8割と設定していたことです。
残りの2割の地表に降った雨が、地下浸透する計算です。
この前提で、50mmの雨が降っても、地下浸透しない8割が、下水管に流れ出ることになります。
下水管からあふれ出ないよう、
50mmまでの雨は、河川を整備し、下水道管に受けることで対応できるようにし、
プラス25mmを、地下調整池など貯留施設で貯めることで対応し
さらに激しい雨が降った場合のために、
プラス10mmを、個人宅の貯留タンク設置や、民間事業者や官公庁へ貯留槽の設置
をしようとしています。
豪雨対策と言うのは、地下浸透しない雨水を、どうやって下水管からあふれ出ることなく、
河川や海に放出するかの対策だということです。
そこで、気になったのが、2割を土と想定していることです。
近年さらに都市化が進み、駅周辺の商業地域や工業地域はほとんどが、建物とコンクリートで覆われていますが、住宅地域も、マンションはほとんど、土がありませんし、戸建ても、建物と駐車場がほとんどになっています。
2001年に出された、東京都環境科学研究所ニュース32号に、
1991年の数字で、東京都の被覆率は区部では82%、市部で53%と推定されると
書かれています。
この頃から、都市計画や建築規制が緩和され、
東京の都市部はさらに密集してきました。
8割と言う数字は、
区部と市部の平均とおっしゃっていましたが、
だとすれば、区部に降った雨は、8割よりさらに地下浸透せず、下水管に流れ込むことになります。
昨年の浸水で、浸水した水が、きれいだったという印象を持っていたのですが、
同じように浸水した方も、水がきれいだったから、助かった、とおっしゃっていました。
下水管からあふれ出た、というより、
地下浸透しなくなったため雨水が一気に低地に流れ込み、
下水管に流れ込む間もなく、道路から家屋等に入り込んだ、という表現がよりふさわしいかもしれません。

たのみの公園は、3.8㎢で区の総面積の6.2%ですが、
都市公園法の改正に伴い、
大田区は、条例で、公園面積の50%まで、スポーツ施設、12%まで建物の整備を可能にしてしまいましたから、
雨水の地下浸透を以前より期待できなくなりました。
公園の下や学校の校庭の下に、貯留槽を設けようという計画もありますから、
そもそも、雨水の地下浸透の期待をしていないのかもしれません。
大田区道総延長774kmのうち、整備されるのは年0.5%、区内の道路は区総面積の11% | 奈須りえオフィシャルホームページ
https://nasurie.com/report/community/city-planning/13446/
この8割と言う数字をどう算定しているか、下水道局からお答えいただくことにしています。
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