2026/7/31
こんにちは、長砂しんやです。
7月31日現在、大山崎町では「親子関係形成支援事業」の受託事業者の募集をしています。
その事業内容として示されているのが、「トリプルP(前向き子育てプログラム)」を用いた連続講座です。
また、今回の公募では、本事業でメインの指導を行う講師について、トリプルPの「認定プロバイダー資格」を有していることが応募資格として明記されています。
「トリプルPって何?」「資格なの?プログラムなの?」と疑問に思ったので調べてみました。
そこで今回は、大山崎町が取り組む「親子関係形成支援事業」と、そこで活用される「トリプルP」について、わかりやすく紹介します。
トリプルP(Triple P)は、英語の「Positive Parenting Program」の略称で、日本語では「前向き子育てプログラム」と呼ばれています。
オーストラリアのクイーンズランド大学で開発された、保護者を対象とする子育て支援プログラムです。
子どもの発達や行動に応じた、より前向きで効果的な子育ての方法を保護者が学ぶことを目的としており、親子のコミュニケーションや、子どもの問題行動への対応などについて、具体的な方法を身につけていくことが特徴です。
たとえば、子どもの良い行動に注目して褒めること、分かりやすいルールを設定すること、親子の間で一貫した関わりを持つことなど、日常の子育てで実践できる具体的な方法を学びます。
また、親の養育行動や育児に関するストレス、子どもの社会的・情緒的・行動面などについて、複数の研究・分析による効果検証が行われています。
そのため、単なる「子育ての経験談」ではなく、研究に基づくエビデンスが蓄積されている子育て支援プログラムの一つといえます。
結論からいうと、トリプルPは資格そのものではなく、標準化された子育て支援プログラムです。
一方で、そのプログラムを正式に実施するためのトレーニングや認定の仕組みがあります。
大山崎町の今回の公募では、本事業でメインの指導を行う講師について、「トリプルPの認定資格(認定プロバイダー資格)」を有していることが応募資格として明記されています。
また、応募時には担当講師の「トリプルP認定証」の写しの提出も求められています。
つまり、今回の大山崎町の事業では、誰でも自由にトリプルPを名乗って講座を実施するというのではなく、所定の認定を受けたプロバイダー資格を持つ講師によってプログラムを実施することが求められているわけです。
なお、今回の公募では、過去に地方公共団体等でトリプルPを用いた講座を実施した実績、または類似の子育て支援事業の実施実績があることも望ましいとされています。
では、なぜ大山崎町は今回の「親子関係形成支援事業」にトリプルPを活用するのでしょうか。
大山崎町の公募ページでは、この事業の目的について、
を挙げています。
そして、その具体的な方法として、「トリプルP(前向き子育てプログラム)」を用いた連続講座を実施するとしています。
つまり、今回の事業では、保護者が子どもとの関わり方や子育てについて学ぶ機会をつくることで、より良い親子関係を築くことを目指していると考えられます。
トリプルPには、親の養育行動や育児に関するストレス、子どもの行動面などについて、複数の研究や複数の研究をまとめた分析による効果検証があります。
もちろん、どのような家庭にも同じ効果が現れると単純に言えるわけではありませんが、長年にわたって研究が行われ、一定の根拠が蓄積されていることは、子育て支援のプログラムとして注目される理由の一つです。
今回の大山崎町の公募では、「児童虐待の未然防止や子育て家庭の孤立化を防ぐこと」が事業の目的として明確に示されています。
子育てに悩みや不安を抱えていても、誰に相談すればよいのか分からなかったり、自分だけで悩みを抱え込んでしまったりすることがあります。
今回の事業では、トリプルPを用いた連続講座に加えて、参加保護者へのファシリテーション、個別相談への対応や助言も行うこととされています。
また、大山崎町が策定した「第3期大山崎町子ども・子育て支援事業計画」でも、親子関係形成支援事業について、子育てに悩みや不安を抱える保護者と子どもに対して、講義やグループワーク、ロールプレイなどを通じて情報提供や相談、助言を行う事業と位置づけています。
同じ悩みや不安を抱える保護者同士が相談・共有し、情報交換できる場を設けることも、事業の重要な要素とされています。
今回の公募では、1コース4回以上の連続講座を実施することとされており、単発の講演会ではなく、継続的に子育てについて学ぶ機会が想定されています。
