2026/7/5
現在、日本では物価高が続き、多くの国民が生活の負担を感じています。
政府は物価高対策として、食料品の消費税率を2年間限定で1%に引き下げ、その後は給付付き税額控除へ移行する方向で議論を進めています。しかし、私はこの政策だけでは十分な効果は期待できないと考えています。
その理由は、消費税の引き下げが期限付きであり、終了後には税率が元に戻るためです。また、給付付き税額控除は所得などの条件によって対象が限定される可能性があり、すべての国民が同じ恩恵を受けられるわけではありません。
私がより重要だと考える物価高対策は、「円安を是正し、円高へ近づけること」です。
現在のような円安では、海外から輸入する食料やエネルギー、原材料の価格が上昇し、それが国内の物価を押し上げています。逆に円高になれば、輸入価格は下がり、企業のコスト負担が軽減されます。その結果、商品の価格上昇を抑える効果が期待できます。
例えば、1990年代にはコンビニのおにぎりが100円前後で販売されていた時代がありました。当時は現在より円高水準でした。もちろん物価は為替だけで決まるものではありませんが、円高は輸入原材料の価格を下げるため、食品価格の安定につながる可能性があります。
では、どうすれば円安から円高に転換できるのでしょうか。
私は、日本政府が財政運営に対する市場の信頼を高めることが重要だと考えています。
現在、政府は半導体など成長分野への大型投資を進めていますが、その一部は国債発行によって賄われています。私は、将来性のある投資自体には賛成です。しかし、その財源を新たな借金だけに頼るのではなく、まず既存予算を徹底的に見直し、無駄な支出を削減して財源を確保する努力を優先すべきだと考えます。
民間企業でも、新しい事業へ投資する際には、まず既存事業のコスト削減や経営改善によって利益を確保し、その利益を成長分野への投資に充てることが一般的です。私は、日本政府も同じ考え方を取り入れるべきだと考えています。
例えば、財務大臣を中心に各省庁の予算を総点検し、無駄な歳出を削減して成長投資の財源を確保できれば、財政運営への信頼が高まり、市場からもより前向きな評価を得られる可能性があります。
実際、カナダでは1990年代に財政悪化に直面しましたが、歳出改革などを進めた結果、財政の改善を実現した事例があります。このような成功例も参考にしながら、日本も財政の健全化と経済成長を両立させる改革を進めるべきではないでしょうか。
物価高対策は、一時的な減税だけでは十分ではありません。円安の是正、財政への信頼回復、そして持続可能な経済成長を同時に実現することこそ、日本の物価高を根本から解決する道だと私は考えています。
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ヨシダ タカヨシ/46歳/男
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