また、講師によるファシリテーションだけでなく、個別相談への対応や助言、参加者アンケートやプログラムの評価を含む実施報告も業務内容に含まれています。
子育てに悩みや不安を感じている家庭に対して、知識を一方的に伝えるだけではなく、保護者自身が具体的な子どもとの関わり方を学び、必要に応じて相談できる仕組みをつくろうとしている点が、この事業の特徴といえそうです。
大山崎町で事業者の公募をしている「親子関係形成支援事業」にて、その中核的なプログラムとして採用された「トリプルP(前向き子育てプログラム)」。認定プロバイダー資格を持つ講師による講座を通じて、保護者が子どもとのより良い関わり方を学び、親子関係の形成を支援することが目指されています。
町が掲げる「児童虐待の未然防止」や「子育て家庭の孤立化の防止」という目的に対して、こうした具体的なプログラムがどのように活用されていくのか、今後の取り組みに注目したいところです。
子育て中の方にとってはもちろん、大山崎町の子育て支援策に関心のある方にとっても、今後どのような講座が実施されるのか、ぜひ注目していきたいですね。
以下、公式ホームページの転載です。
https://www.town.oyamazaki.kyoto.jp/annai/fukushika/jidofukushikakari/kosdatesiennjigyou/11563.html
【公募のお知らせ】「親子関係形成支援事業」の受託事業者を募集します
子育て支援関連の事業者の皆様へ
大山崎町では、子育て家庭の不安解消や良好な親子関係の形成をサポートする「親子関係形成支援事業」を新たに実施いたします。
これに伴い、本事業の企画・運営を委託する事業者を公募いたします。専門的な知識や、類似事業の実施実績をお持ちの事業者様からの積極的なご提案をお待ちしております。
業務の目的
保護者が適切な育児知識を学び、親子関係の形成を促すためのプログラムを実施することで、児童虐待の未然防止や子育て家庭の孤立化を防ぐことを目的とします。
業務内容
1.「トリプルP(前向き子育てプログラム)」を用いた連続講座の企画・準備・実施(実施回数:1コース全4回以上で実施すること。)
2.参加保護者へのファシリテーション、個別相談対応および助言
3.実施報告書(参加者のアンケート結果やプログラムの評価等を含む)の作成・提出
4.その他、本事業の目的達成のために大山崎町が必要と認める業務委託期間
契約締結日〜令和9年3月31日まで
委託上限額
223,000円(消費税及び地方消費税を含む)
※上記金額には、講師(ファシリテーター)謝金、交通費、参加者用ワークブック等の教材費、事務用品費、その他事業実施に必要な一切の経費を含みます。これを超える提案は無効とします。
応募資格
本事業に応募できる者(個人または法人・任意団体)は、次に掲げる要件をすべて満たす者とします。
1.有資格者の配置:本事業においてメインで指導を行う講師が、「トリプルP(前向き子育てプログラム)」の認定資格(認定プロバイダー資格)を有していること(※個人の場合は本人が有していること)。
2.実績:過去に地方公共団体等において、トリプルPを用いた講座の実施実績、または類似の子育て支援事業の実施実績があることが望ましい。
3.地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと。
4.暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条に規定する暴力団、または暴力団員と密接な関係を有する者でないこと。スケジュール
応募書類の提出期限:令和8年8月5日(水)17:00必着
結果通知:令和8年8月7日(金)
契約締結・業務開始:令和8年8月中旬以降応募方法および提出書類
以下の書類を作成し、提出期限までに持参または郵送にて提出してください。
1.事業企画提案書(任意様式:プログラム構成、スケジュール等を記載)
2.経費見積書(任意様式:総額223,000円以内であること。ワークブック代の内訳も記載すること)
3.担当講師の「トリプルP認定証」の写し および 履歴書
(法人の場合)定款、登記事項証明書
4.過去の事業実施実績がわかる資料提出先
(持参の場合)
福祉課・児童福祉係 (1階7番窓口)
(郵送の場合)
〒618ー8501(住所不要)
大山崎町役場福祉課児童福祉係宛
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